tennis【short】
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あたしは幸村が苦手。
誰にでも変わらず優しいし、いつもニコニコしてて掴めないし、なにより…
なによりあたしの心臓をドキドキさせるから。
「みょうじ」
あたしは最近、苦手意識が高まった所為か幸村に名前を呼ばれただけで反応してしまうようになった。
「ゆ、きむら…なに?」
話すときは出来るだけ目を合わさないように。
「古典のノート、出してなかっただろう?」
返す言葉は短く、会話も続かないように。
「ああ、うん。はい」
これで会話は終了…のはずだった。
「ねぇ、みょうじってさ…」
「へ?」
まさか続くなんて思ってなかったから、この予想外の出来事に合わさないようにしてた視線はかち合い、さらにはマヌケな声まで発していた。
「ははっ、なにその声」
まだ視線を逸らせずにいたあたしは幸村がふわりと笑ったのを直視してしまい、瞬間心臓がドキリと高鳴った。
「っ、ちょっと笑わないでよ!」
「だって、みょうじっていつもクールっていうか…そんな声出しそうにないから…ぷっ、くく」
…あたし、やっぱり幸村が苦手だ。
幸村の初めて見る表情にドキドキと心臓がうるさい。
「あたしだって予想外のことが起きたら変な声くらい出るよ!」
「へぇ?予想外、ね。何が予想外だったの?」
さっきとは違うニヤリという表現がピッタリ合うような…それはもう楽しそうに笑いながら言われた。
「そんなの…」
決まってる。
幸村があたしに話しかけるからよ。
答えは分かってる。
なのに、なんで、次の言葉が出てこないの…?
「ふふっ、やっぱりみょうじさ」
俺のこと好きだよね、
耳元で囁かれた言葉に
自分でも分かるくらい顔に熱が集まって
ああもう自覚せずにはいられない
誰にでも変わらず優しいし、いつもニコニコしてて掴めないし、なにより…
なによりあたしの心臓をドキドキさせるから。
「みょうじ」
あたしは最近、苦手意識が高まった所為か幸村に名前を呼ばれただけで反応してしまうようになった。
「ゆ、きむら…なに?」
話すときは出来るだけ目を合わさないように。
「古典のノート、出してなかっただろう?」
返す言葉は短く、会話も続かないように。
「ああ、うん。はい」
これで会話は終了…のはずだった。
「ねぇ、みょうじってさ…」
「へ?」
まさか続くなんて思ってなかったから、この予想外の出来事に合わさないようにしてた視線はかち合い、さらにはマヌケな声まで発していた。
「ははっ、なにその声」
まだ視線を逸らせずにいたあたしは幸村がふわりと笑ったのを直視してしまい、瞬間心臓がドキリと高鳴った。
「っ、ちょっと笑わないでよ!」
「だって、みょうじっていつもクールっていうか…そんな声出しそうにないから…ぷっ、くく」
…あたし、やっぱり幸村が苦手だ。
幸村の初めて見る表情にドキドキと心臓がうるさい。
「あたしだって予想外のことが起きたら変な声くらい出るよ!」
「へぇ?予想外、ね。何が予想外だったの?」
さっきとは違うニヤリという表現がピッタリ合うような…それはもう楽しそうに笑いながら言われた。
「そんなの…」
決まってる。
幸村があたしに話しかけるからよ。
答えは分かってる。
なのに、なんで、次の言葉が出てこないの…?
「ふふっ、やっぱりみょうじさ」
俺のこと好きだよね、
耳元で囁かれた言葉に
自分でも分かるくらい顔に熱が集まって
ああもう自覚せずにはいられない