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日刊短歌(2023年 その1)

*4月1日 お題【夜】

花吹雪 待てど暮らせど来ぬ朝に 散りては風と香るほとぼり

朧月 照らせし闇のその中に秘めし想いは 影へと溶けて

開いては閉じ開いては呟きて 時の悪戯 夜は消えゆく

夕焼けの空の彼方の鱗雲 芳しきかな 夕餉の足音

暁に見上げし星の沈む先 朝が巡ればまた夜も巡る

我が事を置き去りにせし日々の末 残るは心地良き身の疲れ

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