八番隊隊首室には昼下がりの眠くなる時間帯であろうとなかろうと、京楽がその大きな体を横たえるスペースは十分にある。
伊勢が小言を言うのを諦め退室するまでは組んだ足をぶらつかせていたが、今はピクリとも動かず京楽はずっと、あることを考えていた。
「さくら姉は社会経験は浅いですが、俺より長く幼い頃から付っきりで教えられていましたから…」武礼はそう言った。
だから京楽が
鏡月に問えば、
「さくらを鍛えたのは、お義父さんですよね?」
「……いいや」返事は否定だった。
では一体、誰が
さくらを鍛えたと言うのだろう。
自分が本気になるまで待っていてくれた
鏡月が、嘘を言っているとは思えない。
1
「
さくらちゃんに訊くには……まだ、早いよね」
昼下がりの太陽が、床板一枚分動くまで寝転んでいたようだ。
京楽がゆっくりと日差しに目をやると、床に並べ置いた斬魄刀が目に入った。
そういえば……。
武礼の家宝刀の前の持ち主は
鏡月。
代々家宝刀を解放した者が
天宝院家を継ぐのだから当然のことだろう。
「現在斬魄刀を生み出す能力のある者は二名…」山本総隊長は、確かにそう告げた。
一番隊で聞かされた時は二刀の主である二名を指すのだと、思い込んでいた。
しかし護王宝音が斬魄刀を生み出す刀であるならば、
鏡月と
武礼で既に二名存在することになるのではないか?
「…どう言うことだい?」
天井に向かって京楽が呟く。
2
「代々斬魄刀を生み出しておる一族の能力はそれだけではない。故に双極をも完成させることが出来たわけじゃが、破壊された双極と同じ手法で創るのであれば工期は大幅に短縮できるそうじゃ…」斬魄刀創りとは違う手法
破壊された双極と同じ手法………………。
「それって…もしかして……」
京楽は身を起こした。
しかし逸る気持ちを抑え、立ち上がりそうになった膝を押さえる。
「――家宝刀二刀を操るは我が全てを注ぎ込むのと同義。本(もと)より承知の上でございます」そしてそれこそが我ら
天宝院家の使命であると二人は声を揃えて告げた。
天宝院家の家宝刀には斬魄刀を生み出す能力だけでなく、双極を完成させる手法が別にあるからこそ二刀あるのではないか?
ということは、護王宝音が斬魄刀を創る為の刀でありもう一刀の天支光輪は―――。
3
「だ、から…か。だから
さくらのほうが、この任務で―――」
しかも護王宝音の主が現在二名居るのであれば、天支光輪の主が二名居てもおかしくはない。
「天宝院の血筋たる者全員で双極の早急なる完成に全力を注ぎます…」ならば残る
天宝院家の者といえば……。
―――つながった
「―――何てこった…」
京楽の結論を言葉にすればそうなった。
京楽は立ち上がった。
それでも暫く心を落ち着かせてから誰にも知れないように、とある資料室へと赴いた。
休隊している死神に召集をかける為の名簿は誰もが簡単に閲覧できる。
隊ごとに名簿も作成されてはいたが、緊急時に誰もが連絡係を担えるように護廷十三隊共有の資料室に保管されているからだ。
明らかに八番隊ではなかった
弦昇の名を資料室にて見つけた京楽は、目眩を覚えた。
名は末尾。
年齢的にも能力的にも当てにならないと言われているも同然だ。
折角新たなる、そして最も道理にかなった仮説を立てられたというのに即座にそれが間違いだと結論付けられたようなものだ。
4
見なかったことにしようと名簿を閉じかけた京楽だったが、所属していた隊だけは確認しておこうと目を滑らせた。
それは意外にも―――
「一番隊……?
師匠は、山じいの部下だったってわけ!?」
現役時代に何席だったかまで調べるには一番隊の資料…つまりは山本の許可が必要でそう簡単には知ることはできないが、
弦昇が現役の頃ならば一番隊に平の隊士は居ないとまで謳われるほど精鋭揃いだった頃。死神の中でもエリート中のエリートなのは確かだ。
彼が今まで盲点だったことが悔やまれるぐらいの情報を得たが京楽の調査はそれだけでは終わらず、すぐさま気持ちを切り替えると現役名簿の棚に向かった。
護廷十三隊の現役ならば、更に簡単に調べられる。
しかしそこに、
天宝院鏡月の名は無かった。
「つまり
鏡月お義父さんは隠密機動…。二番隊席官じゃないんだ」
通常ならば隠密機動総司令官が護廷十三隊隊長を兼任する場合、動かし易さから席官を隠密機動の部隊長に充てるものだ。
事実、裏挺隊以外の部隊長は全て二番隊席官が兼任していた。
5
「お義母さんは鬼道衆…だよね?勿論……」
確かめるまでもなかった。
以前聞いたとおり、彼女は結婚前に護廷十三隊から鬼道衆に身を移している。
彼女の能力にもいくつか合点がいかないところはあるし異例といえば異例の転職だが、首を捻るほどのことではない。
「やっぱり……
伯楽師匠が、
さくらちゃんを?」
京楽の仮説を否定する要素は見当たらなかった。しかし京楽が言うのも何だが、いい年齢をして舞に感
(かま)けているあの何の悩みもないような男が
さくらをあれほど鍛えられる実力者とも想像し難い。
普段の印象だけでなく、
伯楽が天支光輪の前の持ち主ならば結婚後も旧姓に拘る
さくらと本名を捨てたかのような
伯楽の、この差はどう説明すればいいのだろう。
6
「
伯楽……いいや、
弦昇。
天宝院弦昇…」
京楽が
天宝院家に早く帰宅して鉢合わせした日以来、
伯楽はごく自然と夕刻まで
天宝院家に居ることが多くなった。
今までは京楽も逃げ腰だったが
伯楽が元一番隊の死神と知った今となっては、あの日が特別な日だったと知れぬよう、態と京楽の帰宅の時間頃まで居座っているのではないかとすら思えてくる。
だが、
伯楽が
天宝院家で何をしていたのか。
何の為に京楽に知られぬように訪れていたのかは定かではない。
天支光輪の前の主は
伯楽ではないか?双極創りに関わっているのではないか?という憶測だけでは、事実を問い詰めてもはぐらかされるであろう。
現在京楽が知り得た限りの情報では、決定的な要素を欠いていた。
7
「お願いします!」
京楽が休隊者名簿に
天宝院弦昇の名を見つけてから数日経つ。
午前中に浮竹の処方などを終わらせた
さくらは、今日もまた昼休みに夫と刃を交えていた。
最近は避けるばかりではなくなってきたものの、立ち向かって行ったところで相変わらず京楽には到底敵わない。
「
さくらちゃん。舞とは違うんだから、もう少し強く握ってごらん」
「ぅ、は…いっ」
さくらの斬魄刀は小刻みに震え、押し返すこともできない。
それなのに刃先は恐ろしいほどの切れ味を誇っているのを、京楽は知っている。
確かに力は足りないが、これだけ基礎がしっかりしていて誰にも指導を受けていないなど、考えられることではない。
しなやかで
美しく
舞うような
さくらの
煌めく刃
これは
伯楽が与えたもので
この目の鋭さは父親譲りなのか。
8
キィ―――ン…
「あーん…」
斬魄刀を弾き飛ばされると、
さくらは普段の眼差しに戻る。
さくらが京楽の霊圧に動じないことも、斬撃に関して指導する必要もないのも既にわかりきったことなので、
さくらの斬魄刀が飛ばされた時点で鍛錬は終わるようにしていた。
そしてその後はあわよくば
さくら自身から何か訊き出せないかと淡い期待を込めて、なるべく斬魄刀や戦い方の教授に時間を費やしている。
「…そういうところは、舞の癖なのかな?」
「癖というより、実力の至らなさです」
さくらは夫の忠告に素直に頭を下げる。
「そう言えば、春水さんのあれも…癖なんですか?」
白衣を纏った
さくらが、京楽に寄りかかったまま呟いた。
「癖?」
腕に頬を寄せている妻を見る。
他人から見れば、夫婦睦まじく寄り添っているとしか思えないだろう。
「春水さんって左右必ず、同じ数になるように斬魄刀を振るうんです」
「―――――」
いつも数えていらっしゃるんですか?と問われ、初めて知ったとは言い出し難くなった。
このコには、まだそんな余裕があったの……。
ギリギリのところで踏ん張っていると
さくらは言うが、京楽の攻撃パターンを分析するだけの余裕があるのだ。
いいや。
さくらにとっては余裕ではなく、当然のことなのかもしれない。
9
京楽も
さくらが何故勝てないのか、そろそろわかってきていた。
さくらは虚退治の戦闘パターンが体に染み付いている。
だから必ず相手の背後を狙い首を落とせるまで、時を待つ。
恐ろしいぐらい勝ちに拘らず、確実に虚を仕留められるチャンスにしか本気で刃を振るおうとしなかった。
虚は様々で、どのような変化を遂げているのかは定かではない。
だから相手の能力や攻撃パターンを見定めるのは必要なことであり、
さくらは同様に京楽を分析しただけだろう。
「参ったね…」
夫のいつもの口癖に、自分の分析が正解だったと言われたと思った
さくらは微笑んだだけであった。
さくらですら、この調子だ。
いつも朗らかで飄々としているからといって、必ずしも
伯楽の腕が鈍っているとは限らないだろう。
寧ろ鍛錬を怠っているはずがない。
そう考えて然るべきだった。
10
「た、だいまーぁ」
「お帰りなさいませ、旦那様」
「
さくらちゃんは?」
「お部屋にてお待ちでございます」
アヤメの説明で
伯楽がまだ居るとわかるほど、最近は顔を合わせることが多くなった。
部屋に入ると
さくらが三つ指をついて出迎えてくれた。
今日は簪を挿して薄っすら紅まで引いている。
「
さくらちゃん、たーだいま」
「おかぇ」
「戻られたか、春水殿」
さくらの声に被さるように、
伯楽に邪魔される。
「………まだ、いらっしゃたんですか?
伯楽師匠」
態と、今までの調子を崩さぬように厭味っぽく視線を注ぐ。
「いや、何。
さくらが可愛ゆう着飾っておるものでつい、のう」
姪っ子を愛でていて長居したと笑う
伯楽を不満そうに眺めるも、心の中ではどう彼の正体を暴こうか思案していた。
11
「どれ、
さくら。折角じゃから次の舞台で予定しておるあれを、春水殿に披露してみんか?」
「はい!
伯楽師匠さえこの後ご予定がなければ」
春水さん、いいですか?と許可を求めるのは師匠よりも夫のほうが後だ。
へいへいと拗ねた返事をすると、部屋の奥へと移動し手を取り合う二人を横目で仕方なく見る。
この時
さくらの舞を眺めようと
アヤメが、いい具合に春水の近くに歩み寄ってきた。
「
さくらちゃんは本当に師匠と仲がいいねえ。少し、妬けるかな?」
「まあ。そんなことを奥様が聞かれたら、がっかりなさいますよ?」
アヤメはにっこり主の夫を宥める。
「師匠は独り身なんでしょ?」
「だからって、奥様は姪御様です。そんな…」
春水はわかってるわかってると制すと、師匠に似合いそうないい相手
(ひと)がいるので紹介したいのだが、本当に独身なのかと思ってね。と誤解だというように
アヤメの気を逸らした。
そして漸く本題に入る。
「…ところでさ。
伯楽師匠の邸って、何処にあるの?いつも徒歩だよね。此処から近いの?」
「お住まいの神楽月の宮ですか―――?」
邸の名を聞いた春水は、確信した。
いいや既に確信に至っていたのだが、揺るぎない証拠に辿り着いたのだった。
12
春水は二晩じっくり考えて、
アヤメに教えられた住所に足を運んだ。
庭には紅葉した木々も植えられているようであるが、前の道路には落ち葉一枚落ちていなかった。
「……こんにちはー」
簡素な塀と門扉で門番も居ない。
鍵がかかっていないどころか玄関も開け放たれており、神楽月の宮はその名に相応しく音通りのいい造りと材質で、風が通り抜けただけでも美しい音色が奏でられそうである。
実際、春水が敷地内に足を踏み入れたことは、心地よい音が
伯楽に知らせたらしい。
目の前で音のする木製のそれに近づくと、秋に相応しく枯葉のような乾いた音色が、歩調に合わせて転がるように遠ざかっていく。
春水を
伯楽の許へと案内してくれるようであった。
「これはこれは、こんな処にまで…。儂に何用かのう?」
庭を眺めに出ていたのか、此処で春水を出迎えたかったのか、
伯楽は縁台から腰を上げた。
「……貴方、だ」
切り出す言葉を色々と考えて来ていたはずの春水が、単刀直入に口を開いた。
「幼い頃から
さくらの最も近くにいた人物。それは貴方しかいない。
さくらを、子供の頃から―――育てていたのは、貴方だったんだ…」
伯楽は
さくらが最も信頼し、一言一句そのとおりに鍛錬を重ねられるほどの相手。
さくらをあそこまで強く育て上げたのが
武礼や
鏡月でないのなら
伯楽…
弦昇以外の
一体誰だと言うのだろう。
13
「…よう、わかったの」
驚く様子もなく、
伯楽は認めた。
「
さくらを見ているだけでは気付かなかった。ですが、
天宝院家の"家族全員"を
さくらと照らし合わせてみれば、最後に残るのは貴方…師匠しか居ない―――」
「確かに。
さくらは幼少の頃、両親と暮らせなんだ事情があってのう…」
瞼の裏に過去を映すかのようにゆっくりと閉じた。
「
さくらはの……」
「しかも貴方は現役を退いたとはいえ元一番隊。恐らくは上位席官だったんですよね?」
思い出話で誤魔化そうとした
伯楽に間を与えなかった。
「ほう?何故そう思うのじゃ」
「あの、お義父さんでさえ隠密機動だ。だったら一番隊だった貴方がその上を行く実力の持ち主なのは、当然の理でしょう!!」
「お褒めに預かり光栄じゃ」
朗らかに笑う
伯楽は、春水をからかっているようにも見えた。
14
「しかしのう…。そんなもの、何とでも理由を付けられようぞ?」
「枝垂桃の、宮…。
さくらの誕生花に因んで名付けられた私邸ですよね?」
春水は決定的な証拠を差し出した。
「それが、何か?」
だが
伯楽は何が言いたいのかわからないというように、表情を変えなかった。
「お義父さんの一番大事になさっている私邸は雪月花邸、それを受けてお義母さんのは最憶君邸
(さいおくがきみのやかた)、そして
武礼君のは鷹羽音邸
(たかはねのやかた)と呼ばれている。
だが貴方の私邸は神楽月の宮だ」
「儂は十一月生まれでのう」
「由来云々じゃない。貴族の私邸を何と呼ぼうと勝手だが、天衣無縫の
天宝院と呼ばれたお義父さんでさえ王の領域に踏み入ることはない。
それなのに王の邸と…神の御殿と……"宮"と呼んでいるのは
さくらと貴方の私邸だけだ!
双極を創り、それを破壊できるほどの盾を創ることができる者だからこそ許される"愛称"――――ともすれば、王家より直々にその邸の名を授けられたのでは、ないのですか!?」
「ほう…。そんな事が決め手になろうとは、の。流石は
さくらの婿殿……いいや。思慮深き、京楽春水殿とお褒めするべきかの?」
降参したかのように、
伯楽は深く溜息をついた。
15
「双極を創る為に、貴方は
天宝院家に出入りしていた。
さくらと貴方だけが創ることができる双極の矛と磔架を。
四番隊の仕事を週に一度しかこなさなくなった
さくらが、あの生真面目な
さくらが、護廷十三隊最重要任務中にも関わらず舞だけは続けていたのは、本当は貴方と双極を創り上げる為だったんじゃないんですか?」
「成程?」
伯楽は先を促すように小さく眉を動かしてみせた。
「天支光輪の前の主は、貴方だ」
ご名答というように
伯楽は大きく頷いた。
「あなたは唯一、
さくらの全てを知る人だ…」
「全て。とは、おこがましいがのう」
伯楽は自嘲気味に俯く。
「では、言い方を変えます。
さくらを鍛えたのは貴方ですね?」
「いいや。儂は一切
さくらを鍛えたつもりはない」
"つもり"という言い方に、春水は
伯楽が真相を語ってくれると実感した。
「鍛えたつもりはない。しかし
さくらは強くなった。貴方の、指導の下で―――」
そうでしょう?というように、
伯楽を促す。
「春水殿。儂は
さくらの力を引き出しも鍛えてもおらぬ。
儂があの娘にしてやれたこと。それは美しく…即ち正確に体を動かす方法を教えてやったまで。
白打も斬撃も鬼道も瞬歩も…全ては
さくら自身が努力と鍛錬で身に着けたものじゃ」
16
「…どうしても、御聞きしたいことがあります」
春水は
伯楽の言い訳に耳を貸さなかった。
「…そのつもりで来たのじゃろ?」
「天支光輪を解放した者の身に何が起こるのか…」
「"解放"のう…」
伯楽はまた、普段の笑顔を見せた。何の憂いも感じさせない、明るい笑みを。
「それは儂にもわからぬ」
「
伯楽っ!いえ、
弦昇……」
違うというのか落ち着けという意味か、余裕のない春水に
伯楽はゆっくりと首を振ってみせた。
「儂も…当然
さくらも、天支光輪を"解放"したことはないのじゃ…」
「――――」
「お役に立てんで、済まんのう」
然も申し訳なさそうに顎を指でなぞった。
「もうひとつ、教えてください」
「…何かの?」
「
さくらが何故、あんなにも強いのか…」
「……兄、
鏡月は何と?」
「本気、だからと――――」
「成程…。そのような表現があったか」
伯楽のほうが良い事を教えてもらったというように喜んだ。
17
「そうやって、誤魔化すんですか?それでボクが誤魔化されると思うんですか?」
始終笑顔の
伯楽に対し、春水の言葉には怒りがじんわりと滲み出し始めた。
「いや、済まぬのう。決して煙に巻くつもりはない。じゃが、
さくらに起こった事を語るには長く……そして儂が知る全てを語れたとて、春水殿の求める答えになるかどうかわからぬ。
――――それでも、聞くかの?」
「…お願いします。ボクは、
さくらを……知りたいんです」
たとえそれが、耳を塞ぎたくなるような真実だとしても
逃げてはいけない。
逃げられはしない。
逃げたくも、ない。
本気、だから。
本気で愛しているから。
さくらを失うかどうかの瀬戸際だと感じるから―――――。
己の覚悟も
そして
伯楽の言葉も、正しいと春水が知るのに
そう…時間は、かからなかった。
fin*
************************************************漸くしんがりにたどり着いた京楽隊長です。
大柄ないい男二人の戦いはたとえ言葉だけでも秋の庭園を舞台にしないと熱くなりすぎる気がしたのは私の偏見でしょうか。
お話はやりとりに焦点を置きましたが、二人の髪や着物を秋風がさり気なく揺らしたり、鋭い視線の前を落ち葉がひらひらと横切ったりしてくれてるといい。(〃∀〃)
神楽月の宮など私邸は早くから『言の葉折り本』に掲載しておりましたが、こちらも漸く小説内で使うことができました。
愛楽についても少し説明しておりますので、よろしければ『言の葉折り本』もたまにはご覧ください。(笑) さくら様の過去は京楽隊長の出番がないので郛外区にて、いつか書くかもしれませんが今回はここまでです。
2009.11.10
京楽隊長〔二〕 風⋆花⋆雪⋆月