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日刊短歌(2023年 その1)

*6月16日 お題【空】

眼前に広がる海の青色は空を鏡に映すが如く

朝焼けの中に飛び立つ烏らよ無事に一日過ごせと祈る

夜の闇 あるのは星と雲と月 梅雨の切れ間は静かに更けて

地と空を交互に見ては不思議がり影送りする子供らの声

君はよく空の涙に濡れたがる 僕は慌てて傘差して追う

太陽のいない間にこっそりと逢瀬重ねる星たちの空
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