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記録

旧ページより5

2024/08/26 21:43
吐き気のするような記憶に脳と胸を焼かれている間にも男たちの冷笑と嘲弄は続く。
「あの女にカモられたのはてめえが初めてじゃねえぜ。あのおぼこ娘みてえな面と赤んぼのためってお涙頂戴で大勢だまくらかしてガキはほったらかして遊びくらしてんだ。」
「そうそうもっとてめえが楽しくなる話きかせてやんよ・・・」男の一人がさも嬉しくてしょうがないという風に舌なめずりしていった。
それが楽しい話などではないのは火を見るより明らかだったがあいにく僕の両手首には頑丈な手枷が嵌められていて耳をふさぐこともできない。
せいぜい冷然とした表情を作って見せるのがせめてもの抵抗だ。
だが次の言葉にそれはあっけなく崩された。

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