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日刊短歌(2023年 その2)

*7月23日 お題【火】

怪談を終えた帰りの道すがら墓場で燃える陰火にどきり

たいまつを片手に不思議な洞窟の宝を探して岩屑を踏む

音もなく夜空を滑る飛行機の赤い光は鬼火のようで

誕生日ケーキに飾る蠟燭の数よすくすく未来へ育て

君と見た花火を今はただ一人 雑踏に立ちぼんやり眺め
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