tennis【short】
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校内に鳴り響くチャイムの音に珍しく俺の意識は浮上する。
「あーっ見つけた!」
や、違うかも。
きっと彼女が来たから。
「ジローちゃん、起きて!今日こそは最初から部活に行くよ!」
彼女の声は、まだ覚めきってない俺の意識をさらに夢へ誘おうとするようで、言葉は右から左へと抜けていく。
「あ~なまえだ~ちょうどよかった」
「ちょうどよかった?」
なまえは不思議そうに聞き返してくる。
「これからもう一眠りするとこだったんだ~。なまえも一緒に寝よ?」
「…あたしの話聞いてた?」
「うん、聞いてたよ~だから、一緒に寝よ~」
「明らかに聞いてなかったでしょ!ダメだって!」
「ん~もうちょっとだけ~」
「…しょうがないなぁ。ちょっとだけだよ」
どうしても起きようとはしない俺に、いつも折れてくれるのはキミ。
呆れたような困ったような顔をしてるけど…
それでも、キミは隣にいてくれるから。
まるでまだ俺は夢の中にいるみたいだ。
それとも、これは夢なのかな?
もしそうなら聞いてもいい?
ずっと気になってたこと。
「なんでなまえはいつも俺を探しに来てくれるの~?」
他にも仕事はあるはずなのに、毎日毎日。
こうやって、いつもわがまま言って困らせるのに。
俺、自惚れてもいいの…?
俺の意識は、そこでプッツリと途切れた。
何かなまえが言ってた気がするけど、よくは分からなかった。
もし理由がテニス部のマネージャーなだけじゃないなら言いたいことがあったのに…。
まぁ、いっか。
明日もまた彼女は俺を探しに来てくれる気がするから。
そのときに、この夢の続きを伝えよう。
キミが大好きだ、と。
「あーっ見つけた!」
や、違うかも。
きっと彼女が来たから。
「ジローちゃん、起きて!今日こそは最初から部活に行くよ!」
彼女の声は、まだ覚めきってない俺の意識をさらに夢へ誘おうとするようで、言葉は右から左へと抜けていく。
「あ~なまえだ~ちょうどよかった」
「ちょうどよかった?」
なまえは不思議そうに聞き返してくる。
「これからもう一眠りするとこだったんだ~。なまえも一緒に寝よ?」
「…あたしの話聞いてた?」
「うん、聞いてたよ~だから、一緒に寝よ~」
「明らかに聞いてなかったでしょ!ダメだって!」
「ん~もうちょっとだけ~」
「…しょうがないなぁ。ちょっとだけだよ」
どうしても起きようとはしない俺に、いつも折れてくれるのはキミ。
呆れたような困ったような顔をしてるけど…
それでも、キミは隣にいてくれるから。
まるでまだ俺は夢の中にいるみたいだ。
それとも、これは夢なのかな?
もしそうなら聞いてもいい?
ずっと気になってたこと。
「なんでなまえはいつも俺を探しに来てくれるの~?」
他にも仕事はあるはずなのに、毎日毎日。
こうやって、いつもわがまま言って困らせるのに。
俺、自惚れてもいいの…?
俺の意識は、そこでプッツリと途切れた。
何かなまえが言ってた気がするけど、よくは分からなかった。
もし理由がテニス部のマネージャーなだけじゃないなら言いたいことがあったのに…。
まぁ、いっか。
明日もまた彼女は俺を探しに来てくれる気がするから。
そのときに、この夢の続きを伝えよう。
キミが大好きだ、と。
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