浮竹らが朽木ルキアを救う為、双極の矛を破壊して一月程したある日。
建築物・構造物の中で最も甚大な損害を受けた矛と磔架を、山本は護廷十三隊の威信にかけて早急に修復する旨を告げた。
それらを黒崎一護と共に破壊した
浮竹、京楽両名と
その任務に当たる者の上官
卯ノ花、朽木両名に。
その任務を負った者は
天宝院家の若き姉弟。
つまりは浮竹の妻、
さくら達だった。
Looking back on that day
1
現在護廷十三隊内で最も重要且つ早急に行わなければならないその任務に、
さくらは通常の勤務を離れ
天宝院家に寝泊りしている。
さくらが週に一度程度、四番隊に勤務する唯一の日。
十三番隊は隊長が寝込んだ時以上に仕事をさせぬよう、気を遣った。
今では浮竹が朝一番に顔を出すのが四番隊の医薬品取扱専門詰所であろうとも、誰もが当然といった雰囲気だ。
勿論処方は午前中いっぱいもかかるはずがなく、
さくらに追い返されるのが常だったが。
「おはよう、
さくら」
その日、浮竹は朝顔を
さくらに贈った。
任務にて共に暮らせぬ間、
さくらは毎日一輪の花が欲しいと望んだからだ。
それは
さくらが出仕する日も日課となっている。
「ありがとうございます、浮竹隊長」
さくらは竹筒に入れられた一輪の朝顔を両手で貰い受けると軽く口付け、浮竹にも見える場所に置いた。
さくらが出仕する日に合わせて、花屋が竹筒の持ち手に蔓が絡むように育ててくれていたものだ。
浮竹が花屋に毎朝顔を出すようになって、それぐらいのサービスをしてくれるほどの日が既に経っていた。
2
さくらは双極創りという重要な任務を負っている今は殆ど調合に携わっていなかったが、それでも後輩らに劣ることは有り得なかった。
やはり小さい頃から教育されただけのことはある。
後輩らも週に一度程度しか会わなくなった
さくらだが、一目見ただけでもわかる見事にバランスの取れた調合とその真剣な眼差しに尊敬の念が薄れることはない。
「お変わりございませんか?浮竹隊長」
「ああ。それよりお前が居ないと、寂しくて寝込みそうだ」
しかしこの日は少し、後輩らの顔に冷やかすような笑みが含まれていたことに、
さくらは気付かなかった。
何しろ
さくらと向かい合う浮竹が毎朝会う短時間では伝えられなかった出来事を邪魔にならぬように気遣いながらも話し始めていたし、
さくらも目と手は仕事に集中しながら夫の話に耳を傾けていたから、背後にいる彼女達など全く目に入っていなかったのだ。
「…それで、もう少し此処にいてもいいか?」
「…浮竹・隊長?」
話の合間に居座る許可を得ようとする夫に、
さくらは態と語尾を上げて隊長と呼ぶことで咎めた。
それは
さくらが浮竹の話を聞き逃していない証拠でもあるのだが。
3
処方を済ませ、薬に変更のない今日は半刻もかからぬうちに薬袋に浮竹の名を書く。
「お前…何時、休んでるんだ?」
「毎日夕方から朝まで、たっぷりお休みをいただいておりますよ~」
浮竹の優しい問いかけを軽くあしらうかのように
さくらは言い返した。
「本当に、無理はしてないんだな?」
浮竹は何時邸に行っても今日も任務だと言われていた。つまり
天宝院家に戻ってから
さくらが丸一日休んだ日が一度もないということだ。
今日手渡した花は、部屋に敷き詰められた花の一輪となり、生きているのが不思議なくらいの
さくらを見ているのではないか…。
何度、そういう不安に駆られたかわからない。
「大丈夫ですよ」
さくらはふうーっと静かに息を吹いて、墨を乾かそうとした。
この気候ならそんなことをしなくとも墨はすぐに乾くのだが、それは
さくらの癖のようなものだった。
しかし浮竹には、自分を追い返す仕草に見えたらしい。
心配顔から少し眉が吊上がり、口がへの字に曲がった。
4
「さ。お薬が出来上がりましたよ」
この後いつも一緒に居たいと駄々をこねる浮竹に釘を刺すかのように、
さくらは薬を差し出した。
「…薬は、出来たんだな?」
見てのとおりなのに、この日の浮竹は処方の終了を態々確認した。
「ええ」
きっといつも追い返される状態だから、厭味のひとつでも言いたくなったのだろうと、
さくらは気にも留めていない。
「そうか」
浮竹は立ち上がると薬袋を懐にしまい、ぽんっと胸を叩くと
「それじゃあ…」
いつになくにこやかな笑みを添えて別れの言葉を口にしようとした。
素直に帰る様子を見せた夫に、
さくらも見送る為に立ち上がった。
「はい。それでは…」
両手を前に添え、
さくらが頭を下げた瞬間
体がふわりと前のめりになった。
「―――――…」
何が起こったのか理解できていない
さくらは、後輩らのはしゃいだ声を後頭部に受けた。
「行ってらっしゃい、
さくら先輩。ごゆっくり~~!」
「―――え…?」
さくらが漸く一言発した時には目の前で医薬品取扱専門詰所の戸が閉められていた。
浮竹の肩に担がれ、
さくらは詰所の外に出ていたのだ。
5
「え、え、ええっ?…ええっ!?」
さくらが遠ざかる風景に慌てて上体を起こそうとしたり手足をバタつかせたりした。
しかし浮竹の支えた腕も肩もビクともせず、悠々と連れて行かれる。
連れて……?
早速四番隊隊士の呆ける視線を浴びた
さくら。
「……………お、お、お、降ろしてーっ!降ろしてください!十四郎様っ!!」
真っ赤になって叫んだ。
「仕事なら大丈夫だ。卯ノ花にも許可はもらってある」
浮竹は説明しながら、すれ違う隊士らに挨拶までしている。
「そ、そういう問題じゃ、ないでしょーっ!?」
夫に担がれている自分を、振り返って見る隊士らの視線は痛いほど
さくらに突き刺さっているというのにだ。
「大丈夫だ」
「何が大丈夫なんですかっ!!」
「お前の後輩らも快く了承してくれたぞ?」
「そんなことを言ってません!兎に角降ろして!降ろしてください!!」
「今日一日、俺と過ごすならすぐに降ろしてやる」
そう言われて初めて、
さくらは浮竹が何をしたかったのかを理解した。
6
「そ、んなの……」
「駄目か?」
久しぶりに聞いた気がする、夫の強請る甘い声。
広い背中と白い髪しか見えなくとも、きっと穏やかに寂しげに微笑んでいると、声だけでわかる。
「……駄目です って、言ったら―――?」
「一日中、こうしてる」
「何言ってるんですかー!」
そんなの無理でしょうと反論する。
「無理じゃない」
「無理ですって!それに大事な時間をこんなことで無駄にして―――」
「無駄じゃない」
怖いぐらいしっかりとした浮竹の口調に、心臓がドキンと強く鼓動した。
「無理じゃないし無駄なんかじゃない」
浮竹は歩調を変えずどんどん進み、とうとう五番隊を過ぎた。
こんな格好を、弟の隊の者にまで見られたりしたら……。
「…わかりました!わかりましたから、降ろしてください!!」
さくらが渋々そう言うと、浮竹は自分の首に掴まるように言った。
ムッとしながらも従った
さくらは、横抱きにされる。
「降ろしてくださいって、言ったんですが?」
「…ああ」
至近距離の夫は、寂しげに微笑んでいた。
7
「……………」
いきなり降ろさずワンクッション置いてくれただけで、殊更他意はなかったようだ。
きつい言い方をした自分が悪かったように感じた。
「さて。何処に行こうか?何か、したいことあるか?」
だが、一瞬反省したのが馬鹿らしいほど、浮竹は嬉しそうに
さくらの要望を尋ねる。
「別に…」
これと言って無かった。強いて言えば詰所に戻って仕事をしたい。
しかしその要望を伝えれば、また肩に担がれるのは目に見えていた。
「それじゃあ…。俺が決めても、いいのか?」
「はい」
一度言い出したら夫が聞かないのはわかっている。
根回しも万端のようだし、今日は仕方なく付き合うと、
さくらは覚悟を決めた。
8
十三番隊隊舎を抜け――
このまま行けば雨乾堂かと思われたが、履物を用意された。
人気のない隊舎裏。更には修行場を通り過ぎる。
「あのう、十四郎様…?」
何がしたいのか今ひとつ夫の考えていることがわからず、黙々とついて来ていた
さくらもとうとう口を開いた。
名を呼ばれた浮竹が、ゆっくりと振り向いた。
「此処は……」
雨乾堂の裏手の雑木林を浮竹が
さくらにも見るように指し示す。
「
さくらが初めて自分から、俺と手を繋いでくれた場所だ」
「―――…」
そう言われ手を差し出された時は、何のことだかわからなかった。
しかし夫の手を取り歩き出し、林に入る手前で
さくらもその日を思い出した。
9
あれは…
浮竹の薬を処方する直前まで、素手で生の薬草を扱っていた為に爪まで染まっていた日。
その手に口付けられた。
人知れぬ努力や弱さや醜さは曝け出すものではない。況してやそれが好意を抱く相手なら。
母はそのような醜態を幾年月連れ添った父にも見せたりはしていなかった。
それなのにうっかり手を取られ口付けられまでした自分の無防備さに、
さくらは恥じる思いで一杯だった。
貴方に
一番綺麗な私を見てほしい。
その思いに反した状況で浮竹に誤解された
さくらは、翌日
自ら浮竹の指に自分の指を絡めることで、手を繋ぎたくないのではないという気持ちを遠回しに届けた。
すっかり、
さくら自身がそんな出来事を忘れていた。
さくら達が夫婦となって、もう随分と月日が流れている。
それなのにあんな昔のことを覚えていてくれた浮竹に、
大きくて温かで、手のひらのみならず
さくらの全てを包んでくれそうなその手に何の躊躇いもなく触れられる今を感謝せねばと思った。
10
「
さくら…」
しかしそれを浮竹に告げようとしたと同時に名を呼ばれ、
さくらは口を開くタイミングを逃した。
「俺は、無茶をしたか?」
「………」
折角夫から話しかけてくれたのに、感謝の気持ちを伝える言葉が出なかった。
「お前は俺が休みだと言っても、休んではくれなかった。だから、こうするしかなかった…。
まだまだ任務は始まったばかりで、俺は今から無理をしているお前が…その、心配なんだ……」
「……無理は、して…ません……」
伝えたいことは他にあるのに、上手く言葉にならない。
こんな強引な行動に浮竹が出たのは、一昨日の出来事が原因だ。
いつものように
天宝院家に花を携えて訪れ、手渡された花を
さくらは愛でていた。
「…あのな」
「はい」
もしも自分が何も言わなければこのまま別れるだけとなることを学んでいる十四郎は、口を開いた。
「
さくら。明日は、休みじゃないのか?」
「 …?」
「その…。お前さえ良ければ、明日俺も休めそうなんだ」
十四郎は長く二人っきりで過ごしていない時間を、望んでいた。
11
「それは宜しゅうございました。ごゆっくりなさってくださいまし」
単に休みだと告げただけでなく今回は
さくらの都合も考慮すると言ってみたのだが、
さくらには十四郎の本意は伝わらなかった。
今回は、というのは以前にも一緒に過ごしたくて誘ったのだが断られていたからだ。
「じゃあ…」
「はい。明後日は出仕します」
「ああ。明日な…」
かみ合わないまま会話を終えると十四郎は護廷十三隊に足を向け、一度も振り返ることなく歩いた。
最初の頃は振り返ることもあったのだが、ずっと
さくらが見送っている為どんなに名残惜しくとも一度背を向けると振り返らずに隊に戻っていた。
戻る道すがら、口で言っても妻には伝わらない。
もしかすると伝わってはいるものの受け入れてはくれないと感じた浮竹は、とうとう勤務中の
さくらを拉致するという強硬手段に出たのだ。
夫は単にわがままでこんなことをしたのではない。
それは最初からわかってはいた。
だが
この手が離れていくことはない。
そんな自信が言葉を呑み込ませたわけではなかったのだが、本当に言うべきことは他にあるとわかっていたのに自ら話を切り出すことはやはりできず…
そうこうしているうちに池の辺(
ほとり)まで来てしまった。
12
「…座ろうか」
浮竹は水に半分以上浸かった大きな岩に腰掛ける。
相変わらず敷物になるようなものを浮竹は持ち合わせていなかったが、
さくらの体が冷えぬよう自分の膝に座らせた。
さくらも素直に浮竹の膝に座り、不安定な腰を支えてもらった。
躊躇うことなく触れられる夫の体。
指先が触れ合うだけでも恐れ多かった気持ちを忘れたわけではないが、
こんなにもしっくりと浮竹の胸に自分を預けられる今、言葉に頼ることも何処かもどかしい。
心配してくれているのはわかる。
しかし…と、
さくらが思いを巡らせていると、浮竹の喉が不意に震えた。
「あの時…………何を、考えてたんだ?」
「あの、時?」
さくらが夫を見た時は、雨乾堂を眺めていた。
視線の合わぬまま、浮竹は続ける。
「此処へ初めて来た次の日。一人で来ただろ?」
「―――!」
夫に手を繋いだ場所だと言われた時からうっすらと思い出してはいたものの、翌日一人で訪れたことまで知られているとは思ってもみなかった。
13
さくらのその驚きを、浮竹は不快だと取ったらしい。
「黙ってて、済まん。…だが、今ならもう教えてくれてもいいんじゃないか?」
「―――…」
あの時…
自分は何の為に此処を訪れたのか。
それはすぐには思い出せない、遠い日のことだった。
「まだ…、言えないのか……」
「あ、あのっ。十四郎様!?」
悲しそうに俯いた夫に、
さくらは焦りが芽生えた。
「それって、結婚前のお話ですよね?結婚どころか、結納もまだの―――」
浮竹は
さくらを見遣ると、そうだとだけ言った。
あの日のことなのだから当然だろうと、然も昨日か一昨日の出来事のように言う。
夫にとって一年は一日ぐらいの感覚ではないかと思えるほどのあまりの記憶力に、
さくらは真っ赤になって俯いた。
…一度、深呼吸をする。
そして日頃の感謝と尊敬の意を込めて、夫の問いに答えた。
「愛するとはどういうことなのか、考えて、ました…」
「……………」
浮竹が顔を覗き込むように自分を見ているのはわかっていたが、あまりにも幼い気持ちの頃を正直に話した為、
さくらはその視線に応えることはできなかった。
14
「済まん。俺は―――」
詫びて頭に手をやり目を泳がせた浮竹に訳がわからず、今度は
さくらが浮竹を見る。
「てっきり…俺は、お前が…その、まだ……………」
あの時海燕(
あいつ)を想っていたのではないかと、浮竹が言いたかったことすら想像できない程、
さくらには海燕は遠い思い出の人となっていた。
しかし夫の様子から、自分があの時考えていたこととは全くかけ離れたことを想像していたのは難くない。
さくらは結婚式の夜の、あの浮竹の命令にも似た強い口調を思い出した。
「…だから、一人で悩むなと?」
「う…。済まん」
詫びるように浮竹は首を垂れた。
相変わらず女心に関しては的外れな夫である。
恥ずかしさで染まった頬は白い髪故に益々色よく見えるほどだ。
15
「十四郎様…」
さくらは浮竹の背中に腕を回した。
「あの時、雨乾堂を見ながら……考えていました。
でも、今にして思えば貴方の背中に抱きついて、こう尋ねたかったんです…。
私は、貴方を愛していますか?
私は貴方に相応しいですか?と…」
「
さくら…」
抱き締めたいのは、浮竹のほうだった。
今だけでなく、あの日から。
いいや、もうずっと以前から。
ずっとずっと―――…。
「…馬鹿ですね。あの頃は本当に私、臆病でした。
いつでも十四郎様は私を優しく包んでくれて、遥か後ろを歩いている私を待ってくれていて…。
でも私には貴方のような素敵な方に近付くことは、途轍もなく勇気が要って…。こんな私が、本当に十四郎様の生涯の伴侶になっていいのか―――」
さくらの胸中に、甘酸っぱい想いが甦る。
「もしも愛するのに資格が要るのだとしたら、俺は一番その資格に程遠い…」
「……何、を ?」
この男(
ひと)は何を言っているのだろう。
それが自分の言葉を遮った夫への、素直な思いだった。
呆ける妻に浮竹は静かな笑みを湛える。
「考えてもみろ。俺は下級貴族。家柄を理由にされれば
天宝院家の敷居を跨ぐことすら許されん立場だ。おまけにこの体。お前とのつりあい云々言われれば、俺には言い訳すらできん」
「十…」
さくらの唇が開いたのを止めるかのように浮竹は
さくらの頭に手をやり、宥めるように撫ぜた。
「誰かを好きになったり愛するのに自分が相応しいかとか…頭で考えてるうちは、駄目なものだな」
浮竹も昔を思い出して、抱き寄せた
さくらの髪に口付け苦く笑った。
16
「十四郎様…」
頭を撫でていた浮竹の手が下りてきて、頬を両手で包まれた。
「これでも…一目惚れ、だったんだぞ?」
「――――え?」
可笑しいか?と、赤らんだ顔で睨まれる。
「初めて…。聞きました」
「それはそうだろ。初めて言ったんだから…」
それからフイッと顔を背けられ、自然と頬を離れていく夫の手を
さくらは掴まえた。
「本当に…?」
早くなった鼓動に戸惑いながらも、
さくらは浮竹の気持ちを強請る。
「ああ、本当だ」と片手を繋いだまま、もう片方の浮竹の手は
さくらの肩を抱いた。
「こっちを…私を見て。十四郎様…」
そしてもう一度、聞かせて欲しい。
浮竹はまだ耳の後ろまで真っ赤だったが、恥ずかしさを堪えて妻と面と向かった。
「
さくら…。俺はお前に惚れてる」
「私もです、十四郎様…」
だから今日はもう少し
心が通い合うまでの日を語ろうじゃないか。
二人出逢えた
あの日からを
振り返って……
fin*
************************************************黙っていようと思ったのに、一目惚れって告白させちゃった。(≧∇≦*)
子供もいる時期の設定でしたが、夫婦の時間を邪魔してほしくなくて省いちゃいました。
それより京楽隊長のほうは双極創りから随分経っているのに、浮竹隊長のほうはそのことすら風ゴテで書いていなかったんですね。
さくら様に会えない寂しさから毎日物思いに耽って、浮竹隊長は過去を思い出してしまったのです。それで……という、浮竹隊長の心情は省きました。
だって子供みたいに突然強引な行動に出る浮竹隊長が好きなんですもの。(〃∇〃)
ご訪問ありがとうございました。
2008.08.15
浮竹隊長〔二〕 風⋆花⋆雪⋆月