日刊短歌 2025年
*1月19日 お題【バレンタインデー】
「寒いね」と言い合える人がほしくって甘い想いを固めて包む
甘いのは得意じゃないと聞いたからほろ苦い味のレシピを探し
そわそわと靴箱の中を覗き込む バレンタインの予行演習
贈り物するのはいつでもいいけれど理由を勇気の代わりにするの
このチョコはただ私のためだけのもの また一年を生き抜くための
世界から集まってくるチョコレート 宝石探しにデパート出かけ
「チョコレートそんなに買ってどうするの」「コミュニケーションツールにするの」
大量に作ったチョコの試作品 友チョコにして配って回る
一粒のチョコを味わう一瞬で 私の想いは報われますか?
バレンタイン それはチョコレートが通貨になって想いを売り買いする日
ほろ苦い板チョコ食んで考える この味わいをもらった理由
市販品溶かして型に流し込み冷やしたそれを愛だというの?
職人の手作りチョコを舌にのせ徐々に溶かせばバレンタインデー
「君が好き」言って渡して拒まれた記憶もやがて遠くに消えて
赤ワインと合うと思って買ったチョコ 勿体無くて戸棚に仕舞う
消しゴムをかけても残る思い出をくれた人みたい この甘い味
腕いっぱいの花束でもいいですか 貴方に想いを告げる方法
甘い物好きって言っておいたから義理でもらえたのかもしれない
個数より質の高さが大切だ あの子以外のチョコは要らない
待っているだけでは手に入れられません だから僕から渡したのです
チョコを売る人にも誰かいるのかな 渡したいって思える人が
商戦を終えたスーパーマーケット 安く売られた品を手に取り
別にさあチョコレートじゃなくてもよくね? ハンカチとネクタイで悩んでる
教室の机の奥に箱仕舞う 生チョコレートと想いを詰めて
ごほうびか裏があるのか分からない 思わせぶりな手作りのチョコ
これを機にお菓子作りをしてみよう いつか現れる相手のために
「寒いね」と言い合える人がほしくって甘い想いを固めて包む
甘いのは得意じゃないと聞いたからほろ苦い味のレシピを探し
そわそわと靴箱の中を覗き込む バレンタインの予行演習
贈り物するのはいつでもいいけれど理由を勇気の代わりにするの
このチョコはただ私のためだけのもの また一年を生き抜くための
世界から集まってくるチョコレート 宝石探しにデパート出かけ
「チョコレートそんなに買ってどうするの」「コミュニケーションツールにするの」
大量に作ったチョコの試作品 友チョコにして配って回る
一粒のチョコを味わう一瞬で 私の想いは報われますか?
バレンタイン それはチョコレートが通貨になって想いを売り買いする日
ほろ苦い板チョコ食んで考える この味わいをもらった理由
市販品溶かして型に流し込み冷やしたそれを愛だというの?
職人の手作りチョコを舌にのせ徐々に溶かせばバレンタインデー
「君が好き」言って渡して拒まれた記憶もやがて遠くに消えて
赤ワインと合うと思って買ったチョコ 勿体無くて戸棚に仕舞う
消しゴムをかけても残る思い出をくれた人みたい この甘い味
腕いっぱいの花束でもいいですか 貴方に想いを告げる方法
甘い物好きって言っておいたから義理でもらえたのかもしれない
個数より質の高さが大切だ あの子以外のチョコは要らない
待っているだけでは手に入れられません だから僕から渡したのです
チョコを売る人にも誰かいるのかな 渡したいって思える人が
商戦を終えたスーパーマーケット 安く売られた品を手に取り
別にさあチョコレートじゃなくてもよくね? ハンカチとネクタイで悩んでる
教室の机の奥に箱仕舞う 生チョコレートと想いを詰めて
ごほうびか裏があるのか分からない 思わせぶりな手作りのチョコ
これを機にお菓子作りをしてみよう いつか現れる相手のために