元カレ
おなまえ
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王馬小吉
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「夢野ちゃん眠いの?まさか夜更かししちゃった?
うわー、ダメだよちっちゃい子は早く寝ないと大きくなれないよ?」
王馬くんはそう言って口元に人差し指を当て、「同い歳だと何回言えば分かるんじゃ!」と怒る夢野さんに挑発的な視線を送る。
「王馬さん!夢野さんをいじめる男死はこの転子とみょうじさんが許しませんよ!…ね、みょうじさん!」
「う、うん。王馬くんだめだよ…女の子にそんな意地悪しちゃ」
「えー、女の子に意地悪したらどうなるの?教えてよ、みょうじちゃん」
彼に呼びかけられ、肩が震えそうになるのをぐっと堪える。
本当にこの人は、どうしてそんなことを私に聞くの?
「……モテない、とか」
「そうじゃな。王馬と付き合うような女子がこの世に存在するとは思えんわい」
「えー、過去にいたよ?こんなオレと付き合ってくれる女の子」
「なっ…!?どうせ何か弱みでも握って関係を迫ったんでしょう!そうに違いありません!!」
「うわ、茶柱ちゃんひっどーい。フツーの高校生っぽい、甘酸っぱーい成り行きだったのになぁ」
ね?みょうじちゃん?
と、声には出さないが明らかにこちらを見てそう言っている気がする。
…振ったのはそっちなのに。
チクリと痛んだ胸が、まだ自分の中に残る気持ちを苦しいほど主張していた。
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「夢野ちゃん眠いの?まさか夜更かししちゃった?
うわー、ダメだよちっちゃい子は早く寝ないと大きくなれないよ?」
王馬くんはそう言って口元に人差し指を当て、「同い歳だと何回言えば分かるんじゃ!」と怒る夢野さんに挑発的な視線を送る。
「王馬さん!夢野さんをいじめる男死はこの転子とみょうじさんが許しませんよ!…ね、みょうじさん!」
「う、うん。王馬くんだめだよ…女の子にそんな意地悪しちゃ」
「えー、女の子に意地悪したらどうなるの?教えてよ、みょうじちゃん」
彼に呼びかけられ、肩が震えそうになるのをぐっと堪える。
本当にこの人は、どうしてそんなことを私に聞くの?
「……モテない、とか」
「そうじゃな。王馬と付き合うような女子がこの世に存在するとは思えんわい」
「えー、過去にいたよ?こんなオレと付き合ってくれる女の子」
「なっ…!?どうせ何か弱みでも握って関係を迫ったんでしょう!そうに違いありません!!」
「うわ、茶柱ちゃんひっどーい。フツーの高校生っぽい、甘酸っぱーい成り行きだったのになぁ」
ね?みょうじちゃん?
と、声には出さないが明らかにこちらを見てそう言っている気がする。
…振ったのはそっちなのに。
チクリと痛んだ胸が、まだ自分の中に残る気持ちを苦しいほど主張していた。
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