さくらはうさぎ好きだ。
「
さくら」
俺に呼ばれ、無防備に振り返る。
完成に体が俺の方を向いたところで
「うさぎ」
俺が髪を両手で掴むと
ガバァッ
次の瞬間、
さくらは俺の胸にしがみついている。
はぐはぐ…
口は動いているが、言葉にならない。
興奮して頬を赤らめ息も激しくなる。
俺には
さくらの方が、余程うさぎに見える。
1
暫くじらしてやる。
するとう~う~唸りながら届かない俺の首筋を求め、腕を伸ばす。
ゆっくり身を屈めてやれば
「十四郎さまぁ…」
首に顔を埋める
さくら。
さくらうさぎ、捕獲成功だ。
きゅう…
俺を放さない。
2
きゅうぅ
十分に抱きつかせてやれば
ちゅ…
その頬に唇で触れるだけで
「どうしてほしい?」
「抱いてほしいです」
いとも簡単に可愛い
さくらの皮を剥いでしまえる。
「そうか…」
さくらの口を吸う。
「ン…」
他人から見れば髪を両手に握って妻を首に巻いた俺は可笑しいだろうが、これで
さくらは俺しか見えなくなるのだ。
もう此処まで来れば俺が髪から手を放しても、
さくらの気は変わらない。
3
「十四郎さまぁ」
俺が唇を離せば、自ら強請ってくる。
「いい子だ、
さくら」
包み込むように
さくらの体を倒していく。
まさか、ここまで
さくらがうさぎ好きとは思わなかった。
そして、こんな事で今までいくら
さくらから求めて欲しくても求めてくれなかった行為を、自ら強請らせられるなどと…。
夢にも思わなかった。
流石に俺に自分を「食べて」とねだる事はできなかったが、「抱いて」なら何の躊躇いもなく言ってくれる。
「ふうぅあ…十四郎様ぁ」
白い隊首羽織、色素のない俺の髪。
さくらはその色を自分にないと憧れている。
俺から見れば淡い四番隊の救護着や透明感のある
さくらの肌は白に勝るのに。
4
「十四郎様・ぁン」
さくらの髪に口付ける。
その間頬に落ちてきた俺の髪に、
さくらは顔を埋める。
俺への
尊敬と憧れと愛しさを込めて。
こういうお前が欲しかった。
こういうお前も欲しかった。
尽くす
さくらと愛を語るの日も
可憐な
さくらと甘い時間を過ごす日も
清楚な
さくらを欲望に任せて哭かせる日も
こうして
さくらが誘うよう仕向ける日も
どれも俺がどれだけ夢見た日か。
5
「十四郎様…」
今日は一糸纏わぬ姿にしようか、それとも足袋も脱がさず終えようか。
それとも…………。
「どうしてほしい?
さくら」
「……お望みのままに」
「何でもするか?」
「何でも致します」
痛みを伴わない行為であれば、
さくらは何でも従う。
「
さくら…お前が一番恥ずかしいことって何だ?」
「………恥ずかしいこと、ですか?」
「そうだ…一番
さくらが恥ずかしいことを、俺に教えてくれ」
「…………」
さくらは躊躇しているのか思案しているのか、黙ったままだ。
6
「どうした、何でもしてくれるんだろ?」
「//////」
余程恥ずかしいことを考えていたらしい。
肩まで赤く染めて、固まってしまった。
「じゅ…十四郎様に………」
「……………」
「た…食べられたいです…ぅ」
「
さくら……」
「//////////」
「わかった。じっくり味わって食べてやろう」
さくらうさぎ、いただきます。
fin*
************************************************2008.08.01 1:28
50000アクセス達成
「これがアクセス記念かよ、オイ」とお思いの方、誠に申し訳ございません。
アホなLOVE×2夫婦を書いてみたかったんです。
タイトルはフランス語で「うさぎ料理」らしいです。フランス語を知りもしないのに使ってすいません。
間違ってたら正してください。
50000アクセスに心からの感謝を込めて、アホになりました。m(_ _)m
2008.08.01
花の護廷十三隊〔一〕 風⋆花⋆雪⋆月