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日刊短歌(2023年 その1)

*7月6日 お題【月】

黄昏に赤い満月見付けては不思議な光に心躍らせ

深夜二時 ふと目をやれば三日月の影と目が合い眠気が消える

勉学に勤しむ子らが窓の外指で示した淡い十六夜

どんな場所? 海と名前はあるけれど実は岩石と砂の迷宮

時間とはこうも速さを持つものか 上る月見てひとり呟く

「もう今日が終わってしまう」を積み上げて 月の終わりに嘆きを投げる
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