第一章 小さなマシンとの出会い
6体のLBXが投下された。だが、バンのLBXは保存用装甲「カバーパッド」のままだった為、あまり期待されてなかったが、バンはそんなことどうでもよかった。レギュレーションはなんでもありの「アンリミテッドレギュレーション」
「俺達が勝ったらその子を返して郷田の居場所を教えて貰うからな!」
「勝てたらね。」
早速攻撃をしかけるAX-00。素早い一撃が来るが、クイーンはギリギリのところで避け、当たることは無かった。クイーンはそのまま銃でAX-00を攻撃。一撃の攻撃でAX-00のLPが4割ほど削れた。アーマーフレームが無い為、ダメージが大きく、これ以上無駄な動きをするとすぐブレイクオーバーで負けてしまう。すると水の中からナズーが飛び出しクノイチを攻撃。少しだけダメージを食らってしまったが、すぐに対応し弾を避ける。
「リュウ、アミのフォローを頼む!」
「ちょっと待て!ついてけねーよ!」
ブルドに焦りが見え始める。オロオロとどうすればいいか慌てていると後ろからクイーンの攻撃をくらい、動きが止まる。
「3倍の追尾機能はどうしたのよ!」
「ホバーは想定してなかったんだ!」
「最初の獲物は決まったよ、テツオ!」
ブルドがクイーンとナズーに囲まれ、身動きが取れなくなってしまった。AX-00とクノイチが助けに回るがクイーンの必殺ファンクション「グレイスミサイル」によって阻まれた。ブルドは何も出来ず2体の攻撃にとうとうやられてしまい、爆発を起こした。ブルドがブレイクオーバーしてしまったのだ。爆風が去るとブルドは粉々になっていて跡形もなかった。上手い連携にバン達は息を飲む。リュウはショックのあまりブルドの残骸を拾い上げるとそのまま帰ってしまった。
「俺、帰る…」
「バン!今はバトルに集中!!」
「お前らも帰っていいんだぜぇ〜?」
「……っ帰るもんかっ!!」
AX-00はナズーの弾を避けつつ空中に飛んで攻撃を仕掛けようとしたが後ろからクイーンが飛びかかり攻撃を食らう。クノイチもナズーに攻撃を仕掛けるがナズーが素早く避けて水の中に隠れてしまう。相手側はこのジオラマをよく理解している。動きやすいのは間違いない。
「このままじゃあやられる…何とかしないと……っ!」
するとバンのCCMから通知音が鳴る。画面を見ると地形のマップと一点を指す矢印が表示されていた。バンは最初が何の事か分からなかったが、よく見ればそれは敵の動きを予測し着地ポイントを示しているものだった。
すると後ろからナズーが水の中から飛び出してきた!
バンは思い切り示されたポイントに向かって棍棒を投げる。
「バン!そっちじゃない!!」
だが、バンの棍棒はちょうど飛んで来たナズーの腹部にヒットし、爆発を起こした。ナズーがブレイクオーバーしたのだ。あまりにもすごい事に誰もが驚いた。
「すごい…」
「やったね、バン!」
ここでとうとうマッドドッグが動き出した。マッドドッグに向かって一突きした………はずだが、マッドドッグが姿を消し攻撃が当たることは無かった。マッドドッグの必殺ファンクション「インビジブル」だ。消えたマッドドッグに対処出来ず後ろからの攻撃でダメージを食らう。体の所々にダメージを負い、これ以上受ければ本当にブレイクオーバーしてしまうだろう。アミがフォローしようとしてもクイーンに遮られ、絶体絶命のピンチに陥った。
───その時だ。
ガシャン!と音とともに現れる緑と黒のウォーリアー。バン達はそのウォーリアーに見覚えがある。ギンジは軽く舌打ちをしてマッドドッグの姿を消した。
バン達が後ろを向くとそこにはバン達の友達「青島カズヤ」がいたのだ。
「カズ!!」
「来てくれたのね!」
「やめとけって言ったのに…しょうがねぇなぁ……お前らは」
「気をつけろ、アイツのLBXは姿を消せるんだ。」
「へぇ、面白い機能を持ってんな。」
「今頃助けがきたって、あの青いヤツはもうあと一撃で終わりだよ!!」
クイーンの攻撃にすぐさま反応し素早く避ける。だが、バンの操作で避けている訳ではなく、自動で避けているのだ。バンはその勢いのままジャンプしクイーンを縦に割くとそのまま爆破する。相手チームは残り一体となった。
「やるな、バン!」
「あと一体!」
「どうするの?」
「ここは俺に任せろ!」
するとウォーリアーはじっ、と止まった。気配でマッドドッグを感じ取ろうという魂胆なのか。そんなウォーリアーにゆっくりとマッドドッグが近づく。そして木々が揺れる音を聞いたカズはCCMを操作し磁場爆弾を投げた。すると透明化していたマッドドッグが姿を現し、追加効果で身動きも取れなくなっていた。
「どうだ!これでもう姿は隠せないぜ!」
「よぉし決めるぞ!トドメだ!!」
AX-00が速度を上げ、勢いでマッドドッグの腹部を貫いた。そして爆発を起こし戦闘は終了。バン達の勝利となった。
「お、俺達が…負けるなんて…」
「引き上げるよ!ついでにこの陰キャくれてやる!」
「んぐっ!!」
「ちょっと待って!郷田の居場所を教えなさいよ!」
「やーだね!!」
リコ達はその場から逃げるように去っていった。そして適当に放り投げられた少女は痛そうにしながらもバン達に助けて欲しいと訴える。ウォーリアーの剣で縄を解いてもらうと彼女は前髪をしっかりと整える。
「あ、ありがとうございますぞ…御三方と…ブルドのあの人……」
「よかった、無事で」
「お前、よく見たら「和ノ宮ユズ」じゃねーか!」
「え、カズ知り合いなの?」
「知り合いも何も…俺と同じクラスでしかも俺の隣の席だぞ?」
「……えっと…誰、です……ぞ……?」
「青島カズヤだっ!入学式の時に言っただろーが!」
カズの声にビクゥ!を肩を揺らしカズに怯え始める。カズが言うには本当に同じクラスで隣の席らしく、彼女はクラスでかなり浮いている存在で話しかける人が誰もいない為、カズもあまり興味が無かったのだが、名前だけはさすがに覚えていたようだ。バンとアミとカズは軽く自己紹介するとユズも自己紹介してくれた。
「あ、あの…改めまして……「和ノ宮ユズ」、と言いますぞ…よっ、よろしく…お願いしますぞ…」
「なんでそんな喋り方なの?」
「はひぃ、せ、拙者普段からこうでしてな…」
「そ、そうなんだ……」
「でもどうしてここに?君のような大人しい子が来る場所じゃないと思うんだけど……」
「あっ、あの…実は朝早くキタジマに向かったらたまたまあ、あの…そこのお二人の会話が耳に入りましてな……あ、アキレスは拙者もカッコイイと思うもので…そのぉ…とり、返したら…ヒーローになれるかなぁ……なんちゃって……」
指をつんつんとつつきながら喋る彼女に落ち着きが少しだけ足りないのはわかった。だが、彼女の言葉から伝わるのは自分もついて行きたいという事だ。素性の分からない、ましてやLBXを持っているかも不明な少女を連れて行くなんていつまたそういったことが起きるか…と考えれば連れていくのは不可能だ。
「あ、あのさユズ。」
「は、はい!」
「この先は俺達がアキレスを取り返すから、もう帰っても大丈夫だよ」
「えっ……」
「これ以上危険な目に遭って欲しくないし……ね?」
そう言ってバンは自身のLBXのリペアを始めて、アミとカズを連れて奥に入っていった。ユズは彼らの後ろ姿をただ何もせずに見つめていたのだった。
バン達がスラムの奥に向かい、重たい鉄の扉を開けるとそこには郷田と思われる男が木刀持って立っていた。中に入ると突然重たい扉が閉まる。後ろを振り向けば先程のゴウダ三人衆が立っていてギロリとこちらを睨んでいた。
「待ってたぜ。」
「お前が……っ!」
「……そうだ、俺が郷田だ。」
「俺達が勝ったらその子を返して郷田の居場所を教えて貰うからな!」
「勝てたらね。」
早速攻撃をしかけるAX-00。素早い一撃が来るが、クイーンはギリギリのところで避け、当たることは無かった。クイーンはそのまま銃でAX-00を攻撃。一撃の攻撃でAX-00のLPが4割ほど削れた。アーマーフレームが無い為、ダメージが大きく、これ以上無駄な動きをするとすぐブレイクオーバーで負けてしまう。すると水の中からナズーが飛び出しクノイチを攻撃。少しだけダメージを食らってしまったが、すぐに対応し弾を避ける。
「リュウ、アミのフォローを頼む!」
「ちょっと待て!ついてけねーよ!」
ブルドに焦りが見え始める。オロオロとどうすればいいか慌てていると後ろからクイーンの攻撃をくらい、動きが止まる。
「3倍の追尾機能はどうしたのよ!」
「ホバーは想定してなかったんだ!」
「最初の獲物は決まったよ、テツオ!」
ブルドがクイーンとナズーに囲まれ、身動きが取れなくなってしまった。AX-00とクノイチが助けに回るがクイーンの必殺ファンクション「グレイスミサイル」によって阻まれた。ブルドは何も出来ず2体の攻撃にとうとうやられてしまい、爆発を起こした。ブルドがブレイクオーバーしてしまったのだ。爆風が去るとブルドは粉々になっていて跡形もなかった。上手い連携にバン達は息を飲む。リュウはショックのあまりブルドの残骸を拾い上げるとそのまま帰ってしまった。
「俺、帰る…」
「バン!今はバトルに集中!!」
「お前らも帰っていいんだぜぇ〜?」
「……っ帰るもんかっ!!」
AX-00はナズーの弾を避けつつ空中に飛んで攻撃を仕掛けようとしたが後ろからクイーンが飛びかかり攻撃を食らう。クノイチもナズーに攻撃を仕掛けるがナズーが素早く避けて水の中に隠れてしまう。相手側はこのジオラマをよく理解している。動きやすいのは間違いない。
「このままじゃあやられる…何とかしないと……っ!」
するとバンのCCMから通知音が鳴る。画面を見ると地形のマップと一点を指す矢印が表示されていた。バンは最初が何の事か分からなかったが、よく見ればそれは敵の動きを予測し着地ポイントを示しているものだった。
すると後ろからナズーが水の中から飛び出してきた!
バンは思い切り示されたポイントに向かって棍棒を投げる。
「バン!そっちじゃない!!」
だが、バンの棍棒はちょうど飛んで来たナズーの腹部にヒットし、爆発を起こした。ナズーがブレイクオーバーしたのだ。あまりにもすごい事に誰もが驚いた。
「すごい…」
「やったね、バン!」
ここでとうとうマッドドッグが動き出した。マッドドッグに向かって一突きした………はずだが、マッドドッグが姿を消し攻撃が当たることは無かった。マッドドッグの必殺ファンクション「インビジブル」だ。消えたマッドドッグに対処出来ず後ろからの攻撃でダメージを食らう。体の所々にダメージを負い、これ以上受ければ本当にブレイクオーバーしてしまうだろう。アミがフォローしようとしてもクイーンに遮られ、絶体絶命のピンチに陥った。
───その時だ。
ガシャン!と音とともに現れる緑と黒のウォーリアー。バン達はそのウォーリアーに見覚えがある。ギンジは軽く舌打ちをしてマッドドッグの姿を消した。
バン達が後ろを向くとそこにはバン達の友達「青島カズヤ」がいたのだ。
「カズ!!」
「来てくれたのね!」
「やめとけって言ったのに…しょうがねぇなぁ……お前らは」
「気をつけろ、アイツのLBXは姿を消せるんだ。」
「へぇ、面白い機能を持ってんな。」
「今頃助けがきたって、あの青いヤツはもうあと一撃で終わりだよ!!」
クイーンの攻撃にすぐさま反応し素早く避ける。だが、バンの操作で避けている訳ではなく、自動で避けているのだ。バンはその勢いのままジャンプしクイーンを縦に割くとそのまま爆破する。相手チームは残り一体となった。
「やるな、バン!」
「あと一体!」
「どうするの?」
「ここは俺に任せろ!」
するとウォーリアーはじっ、と止まった。気配でマッドドッグを感じ取ろうという魂胆なのか。そんなウォーリアーにゆっくりとマッドドッグが近づく。そして木々が揺れる音を聞いたカズはCCMを操作し磁場爆弾を投げた。すると透明化していたマッドドッグが姿を現し、追加効果で身動きも取れなくなっていた。
「どうだ!これでもう姿は隠せないぜ!」
「よぉし決めるぞ!トドメだ!!」
AX-00が速度を上げ、勢いでマッドドッグの腹部を貫いた。そして爆発を起こし戦闘は終了。バン達の勝利となった。
「お、俺達が…負けるなんて…」
「引き上げるよ!ついでにこの陰キャくれてやる!」
「んぐっ!!」
「ちょっと待って!郷田の居場所を教えなさいよ!」
「やーだね!!」
リコ達はその場から逃げるように去っていった。そして適当に放り投げられた少女は痛そうにしながらもバン達に助けて欲しいと訴える。ウォーリアーの剣で縄を解いてもらうと彼女は前髪をしっかりと整える。
「あ、ありがとうございますぞ…御三方と…ブルドのあの人……」
「よかった、無事で」
「お前、よく見たら「和ノ宮ユズ」じゃねーか!」
「え、カズ知り合いなの?」
「知り合いも何も…俺と同じクラスでしかも俺の隣の席だぞ?」
「……えっと…誰、です……ぞ……?」
「青島カズヤだっ!入学式の時に言っただろーが!」
カズの声にビクゥ!を肩を揺らしカズに怯え始める。カズが言うには本当に同じクラスで隣の席らしく、彼女はクラスでかなり浮いている存在で話しかける人が誰もいない為、カズもあまり興味が無かったのだが、名前だけはさすがに覚えていたようだ。バンとアミとカズは軽く自己紹介するとユズも自己紹介してくれた。
「あ、あの…改めまして……「和ノ宮ユズ」、と言いますぞ…よっ、よろしく…お願いしますぞ…」
「なんでそんな喋り方なの?」
「はひぃ、せ、拙者普段からこうでしてな…」
「そ、そうなんだ……」
「でもどうしてここに?君のような大人しい子が来る場所じゃないと思うんだけど……」
「あっ、あの…実は朝早くキタジマに向かったらたまたまあ、あの…そこのお二人の会話が耳に入りましてな……あ、アキレスは拙者もカッコイイと思うもので…そのぉ…とり、返したら…ヒーローになれるかなぁ……なんちゃって……」
指をつんつんとつつきながら喋る彼女に落ち着きが少しだけ足りないのはわかった。だが、彼女の言葉から伝わるのは自分もついて行きたいという事だ。素性の分からない、ましてやLBXを持っているかも不明な少女を連れて行くなんていつまたそういったことが起きるか…と考えれば連れていくのは不可能だ。
「あ、あのさユズ。」
「は、はい!」
「この先は俺達がアキレスを取り返すから、もう帰っても大丈夫だよ」
「えっ……」
「これ以上危険な目に遭って欲しくないし……ね?」
そう言ってバンは自身のLBXのリペアを始めて、アミとカズを連れて奥に入っていった。ユズは彼らの後ろ姿をただ何もせずに見つめていたのだった。
バン達がスラムの奥に向かい、重たい鉄の扉を開けるとそこには郷田と思われる男が木刀持って立っていた。中に入ると突然重たい扉が閉まる。後ろを振り向けば先程のゴウダ三人衆が立っていてギロリとこちらを睨んでいた。
「待ってたぜ。」
「お前が……っ!」
「……そうだ、俺が郷田だ。」