日刊短歌(2023年 その1)
*4月3日 お題【コーヒー】
快晴を突き刺す風の如きかな ほろ苦き熱を飲み干す刹那
黄昏の恵みの雨の雫の音 薫り煙れば心も躍る
今日もまた「お待ちどうさま」聞けたから エスプレッソに砂糖を混ぜる
駅前のベンチの隅に腰を掛け 缶コーヒーは待ち人の味
喫茶店 酸いも甘いも知る人に訊ねし恋の味覚は苦く
カフェオレとどっちにすると君は問う 時間よ止まれと僕は答える
月曜日 何でもない日にご褒美を 甘味と溶けて広がる幸せ
快晴を突き刺す風の如きかな ほろ苦き熱を飲み干す刹那
黄昏の恵みの雨の雫の音 薫り煙れば心も躍る
今日もまた「お待ちどうさま」聞けたから エスプレッソに砂糖を混ぜる
駅前のベンチの隅に腰を掛け 缶コーヒーは待ち人の味
喫茶店 酸いも甘いも知る人に訊ねし恋の味覚は苦く
カフェオレとどっちにすると君は問う 時間よ止まれと僕は答える
月曜日 何でもない日にご褒美を 甘味と溶けて広がる幸せ