日刊短歌(2023年 その1)
*5月31日 お題【氷】
夏の日といえばやっぱりかき氷 しゃりしゃりきーんと味わい尽くす
冬晴れの庭のバケツに張る氷 朝陽の反射に布団で見入る
家の鍵締め忘れたかと寒気がし背筋の骨が氷と化して
大玉のスイカを冷やす氷水 手を浸したら涼しいかしら
君の眼の奥に確かにある氷 僕の両手で融かしてみせる
透明な氷はどうしてできるのと製氷皿を見詰める君よ
夏の日といえばやっぱりかき氷 しゃりしゃりきーんと味わい尽くす
冬晴れの庭のバケツに張る氷 朝陽の反射に布団で見入る
家の鍵締め忘れたかと寒気がし背筋の骨が氷と化して
大玉のスイカを冷やす氷水 手を浸したら涼しいかしら
君の眼の奥に確かにある氷 僕の両手で融かしてみせる
透明な氷はどうしてできるのと製氷皿を見詰める君よ