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「沖田さん!今日ね、万事屋行ってきたんだけど神楽ちゃんがもうかわいくて」
最近付き合い始めた女中のなまえ。
かわいくて気も利くし、ドSの俺がつい甘やかしてしまう、そんな存在。
ただひとつ気になることがある。
「それに対して新八くんがツッコんで、銀さんがそのあと…って沖田さん聞いてる?」
「なあ、なまえ…そろそろ下の名前で呼びなせェ」
そう、いつまで経っても沖田さん沖田さんって呼びやがる。
「え…と、そのうちに」
前にも何度か言ったことがある。その時も同じ返事。
恥ずかしいだとか言ってたっけか。
そんときは恥ずかしがるなまえが可愛くて引き下がったが、何もしなけりゃいつまで経ってもこのままだろうなァ。
ここはひとつ強行手段といきやすか。
「万事屋のやつらは名前で呼ぶのに?」
「そ、れは…最初からそうだったし、」
「ふーん。へー、そーかィ」
そう言って、なまえをその場においてスタスタと歩いて行く。
いつもは合わせる歩幅。
開いていく距離。
「お、沖田さん?」
呼び止めるなまえの声はまるで聞こえないかのように歩く俺に焦った声が何度も呼び止める。
「沖田さんってば!待ってよ、沖田さん!」
後ろをチラリと見れば、一生懸命追いかけてくるなまえが可愛くて思わず足が止まってしまいそうだ。
本当に、ベタ惚れだねィ…。
「~っ、総悟、さん!」
でも、なかなか悪い気分じゃない。
名前を呼んでもらえた、たったそれだけでこんな緩んだ顔になるのも、な。
「はい、よくできやした」
ご褒美は優しいキスを
(ま、"さん"はいらねェな)(…がんばります)(良い子だねィ。呼び捨てできたら、もっといいご褒美やりまさァ)