ストップ、松囃子!
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9 釣り堀
「あ」
大物狙って釣り堀へ来たならば、先着一名、松野カラ松。
釣り糸の先を見つめて黄昏ていたアンニュイな視線が、こちらを向いた。
「ナマエじゃないか。フッ、またしても運命のイタズラというわけか……」
「まったく、いつもいつもイタいよね~」
やたらダメージ入りすぎてるジーンズとタンクトップは視界に入れないようにしつつ、私は隣に陣取る。
今日の目的は彼ではない。狙うは大物! 今日の夕飯は魚料理だ!
釣り糸を投げ入れてしばらくすると。
「おお、かかった! 晩ご飯! 晩ご飯!」
手応えを感じて釣り上げる。が。
「……なにこれ、手紙?」
釣り針にかかったのは、ビショビショに濡れた手紙が一通。何となく気になって開封してみる。
「これは……」
Oh My Fish
お前の鱗はまるで オレのスパンコール
Oh My Fish
煮付けにするとおいしい
「……なにこれ?」
謎のポエム調のメッセージの文末には、この手紙の差出人の名前が書いてあった。
「from 松野カラ松……」
「フッ……」
差出人を振り向くと、キザな表情で彼は言う。
「My Fish……」
バーン、と銃でこちらを撃つ真似をするカラ松くん。
ザバッ。
突如目の前の水面から、トト子ちゃんが現れた。
「ひどい! カラ松くん!」
「トト子ちゃん!」
トト子ちゃんは目に涙を溜めて訴える。
「俺にとっての魚はトト子ちゃんだけだって……あの言葉は何だったの!? 嘘つき!!」
「誤解だ! トト子ちゃん!」
そしてザバザバと水をかき分けて、走り出す彼女。
「カラ松くんなんて知らない! バカ! 童貞! ニート! 穀潰し! うんこ製造機!!」
「待ってくれ! トト子ちゃーーーん!!」
二人が釣り堀から去っていく。
それにしても……
「今日はいい天気だなぁ……」
ザバッ。
「お願いだからツッコんで! ナマエちゃん!!」
水面から現れたトッティなんてどうでもいいくらい、今日はほんとにいい天気。
「あ」
大物狙って釣り堀へ来たならば、先着一名、松野カラ松。
釣り糸の先を見つめて黄昏ていたアンニュイな視線が、こちらを向いた。
「ナマエじゃないか。フッ、またしても運命のイタズラというわけか……」
「まったく、いつもいつもイタいよね~」
やたらダメージ入りすぎてるジーンズとタンクトップは視界に入れないようにしつつ、私は隣に陣取る。
今日の目的は彼ではない。狙うは大物! 今日の夕飯は魚料理だ!
釣り糸を投げ入れてしばらくすると。
「おお、かかった! 晩ご飯! 晩ご飯!」
手応えを感じて釣り上げる。が。
「……なにこれ、手紙?」
釣り針にかかったのは、ビショビショに濡れた手紙が一通。何となく気になって開封してみる。
「これは……」
Oh My Fish
お前の鱗はまるで オレのスパンコール
Oh My Fish
煮付けにするとおいしい
「……なにこれ?」
謎のポエム調のメッセージの文末には、この手紙の差出人の名前が書いてあった。
「from 松野カラ松……」
「フッ……」
差出人を振り向くと、キザな表情で彼は言う。
「My Fish……」
バーン、と銃でこちらを撃つ真似をするカラ松くん。
ザバッ。
突如目の前の水面から、トト子ちゃんが現れた。
「ひどい! カラ松くん!」
「トト子ちゃん!」
トト子ちゃんは目に涙を溜めて訴える。
「俺にとっての魚はトト子ちゃんだけだって……あの言葉は何だったの!? 嘘つき!!」
「誤解だ! トト子ちゃん!」
そしてザバザバと水をかき分けて、走り出す彼女。
「カラ松くんなんて知らない! バカ! 童貞! ニート! 穀潰し! うんこ製造機!!」
「待ってくれ! トト子ちゃーーーん!!」
二人が釣り堀から去っていく。
それにしても……
「今日はいい天気だなぁ……」
ザバッ。
「お願いだからツッコんで! ナマエちゃん!!」
水面から現れたトッティなんてどうでもいいくらい、今日はほんとにいい天気。