第3章 「バトルジャーニー!世界チャンピオンへの挑戦!!」
湖の上に佇む洋風の屋敷。霞がかった霧や雪化粧が雰囲気を醸し出している。
その中で、蓄音機の音を響かせ、鼻歌交じりに筆を走らせる少年がいる。壁には彼が描いた様々な絵画が飾られており、彼はこれだけでは満足できない画家の性なのか、次から次へと新作を描いては新しいキャンバスをイーゼルの上に置いている。
まだ、まだだ。彼が来てくれれば僕のアートは完成する……。
――そこに、空間のリズムを狂わす音が耳に入る。扉が開いた。少年はその音で彼が来たのだと確信する。
「待っていたよ……
――茜デルタ。」
屋敷に訪れた少年、それは茜デルタだ。
GT3の一人であるデルタは同じくGT3の一人、今目の前にいる緑色のシルクハット、紫色の髪の毛が特徴的な少年「ブリント・デボイ」からの正招待を受けたのだ。
「湧いたよ……インスピレーションが……!僕のいない大会で優勝、おめでとう。僕と同じGT3になったらしいね。」
「ブリント・デボイ……なぜ出なかった。ヨーロッパチャンピオンシップ。」
確かにあの大会はブリントが出場していないせいなのか、それともいいことだったのか、デルタの独壇場だった。
ブリントはバトルに芸術的センスを常に求めている。あの大会にはその芸術的センスがなかった。だから出なかった。
「輝く星は一つだけでいい……」
(それで……俺がアイツを導いてやるんだ……。)「へぇ、なるほどね。」
一気にインスピレーションが湧き出てきたのか、筆そ進みを早めてキャンバスに色を付けていくy。
しばらくし、パレットに筆を置くと、デルタにキャンバスを見せた。そこに描かれていたのはディアボロスだった。自身の感情を、悪魔のようなモンスターをそのまま写し出されている。
「…ッ!」
「美しい……。」
「……だから何だ。」
「思ったよりも楽しめそうだね。」
2人は部屋を移動し、スタジアムのある部屋に屋てくると向かい合わせに立った。蓄音機から流れる音楽がデルタの集中を阻害する。しかし、デルタは空間の音全てを遮断させ、ただ一点、ブリントが持っている愛機「ドレッドバハムート」を見た。
ベースは攻撃を受けるたびに円形になりバーストを防ぐドレッド、ウエイトはラバー製の幻、ガチンコチップは神竜バハムート。左回転のディフェンタイプガチンコベイだ。
しかし、ディアボロスにとっては輝く為の餌にしか過ぎない。
お互いランチャーを構えると、声を揃えて力強くベイを放つ。強烈なシュートが決まった両機は固有の動きを見せる。
「行け、ディアボロス。」
ディアボロスのファーストアタック。加速させてドレッドバハムートにアタックすると、バハムートは軽く弾き飛ばされた。その重量はウエイトのラバーもあってか他のベイよりも圧倒的に軽い。だが、ロックは進みづらくバーストしづらい。
現在、ディアボロスの攻撃を受けても弾き飛ばされはするが倒れない。
「そんな中途半端な攻撃じゃあ、バーストは難しいなぁ。」
「……どうかな。」
バハムートの強烈な攻撃が見事に決まった。しかし、ディアボロスにはもう1つの能力がある。
必殺技「デュアルファントム」を発動させると、本体とバレットが分裂し、それぞれ回転を始める。
バレットが早速バハムートへ攻撃を仕掛ける。小さいながらも強い連続攻撃がバハムートにダメージを与える。
「流石だね。」
「仕留めろ、ディアボロス……ッ!」
「いいねぇ。でも、まだだ。ドレッドウイング!」
バハムートのレイヤーにある小さなウイングがディアボロスに当たり、カウンターが決まる。これでディアボロスがバーストするかと思いきや、耐久が結構あるようで。バハムートはそのまま回転力を失いスピンフィニッシュ。
「さすがGT3。まさかこの僕がスピンフィニッシュとはねぇ。」
ブリントは横にあるスケッチブックに大きく1- 0と書いた。
「その程度じゃないだろうな。」
「……フッ、そりゃあね。でも、君の心の中が大体見えたよ。まだこんなものじゃないはずだ。“本当の君”が見たい。」
本当のデルタ…きっとブリントが描いたあの絵画のことを指しているのだろう。
あの絵画通りの心をもっと、もっと見てみたい。ブリントは1stバトルよりも本気で2ndバトルに挑むことに。
「本気?無駄だ。」
デルタがそう言い放った途端、ディアボロスが禍々しく光り始めた。デルタはディアボロスと意識を共鳴させると、溶岩のような空間に佇むディアボロスが目の前にいた。
デルタの心が染み渡るほど感じ、貪欲に全てを喰らおうとする姿は悪魔本来の性質かもしれない。
「ドレッドバハムート、最高の獲物だ。」
「分かっている。」
「食わせろ……早く…!アイツを……!!」
「……あぁ。」
再び意識を現実に戻すと、ブリントがにたりとこちらを見ては何やら楽しそうな雰囲気を漂わせる。赤き瞳と青き瞳が混じり合い、渦を巻いて空の彼方へ消えていく。双方の気迫が見えないところで相殺されている。
2ndバトル。
「「3!2!1!ゴーー……シューート!!」」
再び強烈なシュートが決まり今度はバハムートが早速センターを取りに行く。そこにディアボロが攻撃を仕掛けに攻めていく。しかし、バハムートの小さなウイングがディアボロスに当たり、カウンターを決める。
だが、ディアボロスの攻撃は続く。連続でアタックし続け、デルタは更にディアボロスとの共鳴を高めていく。その姿はブリントが描いたあの絵画によく似ている。ブリントが見たかったアート、というのはこういうのだろうか。
「さぁ、ここからだよ!ドレッドサークル!!」
攻撃を受ければ受けるほどベイの形が円形に変形する能力が発動した。防御力が高くなり敵からの攻撃をいなし回転力を削ぐことができる。
「君が初めてだよ……バハムートの美しさを引き出したブレーダーは……。」
「!」
「ベイは最もシンプルな究極のフォルム……美しさの極み!」
「……だったら、潰しがいがある!!」
「そう、もっとだ!!」
ディアボロスは回転を活かしカウンター攻撃を仕掛ける。その時、黄金に輝くベイ――ゴールドターボに変化させたものの、バハムートに当たったあとすぐに輝きを失ってしまった。これにはデルタも予測していなかった現象だったようで、少し目を見開かせたが、すぐに平常心を取り戻した。
「まだ違うな……。」
ゴールドターボが見られると淡い期待を抱いたブリントはそれが見られなくなると明らかに期待外れだったと言わんばかりの表情を見せた。
「デディアボロス。」
デルタが彼の名を叫ぶと、ベイはh他旅黄金に輝き始める。しかし、輝きは失われる。
デルタは徐々に焦りを見せる。突然目の前に現れたディアボロスにも「手こずっている」と言われる始末。
「まさか、ゴールドターボを抑えるとはな。ブリント・デボイ……思った以上の相手だ。」
「アイツを喰らえば……俺はより最強に近づく。」
「……そうだな。」
赤き眼差し、燃えるような気迫、誰も寄せ付けないオーラを身にまとったデルタは悪魔そのもの。
「全て飲み込め!ディアボロス!!」
デルタが彼の名を叫ぶとベイが赤く燃え盛り、中からディアボロスのアバターが現れる。
ブリントも彼の名を叫ぶと紫色の炎に包まれて、中からバハムートのアバターが現れた。
「シャイニングシュート!」
黄金の光が、バハムートへ強烈な攻撃を仕掛ける。しかし、バハムートの前ではその輝きも失われ、勢い余って場外へ飛び出し、そのままオーバーフィニッシュ。ブリントが1ポイント取り返し、同点へ。蓄音機から流れる音楽が止まり、デルタの集中と共にシンクロしているようだった。
ブリントはスケッチブックおページを一枚破り捨て、1- 1と書き直した。
「あぁ、君はやはり最高の逸材だ。だけどまだ足りない……。僕のインスピレーションが爆発しないんだ……。そう、もっとだ!君の心の奥でくすぶる本質に、もう少しで手が届く……!その君を倒すことで…僕のアートは完成するんだ!!」
「面白い……。だったら今まで以上のゴールドターボを出せばいい。必ずお前を、潰すッ!!!」
「いいねぇ!それだよそれ!!さぁ、次こそ仕上げの一筆……3rdバトルだ。」
その中で、蓄音機の音を響かせ、鼻歌交じりに筆を走らせる少年がいる。壁には彼が描いた様々な絵画が飾られており、彼はこれだけでは満足できない画家の性なのか、次から次へと新作を描いては新しいキャンバスをイーゼルの上に置いている。
まだ、まだだ。彼が来てくれれば僕のアートは完成する……。
――そこに、空間のリズムを狂わす音が耳に入る。扉が開いた。少年はその音で彼が来たのだと確信する。
「待っていたよ……
――茜デルタ。」
屋敷に訪れた少年、それは茜デルタだ。
GT3の一人であるデルタは同じくGT3の一人、今目の前にいる緑色のシルクハット、紫色の髪の毛が特徴的な少年「ブリント・デボイ」からの正招待を受けたのだ。
「湧いたよ……インスピレーションが……!僕のいない大会で優勝、おめでとう。僕と同じGT3になったらしいね。」
「ブリント・デボイ……なぜ出なかった。ヨーロッパチャンピオンシップ。」
確かにあの大会はブリントが出場していないせいなのか、それともいいことだったのか、デルタの独壇場だった。
ブリントはバトルに芸術的センスを常に求めている。あの大会にはその芸術的センスがなかった。だから出なかった。
「輝く星は一つだけでいい……」
(それで……俺がアイツを導いてやるんだ……。)「へぇ、なるほどね。」
一気にインスピレーションが湧き出てきたのか、筆そ進みを早めてキャンバスに色を付けていくy。
しばらくし、パレットに筆を置くと、デルタにキャンバスを見せた。そこに描かれていたのはディアボロスだった。自身の感情を、悪魔のようなモンスターをそのまま写し出されている。
「…ッ!」
「美しい……。」
「……だから何だ。」
「思ったよりも楽しめそうだね。」
2人は部屋を移動し、スタジアムのある部屋に屋てくると向かい合わせに立った。蓄音機から流れる音楽がデルタの集中を阻害する。しかし、デルタは空間の音全てを遮断させ、ただ一点、ブリントが持っている愛機「ドレッドバハムート」を見た。
ベースは攻撃を受けるたびに円形になりバーストを防ぐドレッド、ウエイトはラバー製の幻、ガチンコチップは神竜バハムート。左回転のディフェンタイプガチンコベイだ。
しかし、ディアボロスにとっては輝く為の餌にしか過ぎない。
お互いランチャーを構えると、声を揃えて力強くベイを放つ。強烈なシュートが決まった両機は固有の動きを見せる。
「行け、ディアボロス。」
ディアボロスのファーストアタック。加速させてドレッドバハムートにアタックすると、バハムートは軽く弾き飛ばされた。その重量はウエイトのラバーもあってか他のベイよりも圧倒的に軽い。だが、ロックは進みづらくバーストしづらい。
現在、ディアボロスの攻撃を受けても弾き飛ばされはするが倒れない。
「そんな中途半端な攻撃じゃあ、バーストは難しいなぁ。」
「……どうかな。」
バハムートの強烈な攻撃が見事に決まった。しかし、ディアボロスにはもう1つの能力がある。
必殺技「デュアルファントム」を発動させると、本体とバレットが分裂し、それぞれ回転を始める。
バレットが早速バハムートへ攻撃を仕掛ける。小さいながらも強い連続攻撃がバハムートにダメージを与える。
「流石だね。」
「仕留めろ、ディアボロス……ッ!」
「いいねぇ。でも、まだだ。ドレッドウイング!」
バハムートのレイヤーにある小さなウイングがディアボロスに当たり、カウンターが決まる。これでディアボロスがバーストするかと思いきや、耐久が結構あるようで。バハムートはそのまま回転力を失いスピンフィニッシュ。
「さすがGT3。まさかこの僕がスピンフィニッシュとはねぇ。」
ブリントは横にあるスケッチブックに大きく1
「その程度じゃないだろうな。」
「……フッ、そりゃあね。でも、君の心の中が大体見えたよ。まだこんなものじゃないはずだ。“本当の君”が見たい。」
本当のデルタ…きっとブリントが描いたあの絵画のことを指しているのだろう。
あの絵画通りの心をもっと、もっと見てみたい。ブリントは1stバトルよりも本気で2ndバトルに挑むことに。
「本気?無駄だ。」
デルタがそう言い放った途端、ディアボロスが禍々しく光り始めた。デルタはディアボロスと意識を共鳴させると、溶岩のような空間に佇むディアボロスが目の前にいた。
デルタの心が染み渡るほど感じ、貪欲に全てを喰らおうとする姿は悪魔本来の性質かもしれない。
「ドレッドバハムート、最高の獲物だ。」
「分かっている。」
「食わせろ……早く…!アイツを……!!」
「……あぁ。」
再び意識を現実に戻すと、ブリントがにたりとこちらを見ては何やら楽しそうな雰囲気を漂わせる。赤き瞳と青き瞳が混じり合い、渦を巻いて空の彼方へ消えていく。双方の気迫が見えないところで相殺されている。
2ndバトル。
「「3!2!1!ゴーー……シューート!!」」
再び強烈なシュートが決まり今度はバハムートが早速センターを取りに行く。そこにディアボロが攻撃を仕掛けに攻めていく。しかし、バハムートの小さなウイングがディアボロスに当たり、カウンターを決める。
だが、ディアボロスの攻撃は続く。連続でアタックし続け、デルタは更にディアボロスとの共鳴を高めていく。その姿はブリントが描いたあの絵画によく似ている。ブリントが見たかったアート、というのはこういうのだろうか。
「さぁ、ここからだよ!ドレッドサークル!!」
攻撃を受ければ受けるほどベイの形が円形に変形する能力が発動した。防御力が高くなり敵からの攻撃をいなし回転力を削ぐことができる。
「君が初めてだよ……バハムートの美しさを引き出したブレーダーは……。」
「!」
「ベイは最もシンプルな究極のフォルム……美しさの極み!」
「……だったら、潰しがいがある!!」
「そう、もっとだ!!」
ディアボロスは回転を活かしカウンター攻撃を仕掛ける。その時、黄金に輝くベイ――ゴールドターボに変化させたものの、バハムートに当たったあとすぐに輝きを失ってしまった。これにはデルタも予測していなかった現象だったようで、少し目を見開かせたが、すぐに平常心を取り戻した。
「まだ違うな……。」
ゴールドターボが見られると淡い期待を抱いたブリントはそれが見られなくなると明らかに期待外れだったと言わんばかりの表情を見せた。
「デディアボロス。」
デルタが彼の名を叫ぶと、ベイはh他旅黄金に輝き始める。しかし、輝きは失われる。
デルタは徐々に焦りを見せる。突然目の前に現れたディアボロスにも「手こずっている」と言われる始末。
「まさか、ゴールドターボを抑えるとはな。ブリント・デボイ……思った以上の相手だ。」
「アイツを喰らえば……俺はより最強に近づく。」
「……そうだな。」
赤き眼差し、燃えるような気迫、誰も寄せ付けないオーラを身にまとったデルタは悪魔そのもの。
「全て飲み込め!ディアボロス!!」
デルタが彼の名を叫ぶとベイが赤く燃え盛り、中からディアボロスのアバターが現れる。
ブリントも彼の名を叫ぶと紫色の炎に包まれて、中からバハムートのアバターが現れた。
「シャイニングシュート!」
黄金の光が、バハムートへ強烈な攻撃を仕掛ける。しかし、バハムートの前ではその輝きも失われ、勢い余って場外へ飛び出し、そのままオーバーフィニッシュ。ブリントが1ポイント取り返し、同点へ。蓄音機から流れる音楽が止まり、デルタの集中と共にシンクロしているようだった。
ブリントはスケッチブックおページを一枚破り捨て、1
「あぁ、君はやはり最高の逸材だ。だけどまだ足りない……。僕のインスピレーションが爆発しないんだ……。そう、もっとだ!君の心の奥でくすぶる本質に、もう少しで手が届く……!その君を倒すことで…僕のアートは完成するんだ!!」
「面白い……。だったら今まで以上のゴールドターボを出せばいい。必ずお前を、潰すッ!!!」
「いいねぇ!それだよそれ!!さぁ、次こそ仕上げの一筆……3rdバトルだ。」