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屋根の上、1人星を眺めてた。
特に何があったわけじゃない。
ちょっと風にあたりたかっただけ、だったんだけど…。
「あ~なんか着てくれば良かった…」
夏には近付いてるけど、今夜は少し肌寒くて鼻をすすりながら1人ごちる。
「なまえ、何してんの?」
「あれ、銀ちゃん、どーしたの?」
「どーしたの、って……聞いたのこっち。そんな薄着じゃ風邪ひくぞォ」
そう言って、あたしの肩に着ていた上着をかける。
少し苦笑いしながら銀ちゃんにお礼を言う。
だけど、銀ちゃんを見るとあたしより薄着で寒そうで。
大丈夫だからと上着を返そうとしたら、運悪くくしゃみが出てしまった。
「なァにが大丈夫だ」
案の定、銀ちゃんからはそう言われてまた苦笑い。
「でも、銀ちゃんのが寒そうだよ」
「俺は全然平気だから気にす…」
銀ちゃんの言葉は途中で途切れ、代わりにくしゃみがひとつ。
「銀ちゃん、何が平気って?」
「バッカ!これは…アレだ……花粉症的なものだ」
「ふーん…そんなの初耳だけど」
明らかな嘘にあたしがそう言ってやると、銀ちゃんはバツが悪そうに頭を掻く。
「あーもー銀さんはいいからなまえちゃんが着なさい」
銀ちゃんの優しさは嬉しいけど、それじゃあ悪いから。
「…じゃあ、一緒に着よ?」
そう笑って言えば、銀ちゃんも笑う。
「ああ」
そんなことが幸せで
2人一緒ならあったかくて
あなたの温もりが愛しいと思う
(なァ…銀さんのこと誘ってる?)
(…何の話?)
(もちろん夜のいとな…っい!!)
(銀ちゃん、そんなとこで寝ると風邪ひくからねー?)
(……風邪より俺の息子を心配して(泣))
特に何があったわけじゃない。
ちょっと風にあたりたかっただけ、だったんだけど…。
「あ~なんか着てくれば良かった…」
夏には近付いてるけど、今夜は少し肌寒くて鼻をすすりながら1人ごちる。
「なまえ、何してんの?」
「あれ、銀ちゃん、どーしたの?」
「どーしたの、って……聞いたのこっち。そんな薄着じゃ風邪ひくぞォ」
そう言って、あたしの肩に着ていた上着をかける。
少し苦笑いしながら銀ちゃんにお礼を言う。
だけど、銀ちゃんを見るとあたしより薄着で寒そうで。
大丈夫だからと上着を返そうとしたら、運悪くくしゃみが出てしまった。
「なァにが大丈夫だ」
案の定、銀ちゃんからはそう言われてまた苦笑い。
「でも、銀ちゃんのが寒そうだよ」
「俺は全然平気だから気にす…」
銀ちゃんの言葉は途中で途切れ、代わりにくしゃみがひとつ。
「銀ちゃん、何が平気って?」
「バッカ!これは…アレだ……花粉症的なものだ」
「ふーん…そんなの初耳だけど」
明らかな嘘にあたしがそう言ってやると、銀ちゃんはバツが悪そうに頭を掻く。
「あーもー銀さんはいいからなまえちゃんが着なさい」
銀ちゃんの優しさは嬉しいけど、それじゃあ悪いから。
「…じゃあ、一緒に着よ?」
そう笑って言えば、銀ちゃんも笑う。
「ああ」
そんなことが幸せで
2人一緒ならあったかくて
あなたの温もりが愛しいと思う
(なァ…銀さんのこと誘ってる?)
(…何の話?)
(もちろん夜のいとな…っい!!)
(銀ちゃん、そんなとこで寝ると風邪ひくからねー?)
(……風邪より俺の息子を心配して(泣))
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