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日刊短歌 2025年

*2月21日 お題【三月】

二人して旅した思い出詰め込んだ卒業アルバム最後の一枚

目を閉じて開いて閉じているうちに春の嵐は時をも襲う

お別れをするまであとちょっとあるからあなたに宛てて手紙を書くの

過ぎ去った日々の結晶どこにある 受験番号何度も探し

春風に髪をなびかせ笑う君 「じゃあまたね」って日々にサヨナラ

ごほうびにいちごのケーキを食べました 甘酸っぱさは少女にも似て

ぼんぼりに灯りをつけてひな飾り照らす光に願いを込める

スーパーで入荷したばかりのアサリ 汁物にして春を味わう

生き物の気配が増えるこの季節 私の終わりに相応しかろう

菜の花に目を奪われて春が来た 冷え切った心を融かす春が

春キャベツのサラダを作ってみたよとはにかむ君と迎える弥生

道端のすみれの花の美しさスマホに閉じ込め仕事にダッシュ

君だけにあげたの 本当 嘘じゃない ほんとのほんとに本命のチョコ

「はい、これ」とぶっきらぼうに渡されたマシュマロに潜む真意を測る

進級に進学、就職 ちょっと前までの私が歩いたレール

遅咲きの梅が香って呼び出され桜が散れば去りゆく春よ

花よりもお団子よりも君が好き 何でもかんでも恋の口実

青空に放り出された花びらはやがて踏まれて土へと還る

お疲れを言う暇も無く別れの日 制服の君に会う最後の日

山菜といえばふきのとうでしょう 雪融けの味を天ぷらにして

三月の別名は弥生 桜月 花月ともいう 美しき春

粉雪が冬を再び連れてきて梅と奏でるインテルメッツォ

世の中に別れの歌は多くある 出会いの歌はどれくらいある

もう二度と君との楽しいこの日々は訪れないか 青春哀歌

雪月花 三者相見える夜にひとり涙を流して眠る

寒すぎる あったいかも ちょい寒い 三寒四温で春へと進め

これからは日が長くなる 嬉しいね 朝が来る度明るさに笑む

ああ眠い もう少しだけ寝ていたい 暁を覚えたいものですな

あたたかくなってきたから早朝のジョギングを再開しようかな

この寒さおそらく春のプレリュード だって今日って三月ですよ?
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