第3章 「バトルジャーニー!世界チャンピオンへの挑戦!!」
ポットの願いはドラムとのバトルの再戦だった。ポットがなぜ、再戦を申し込んだのか本当の理由は彼のみが知る話だろう。
先程のバトルは、ドラゴンに付け入る隙を一切与えなかった完璧なバトルだった。しかし再戦とは、どういうことなのか。
きっと彼はドラムとドラゴンが持つ黄金の光、ゴールドターボに魅せられたのかもしれない。
(未だ存在が公にされていないゴールドターボ……貴方はそれを見たのか、それとも別の理由があるのかしら……?)
「よっし、今度こそバーストフィニッシュだ!」
「バーストフィニッシュ……?!」
「ああ!ペガサスのロックが進んだところでウイング以外のところを攻撃して、バーストさせる……。けど、簡単に決められるほど、ペガサスは甘くねぇ。」
「……!スタミナ重視のグランドラゴンか!」
「ああ!」
「確かに大きな二枚刃のグランドラゴンなら対抗出来ますわね。」
ドラゴンのベースをエースからグランに変更。そのまま2ndバトルへ――と、思いきや、アマネが静止と一声をかけた。なんとアマネがあの時の修行で会得した集中力を高めるポーズをドラムに教えてくれるのだ。きっと心頭滅却されるような身も心も清められる特訓かと思われたが……
「ふらみんご」
「は?」
これが修行で得た集中力を高めるポーズなのか、とシズク達は頭を抱えた。ドラムはなんとも思っていないどころか、目を輝かせアマネと同じポーズを始める。
「もっと脚を伸ばすべ。」
「こ、こうか…!?」
「さぁ、どんどん行くべ!」
「お、おう!」
「らいおん」
「らいおん!」
「らっこらっこ」
「らっこらっこ!」
「かぴばらー」
「かぴばらー!」
本当に効果があるのか分からないポーズの数々に内心呆れつつある。
「勿論この試合も条件は先程と同じ、どちらかが勝ったらどちらかの言うことを聞く……良いですわね。」
ポットの要求はドラムとの再戦、つまりまだドラムのブレーダー人生は終わっていない。そして現状も維持される。ドラムが勝つチャンスがあるということだ。
「すね〜く」
「お?すね〜く」
「いつまでやってんの!」「いつまでやっているんですの!!」
「は、はい!!!」
ようやくスタジアムの前に立ち、ランチャーを構えるドラム。ドラムから滲み出るドラゴンとの絆集中力、それが“気”としてはっきりと視えたポットは、なにか異様な感じを覚える。だが、ベイとの絆はこちらも負けていない。
そしてドラゴンが繰り出したあの光の正体を突き止める。
「レディ……セット!」
「「3!2!1!ゴーー……シュート!!」」
両者強烈なシュートが決まり、勢いよく周り始める。お互いセンターを狙い、そのままファーストアタックが決まった。しかし、ペガサスはセンターで防御を取らず、グランドラゴンに連続攻撃を仕掛ける。ポットは一気にドラゴンを追い込み、ドラムとの共鳴力を高めさせ、ゴールドターボを出させる作戦なのだろう。
「ドラゴン!うおおッ。グランビート!」
グランドラゴンのカウンターが決まり、ペガサスのレイヤーからウイングが飛び出した。ペガサスのロックが進んだのだ。
あと一押し。ウイング以外のところに攻撃をすればペガサスは必殺技「ロックリバース」を発動させることなくバーストすることができる。
しかしペガサスは自らグランドラゴンへ向かっていき、ロックを戻しに行こうとする。だがドラゴンはペガサスの攻撃を華麗に避けた。
「ロック…リバース!!」
なんとペガサスはスタジアムの壁を利用しウイングとロックを元に戻したのだ。攻撃されなくてもいい。ウイングが当たってロックが戻ればどんな方法だって構わない。
再びペガサスの猛攻撃が始まる。
(出してみな、あん時の光を――!!)
ペガサスの猛攻撃に弾き飛ばされ、なんとか持ちこたえるも、ドラゴンは黄金に光らなかった。
(光らない……!?だったら、これ以上やる意味ないな……。)
(もっと強く、激しいバトルにならなければ…ドラゴンとの共鳴もまだ……まだなの。)
ポットが彼の名を叫ぶと、ベイがエメラルド色の光に包まれて中からペガサスのアバターが現れた。
「これで終わらせてやる、ヘブンサンダーッッ!!!」
ドライバーを傾けさせ、稲妻のような強烈な攻撃がドラゴンに向かい走ってくる。
ドラムも彼の名を呼ぶとベイが猛る炎に包まれて中からドラゴンのアバターが現れた。
「決めろ、ドラム!!」
「うおおおおッ、バウンドスティンガー!!」
ドラムがディスクを壁に当て、内部に搭載されているバネが跳ねて加速し始めた。
そして、ベイも若干だが光を帯び始めている。
そう、これだ。
この輝きだ。
「でた!」
「やっぱりね。」
黄色い稲妻と黄金色の輝きがぶつかり大きな光の柱が発生すると思わず腕で覆い隠した。稲妻お帯びたベイ…ヘブンペガサスが場外へ飛び出しそのままオーバーフィニッシュ。
ドラムは辛苦になる場面はあったものの、ベイとの絆諦めない心が勝利の女神に届いたのだ。
「ドラム……やったーー!!」
「ヘブンペガサスに勝ったべ!」
「ふぅ、ヒヤヒヤさせますわね。」
「バーストフィニッシュじゃねぇけど、きっまりィ〜!!!」
「ドラム!なんだ今の光!!」
ポットがドラムに問いかける。やはりあの光はぽとにとって初めて見るものだった。
どうやらタカネやイチカには先程の光は視えていなかったようで、小首をかしげていた。
まだドラムのはまぐれに近く、完全なゴールドターボを出すことは出来ない。バルトやデルタはもっと、もっと輝いている。綺麗な輝きを放ちスタジアムを駆け巡るベイに、ドラムはあの時強いあこがれを抱いたのだ。
「光のベイ……。」
「光のベイって……。」
「何の話をしているの?」
「ゴールドターボ……強い絆で更に共鳴力が高まった時、ベイは黄金色に輝いて真の強さを発揮しますの。」
「ゴールドターボ……。知らなかった、ベイにそんな世界があるなんて。」
「でしょうね。そうじゃなかったら条件を呑んでいませんわ。」
「一枚上手だったか……。」
自身とペガサスも強い絆を育んでいると思っていたが、世界はまだまだ知らないものばかり。絆もまだまだなっていない。
「よし、決めた!オレも出してやらァ!!そのゴールドターボってヤツを!」
ドラムは嬉しいのか新しいライバルが出来て興奮しているのか、顔を真赤にさせてコワ顔でポットの顔面ギリギリまで近づく。
「お前もか!負けねーぞ!」
「だから、近いって……。」
「良かったね、ポットも目指すものが見つかって。」
「これでもう、いたずらなんかで気を晴らさずに済むかもね。」
ドラムはGT 3に勝利し、ポットもこれからの目標を見つけ、一件落着かと思われたが、実はまだ終わっていない。
そうだ、どちらかが勝利したら負けた方は勝った方の言う事を聞くという約束だ。
約束を思い出したポットは何でも来いと自信アリげに腰に手をやった。
「じゃあドラム、お願いして!」
(オラを解放しろって言うべ……!)
(兄ちゃんを解放してって言うんだよ!)
(アマネを解放してって言うのよ!)
(アマネを解放しなさいって言うんですのよ)
(アマネを解放してやるんだ、ドラム)
「そんじゃあ、
―――もう一回オレとバトルだ!!」
「「そうじゃないでしょーーーーーッッ!!!!!!!!」」
***
「全員に招待状送ったのか?」
「もちろん!wbba.が記録してるデータのを見て、実力あるブレーダーには楽しいイベントに参加できる招待状が贈られる。」
「俺達が考えた超ゼツすんげぇヤツだかんな!!盛り上げてやろうぜ!!」
「うん!“バトルジャーニー”、どんな戦いが見られるか楽しみ〜」
先程のバトルは、ドラゴンに付け入る隙を一切与えなかった完璧なバトルだった。しかし再戦とは、どういうことなのか。
きっと彼はドラムとドラゴンが持つ黄金の光、ゴールドターボに魅せられたのかもしれない。
(未だ存在が公にされていないゴールドターボ……貴方はそれを見たのか、それとも別の理由があるのかしら……?)
「よっし、今度こそバーストフィニッシュだ!」
「バーストフィニッシュ……?!」
「ああ!ペガサスのロックが進んだところでウイング以外のところを攻撃して、バーストさせる……。けど、簡単に決められるほど、ペガサスは甘くねぇ。」
「……!スタミナ重視のグランドラゴンか!」
「ああ!」
「確かに大きな二枚刃のグランドラゴンなら対抗出来ますわね。」
ドラゴンのベースをエースからグランに変更。そのまま2ndバトルへ――と、思いきや、アマネが静止と一声をかけた。なんとアマネがあの時の修行で会得した集中力を高めるポーズをドラムに教えてくれるのだ。きっと心頭滅却されるような身も心も清められる特訓かと思われたが……
「ふらみんご」
「は?」
これが修行で得た集中力を高めるポーズなのか、とシズク達は頭を抱えた。ドラムはなんとも思っていないどころか、目を輝かせアマネと同じポーズを始める。
「もっと脚を伸ばすべ。」
「こ、こうか…!?」
「さぁ、どんどん行くべ!」
「お、おう!」
「らいおん」
「らいおん!」
「らっこらっこ」
「らっこらっこ!」
「かぴばらー」
「かぴばらー!」
本当に効果があるのか分からないポーズの数々に内心呆れつつある。
「勿論この試合も条件は先程と同じ、どちらかが勝ったらどちらかの言うことを聞く……良いですわね。」
ポットの要求はドラムとの再戦、つまりまだドラムのブレーダー人生は終わっていない。そして現状も維持される。ドラムが勝つチャンスがあるということだ。
「すね〜く」
「お?すね〜く」
「いつまでやってんの!」「いつまでやっているんですの!!」
「は、はい!!!」
ようやくスタジアムの前に立ち、ランチャーを構えるドラム。ドラムから滲み出るドラゴンとの絆集中力、それが“気”としてはっきりと視えたポットは、なにか異様な感じを覚える。だが、ベイとの絆はこちらも負けていない。
そしてドラゴンが繰り出したあの光の正体を突き止める。
「レディ……セット!」
「「3!2!1!ゴーー……シュート!!」」
両者強烈なシュートが決まり、勢いよく周り始める。お互いセンターを狙い、そのままファーストアタックが決まった。しかし、ペガサスはセンターで防御を取らず、グランドラゴンに連続攻撃を仕掛ける。ポットは一気にドラゴンを追い込み、ドラムとの共鳴力を高めさせ、ゴールドターボを出させる作戦なのだろう。
「ドラゴン!うおおッ。グランビート!」
グランドラゴンのカウンターが決まり、ペガサスのレイヤーからウイングが飛び出した。ペガサスのロックが進んだのだ。
あと一押し。ウイング以外のところに攻撃をすればペガサスは必殺技「ロックリバース」を発動させることなくバーストすることができる。
しかしペガサスは自らグランドラゴンへ向かっていき、ロックを戻しに行こうとする。だがドラゴンはペガサスの攻撃を華麗に避けた。
「ロック…リバース!!」
なんとペガサスはスタジアムの壁を利用しウイングとロックを元に戻したのだ。攻撃されなくてもいい。ウイングが当たってロックが戻ればどんな方法だって構わない。
再びペガサスの猛攻撃が始まる。
(出してみな、あん時の光を――!!)
ペガサスの猛攻撃に弾き飛ばされ、なんとか持ちこたえるも、ドラゴンは黄金に光らなかった。
(光らない……!?だったら、これ以上やる意味ないな……。)
(もっと強く、激しいバトルにならなければ…ドラゴンとの共鳴もまだ……まだなの。)
ポットが彼の名を叫ぶと、ベイがエメラルド色の光に包まれて中からペガサスのアバターが現れた。
「これで終わらせてやる、ヘブンサンダーッッ!!!」
ドライバーを傾けさせ、稲妻のような強烈な攻撃がドラゴンに向かい走ってくる。
ドラムも彼の名を呼ぶとベイが猛る炎に包まれて中からドラゴンのアバターが現れた。
「決めろ、ドラム!!」
「うおおおおッ、バウンドスティンガー!!」
ドラムがディスクを壁に当て、内部に搭載されているバネが跳ねて加速し始めた。
そして、ベイも若干だが光を帯び始めている。
そう、これだ。
この輝きだ。
「でた!」
「やっぱりね。」
黄色い稲妻と黄金色の輝きがぶつかり大きな光の柱が発生すると思わず腕で覆い隠した。稲妻お帯びたベイ…ヘブンペガサスが場外へ飛び出しそのままオーバーフィニッシュ。
ドラムは辛苦になる場面はあったものの、ベイとの絆諦めない心が勝利の女神に届いたのだ。
「ドラム……やったーー!!」
「ヘブンペガサスに勝ったべ!」
「ふぅ、ヒヤヒヤさせますわね。」
「バーストフィニッシュじゃねぇけど、きっまりィ〜!!!」
「ドラム!なんだ今の光!!」
ポットがドラムに問いかける。やはりあの光はぽとにとって初めて見るものだった。
どうやらタカネやイチカには先程の光は視えていなかったようで、小首をかしげていた。
まだドラムのはまぐれに近く、完全なゴールドターボを出すことは出来ない。バルトやデルタはもっと、もっと輝いている。綺麗な輝きを放ちスタジアムを駆け巡るベイに、ドラムはあの時強いあこがれを抱いたのだ。
「光のベイ……。」
「光のベイって……。」
「何の話をしているの?」
「ゴールドターボ……強い絆で更に共鳴力が高まった時、ベイは黄金色に輝いて真の強さを発揮しますの。」
「ゴールドターボ……。知らなかった、ベイにそんな世界があるなんて。」
「でしょうね。そうじゃなかったら条件を呑んでいませんわ。」
「一枚上手だったか……。」
自身とペガサスも強い絆を育んでいると思っていたが、世界はまだまだ知らないものばかり。絆もまだまだなっていない。
「よし、決めた!オレも出してやらァ!!そのゴールドターボってヤツを!」
ドラムは嬉しいのか新しいライバルが出来て興奮しているのか、顔を真赤にさせてコワ顔でポットの顔面ギリギリまで近づく。
「お前もか!負けねーぞ!」
「だから、近いって……。」
「良かったね、ポットも目指すものが見つかって。」
「これでもう、いたずらなんかで気を晴らさずに済むかもね。」
ドラムはGT 3に勝利し、ポットもこれからの目標を見つけ、一件落着かと思われたが、実はまだ終わっていない。
そうだ、どちらかが勝利したら負けた方は勝った方の言う事を聞くという約束だ。
約束を思い出したポットは何でも来いと自信アリげに腰に手をやった。
「じゃあドラム、お願いして!」
(オラを解放しろって言うべ……!)
(兄ちゃんを解放してって言うんだよ!)
(アマネを解放してって言うのよ!)
(アマネを解放しなさいって言うんですのよ)
(アマネを解放してやるんだ、ドラム)
「そんじゃあ、
―――もう一回オレとバトルだ!!」
「「そうじゃないでしょーーーーーッッ!!!!!!!!」」
***
「全員に招待状送ったのか?」
「もちろん!wbba.が記録してるデータのを見て、実力あるブレーダーには楽しいイベントに参加できる招待状が贈られる。」
「俺達が考えた超ゼツすんげぇヤツだかんな!!盛り上げてやろうぜ!!」
「うん!“バトルジャーニー”、どんな戦いが見られるか楽しみ〜」