このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

聖なる宝石と濁った魂

僕のひそやかなー迷惑をかけない為家族とも離れて隠れ住んでいるー家に彼らが押し入ってきた日の情景は熱く脳裏に焼きついている。
「ついに見つけたぜ!例の涙がエメラルドになるってえ小僧だ。」
別の男が手配書らしきものを取り出す。
「おーし、人相書き通りだ、こいつに間違いねえ、これで俺たちゃ一生遊んで暮らせる金が手に入るぜ!」
ついにこの日が来てしまったか・・・あの時誰かが物陰から粘つくような視線を送っていてそちらを向いたらサッと気配が消えたのは気のせいじゃあなかったんだ・・・
だがいい。あの時ああしなければ僕は自分を許せずずっと後悔すろことになっただろうから。が、次の瞬間自分の目を疑った。
3/3ページ
スキ