ゴール・だから言ったのに、と言わせる
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ここのところ連敗続きだ。私の主は強い。槍捌きはあと一歩及ばず、ならばと剣に持ち変えれば拮抗し、頭は切れ、采配を間違えず、勘が鋭く、召喚獣の力を纏わずとも充分な能才を発揮する。彼の力は尽く努力の賜物である。それに、恋人としても。



ゴール・やっぱり私は悪くない
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機嫌が悪い。悪いというか完全に拗ねている。なんでだ。視線が合わないし無理に合わせるとぷいっとそっぽを向かれる。珍しく臍を曲げた従者に、私は何かしたか？と顎に指を当てて首を捻るが、さっぱりわからん。思い当たる節もないし、とんと記憶にない



ゴール・約束は約束だからな？(ディ)
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これまで彼の願いを断った事は無かったが、それはあまりにも想定外のおねだりで、ハッキリ言ってしまえば、とても恥ずかしくて「うん」と頷けないでいた。他ならない貴方の頼みだ。聞きたい。叶えたい。が、だがしかし、こればかりはどうしても！



ゴール・早く言わないか！と怒らせる
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思い返してみれば子供の頃に一度きり。転んで泣きじゃくった私の手を引いて、彼が一直線に薬屋へ向かったのだ。大人になってからは、手を握るのは恋人の時間だけ。所謂普通の子供達がやるような「手を繋ぐ」行為はしたことが無かった。今更、だが