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いにしへの詩

悲痛


私は生きていて良い、のだろうか
誰が頼んだわけでもないのに
私は奇しくも此処にいる

過ぎる時間と対照的に
世界から切り取られてゆく自分自身
もはや恐れなど無い
そんなものでさえ
虚構でしか無いのだから

空が晴れている分だけ不幸せ
その癖誰かが泣いてると嬉しくて
何処かで自分を守りたがっているもう一人の自分が
堪らなく儚くて憎らしくて
それでいて愛らしくて……
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