神様の言うとおり?
おなまえ
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今日はいい天気だから、とお弁当を持って中庭にやってきた。
先客なし、ラッキー。
そう思いながらベンチに腰掛けると、背後から元気に私を呼ぶ声が聞こえる。
「なまえー!」
「アンジーさん、どうかした?」
「にゃははー追いついた!なまえは歩くのが早いねー。神さまもびっくりって言ってるよー」
全く質問の答えになっていない返事が来て、でもそれもアンジーさんらしいかと思い笑ってしまう。
彼女は神様の声が聞こえることを自称している、変わり者が多いクラスメイトの中でも群を抜いて変わった人なのだ。
「アンジーはね、今日はなまえとお弁当食べる気分なんだー」
「あはは、昨日もそんなこと言ってなかった?」
「きっと明日もそう言うと思うよー」
「へぇ、それも神さまがそう言ってるの?」
「ううん、神さまはお昼寝タイムになっちゃったからねー。これはアンジーの気持ちなのだー!気持ちもっちもちー」
私の隣に腰掛けたアンジーさんが、自分のほっぺを両手で押し付けてムンクの叫びみたいなポーズをしている。
そんな彼女の一挙一動がおかしくて、さっきから私はアンジーさんに笑わされてばかりだ。
「にゃははー!やっぱりなまえと一緒の時間は神ってるねー!」
「ふふ、私もアンジーさんといると退屈しないや」
「でもでもー」
不意にアンジーさんは何かを考えるような仕草をする。
その場でうんうん唸りながら、突然パッと閃いたように私をじっと見つめた。
「どうかしたの?」
「アンジーはね、今まで全部神さまの言う通りにして来たんだよー」
「うん、そうなんだろうね」
「でもでもー、なまえと一緒にいたいっていうのは神さまに言われた訳じゃなくてー、アンジーがそうしたいって思ったからみたいなんだー」
「うん、つまり?」
「アンジーはなまえが大好きってことなのだー!にゃははー」
ガバッとアンジーさんに抱きつかれ、そのまま彼女が頭を擦り付けて来る。
なんだか、愛情表現が犬みたいだなぁ。
同い年の彼女がとても幼く見えて、けれどそれが可愛くてよしよしと頭を撫でた。
そんな、変わった友達と過ごす何の変哲もないお昼休み。
先客なし、ラッキー。
そう思いながらベンチに腰掛けると、背後から元気に私を呼ぶ声が聞こえる。
「なまえー!」
「アンジーさん、どうかした?」
「にゃははー追いついた!なまえは歩くのが早いねー。神さまもびっくりって言ってるよー」
全く質問の答えになっていない返事が来て、でもそれもアンジーさんらしいかと思い笑ってしまう。
彼女は神様の声が聞こえることを自称している、変わり者が多いクラスメイトの中でも群を抜いて変わった人なのだ。
「アンジーはね、今日はなまえとお弁当食べる気分なんだー」
「あはは、昨日もそんなこと言ってなかった?」
「きっと明日もそう言うと思うよー」
「へぇ、それも神さまがそう言ってるの?」
「ううん、神さまはお昼寝タイムになっちゃったからねー。これはアンジーの気持ちなのだー!気持ちもっちもちー」
私の隣に腰掛けたアンジーさんが、自分のほっぺを両手で押し付けてムンクの叫びみたいなポーズをしている。
そんな彼女の一挙一動がおかしくて、さっきから私はアンジーさんに笑わされてばかりだ。
「にゃははー!やっぱりなまえと一緒の時間は神ってるねー!」
「ふふ、私もアンジーさんといると退屈しないや」
「でもでもー」
不意にアンジーさんは何かを考えるような仕草をする。
その場でうんうん唸りながら、突然パッと閃いたように私をじっと見つめた。
「どうかしたの?」
「アンジーはね、今まで全部神さまの言う通りにして来たんだよー」
「うん、そうなんだろうね」
「でもでもー、なまえと一緒にいたいっていうのは神さまに言われた訳じゃなくてー、アンジーがそうしたいって思ったからみたいなんだー」
「うん、つまり?」
「アンジーはなまえが大好きってことなのだー!にゃははー」
ガバッとアンジーさんに抱きつかれ、そのまま彼女が頭を擦り付けて来る。
なんだか、愛情表現が犬みたいだなぁ。
同い年の彼女がとても幼く見えて、けれどそれが可愛くてよしよしと頭を撫でた。
そんな、変わった友達と過ごす何の変哲もないお昼休み。
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