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日刊短歌(2023年 その1)

*6月8日 お題【時間】

白うさぎ 急げ急げと走り出し 不思議な茶会の始まり始まり

過ぎ去れと思う時ほど執拗で 行くなと乞うほど駆け抜けてゆき

春に夏 秋冬過ぎてまた春へ どこまで加速を続けるものか

試験中チラリと見上げる時計ほど秒針がすぐ回るものなし

鐘が鳴りいただきますを唱えれば君のランチの幕開けの時

放課後のおしゃべりタイムに皆夢中 手元の宿題置いてきぼりで

君の居た日々を今でも忘れずにイマはそのまま凍えて光る
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