第一章 小さなマシンとの出会い
「天下無双」と書かれた布。後ろには破壊されている壁。そこから眩しい陽の光が照らされている。郷田の右手には木刀、左肩に彼のLBXが乗っかってバン達を睨むように見てくる。郷田はドス、とソファーに座ると背もたれに腕を置いて睨みつける。
「お前たちか、俺の事を嗅ぎ回っている1年坊主ってのは。」
「アキレスを返せ!」
「……これの事か?」
そう言って持ち上げ見せたのは白い騎士のイラストが描かれているタイニーオービット社製の箱。間違いない、アキレスだ。バン達はしっかりとアキレスの箱を確認すると顔を顰めた。
「くっ……」
「返しなさいよ、泥棒!」
「人聞きの悪いことを言うんじゃねぇよ。俺はコイツを守ったのさ。」
「「守った…?」」
郷田はある人から悪い大人やバン達のような子供からこの箱を守るように頼まれていたらしい。だが、窃盗した事は間違いないし、郷田もバン達と同じ中学生。カズとアミは怒りを露にする。
「そのアーマーフレームは俺が店長から貰ったんだ。返してもらうぞ!」
すると綺麗な放物線を描き、バンの元に帰ってくるアキレスの箱。上手くキャッチしてその箱を眺める。傷一つない。新品同様のアキレスの箱だ。どうやら、郷田のLBXにはここアーマーフレームは合わないらしい。郷田は戦いを申し込んだ。バンのアキレスと、彼のLBX「ハカイオー」と。
郷田のハカイオーはブロウラーフレーム。分厚い装甲な上、武器は破岩刃。相当なパワーがありそうだ。
「勝ったらソイツはやる。だが、負けたらコアスケルトンごと頂く。」
「えっ…!?」
「バトルしない限り、ここから返すつもりは無いらしいな。」
「一方的ね。」
「バンディとして3対1でいいぜ」
「……………」
「いや、4対1ですぞ!」
ギギギ、と重たいドアを開けてやって来たのは先程バン達が助けたユズの姿だ。彼女の左手には見た事が無いLBX、右手には自分のCCMを持っていた。帰らせたはずなのにやってくる彼女にバン達も三人衆も驚いていた。
「ユズ!なんで…」
「拙者も戦いますぞ。拙者のこの……黒い「スワン」と共に!」
「スワン…?」
「いいぜ、4対1でかかってきな。」
「じ、地獄の破壊神に屈しませんぞ!そうですな、バン殿!」
「………そうだな。…このアキレスは俺が貰ったんだ。だから、俺が守る!」
「はぁ、やれやれ。」
「仕方ないでしょ。ま、4対1ならなんとかなるわよ」
「お前ら…気楽だなぁ…」
そしてバンはアキレスを組み立て始めた。他の3人は作戦を考える。アミとカズはいつもキタジマに入り浸ってバトルしているからか、作戦やコンビネーションが簡単だがユズはみんなと戦うのが初めてである。その為カズは少し心配だった。この子のバトルの性能はどうだろう。自分達に着いてこれるのか。コンビネーションは上手くいくのか。など、考えることはいっぱいだった。
「あいつのLBXは巨体を生かしたブロウラータイプのようね。」
「それほど機動力は高くないだろうが、AX-00はアーマーフレームを付けて戦うのは初めてだ。慣れるまでは距離をとって戦おう。」
「ヒットアンドアウェイだな。」
「じゃあ私が囮になってアイツを引き付ける…クノイチの機動力を強化、スピード重視のセッティングで行くわ。」
「なら、間合いを取った中距離射撃の為に、ウォーリアーの銃の命中精度を重視した設定で行く。」
その間、ユズはただLBXを眺めてるだけで何もしていない。不思議に思ったアミがユズに問いかける。
「…ユズ、メンテナンスはしなくていいの?」
「先程の皆さんのバトルを見たあと、完璧にしておきましたぞ。クノイチの素早さについていけるような速さでウォーリアーの性能をサポートする…完璧ですぞっ」
「そ、そうなんだ…」
「それに拙者のドライブソードはレイピア系の武器でストライダーフレームと非常に相性がいいものですぞ!さらに上手く行けばハカイオーの駆動部にヒットさせて動きを止めることも出来ますぞ!」
彼女の自信はどこから来るのだろうか。アミも彼女の謎の自信に不安が募り始める。
バンはコアスケルトンに少しずつアキレスのアーマーフレームを組み立てていく。最後に赤いマントをつければアキレスの完成。白を基調としたかっこいい機体はバンの胸を躍らせる。
「地獄の破壊神に喧嘩を売ったのが運の尽き。LBXをスクラップにされて後悔すればいいのさ。」
「壊されたら泣くよなぁ?悲しむよなぁ?可哀想だなぁ?」
4人の準備が終わるとジオラマの前に立つ。郷田もジオラマの前に立ち、CCMを手に持つ。ジオラマは地中海石ジオラマ。5人はそれぞれLBXを投下させる。
「ウォーリアー、投下!」
「クノイチ出陣!」
「スワン、行きますぞ!」
「出撃だ!アキレス!」
「いけ、ハカイオー!」
「お前たちか、俺の事を嗅ぎ回っている1年坊主ってのは。」
「アキレスを返せ!」
「……これの事か?」
そう言って持ち上げ見せたのは白い騎士のイラストが描かれているタイニーオービット社製の箱。間違いない、アキレスだ。バン達はしっかりとアキレスの箱を確認すると顔を顰めた。
「くっ……」
「返しなさいよ、泥棒!」
「人聞きの悪いことを言うんじゃねぇよ。俺はコイツを守ったのさ。」
「「守った…?」」
郷田はある人から悪い大人やバン達のような子供からこの箱を守るように頼まれていたらしい。だが、窃盗した事は間違いないし、郷田もバン達と同じ中学生。カズとアミは怒りを露にする。
「そのアーマーフレームは俺が店長から貰ったんだ。返してもらうぞ!」
すると綺麗な放物線を描き、バンの元に帰ってくるアキレスの箱。上手くキャッチしてその箱を眺める。傷一つない。新品同様のアキレスの箱だ。どうやら、郷田のLBXにはここアーマーフレームは合わないらしい。郷田は戦いを申し込んだ。バンのアキレスと、彼のLBX「ハカイオー」と。
郷田のハカイオーはブロウラーフレーム。分厚い装甲な上、武器は破岩刃。相当なパワーがありそうだ。
「勝ったらソイツはやる。だが、負けたらコアスケルトンごと頂く。」
「えっ…!?」
「バトルしない限り、ここから返すつもりは無いらしいな。」
「一方的ね。」
「バンディとして3対1でいいぜ」
「……………」
「いや、4対1ですぞ!」
ギギギ、と重たいドアを開けてやって来たのは先程バン達が助けたユズの姿だ。彼女の左手には見た事が無いLBX、右手には自分のCCMを持っていた。帰らせたはずなのにやってくる彼女にバン達も三人衆も驚いていた。
「ユズ!なんで…」
「拙者も戦いますぞ。拙者のこの……黒い「スワン」と共に!」
「スワン…?」
「いいぜ、4対1でかかってきな。」
「じ、地獄の破壊神に屈しませんぞ!そうですな、バン殿!」
「………そうだな。…このアキレスは俺が貰ったんだ。だから、俺が守る!」
「はぁ、やれやれ。」
「仕方ないでしょ。ま、4対1ならなんとかなるわよ」
「お前ら…気楽だなぁ…」
そしてバンはアキレスを組み立て始めた。他の3人は作戦を考える。アミとカズはいつもキタジマに入り浸ってバトルしているからか、作戦やコンビネーションが簡単だがユズはみんなと戦うのが初めてである。その為カズは少し心配だった。この子のバトルの性能はどうだろう。自分達に着いてこれるのか。コンビネーションは上手くいくのか。など、考えることはいっぱいだった。
「あいつのLBXは巨体を生かしたブロウラータイプのようね。」
「それほど機動力は高くないだろうが、AX-00はアーマーフレームを付けて戦うのは初めてだ。慣れるまでは距離をとって戦おう。」
「ヒットアンドアウェイだな。」
「じゃあ私が囮になってアイツを引き付ける…クノイチの機動力を強化、スピード重視のセッティングで行くわ。」
「なら、間合いを取った中距離射撃の為に、ウォーリアーの銃の命中精度を重視した設定で行く。」
その間、ユズはただLBXを眺めてるだけで何もしていない。不思議に思ったアミがユズに問いかける。
「…ユズ、メンテナンスはしなくていいの?」
「先程の皆さんのバトルを見たあと、完璧にしておきましたぞ。クノイチの素早さについていけるような速さでウォーリアーの性能をサポートする…完璧ですぞっ」
「そ、そうなんだ…」
「それに拙者のドライブソードはレイピア系の武器でストライダーフレームと非常に相性がいいものですぞ!さらに上手く行けばハカイオーの駆動部にヒットさせて動きを止めることも出来ますぞ!」
彼女の自信はどこから来るのだろうか。アミも彼女の謎の自信に不安が募り始める。
バンはコアスケルトンに少しずつアキレスのアーマーフレームを組み立てていく。最後に赤いマントをつければアキレスの完成。白を基調としたかっこいい機体はバンの胸を躍らせる。
「地獄の破壊神に喧嘩を売ったのが運の尽き。LBXをスクラップにされて後悔すればいいのさ。」
「壊されたら泣くよなぁ?悲しむよなぁ?可哀想だなぁ?」
4人の準備が終わるとジオラマの前に立つ。郷田もジオラマの前に立ち、CCMを手に持つ。ジオラマは地中海石ジオラマ。5人はそれぞれLBXを投下させる。
「ウォーリアー、投下!」
「クノイチ出陣!」
「スワン、行きますぞ!」
「出撃だ!アキレス!」
「いけ、ハカイオー!」