第一章 小さなマシンとの出会い
「良かったな、バン!今度俺のウォーリアーとバトルしようぜ」
「うん。……でさ、「郷田」の事なんだけど…」
2人が学校へ行き、教室に向かうと違うクラスにも関わらずカズがバンの席の近くにいた。2人はカズに事情を説明するとカズは顎に手をやり考える。カズも「郷田」という人物を知っているらしく、どうやら彼はミソラ四天王のリーダーだ。それを聞いたバンはふと、沙希との会話を思い出す。キタジマに来たのもちょうど4人組だった。
「郷田はLBXプレイヤーとしても相当な腕だ。ヤツの機体は「地獄の破壊神」って言われている。戦ったLBXは必ず破壊されるって話だ。」
「地獄の破壊神…」
「とにかく、とんでもねえヤツさ。」
「カズ、一緒に探してくれないかな。」
「……相手が悪すぎる、諦めろ、バン。」
彼は目線を下に下ろすとバン達の前から立ち去った。乗り気じゃないカズを呼ぶが、彼は聞く耳持たず、そのまま自分の教室に帰っていった。
そしてカズと何も喋ることなく放課後になってしまった。カズが協力しない今、バンとアミだけで郷田を探しに行くことにした。2人がカバンを背負った時、アミに話しかける1人の少年。アミの事が好きな「大口寺リュウ」だ。どうやら彼はアミとLBXバトルがしたいが、今は郷田を探すのに忙しくアミはリュウの申し込みを適当にあしらった。だが彼はお構い無し。自分の愛機を見せびらかしては自慢する。
「見ろよ!今度のカスタマイズ!」
「おぉ!ブルドのどこ変えたの?」
「追尾機能3倍!クノイチがどんなに速くても動きを見切ってやるぜ〜」
「へぇーすごいね。」
「じゃあ、俺とバトルやろうよ!」
「バン、LBX持ってねえだろ」
「それがあるんだよねぇ」
「ウッソ!見せろよ!!」
2人がLBXの話で盛り上がる中、アミは2人の間を割って入りバンの腕を掴む。バンを連れ去ろうとした時、彼はふと動きを止め、リュウに話しかける。
「リュウ、手伝ってくれよ!」
「……??」
「番長を探すの!」
バン、アミ、リュウの3人は郷田を探す為、学校中を歩き回り行く人に尋ねていった。だが尋ねる人全員が首を振り、どこぞとなく関わりたくないような表情を見せバン達の前から逃げていく。
そして途方に暮れた3人は校庭の脇にある芝生に座った。
「はぁ…疲れた……なんで誰も知らないの…?」
「今日は学校、来てねぇんじゃねぇの?」
「それにしてもみんな、本当に関わりたくないって感じだったよね……」
「地獄の破壊神かぁ…」
「──知ってるよ。」
そう言ってバン達に話しかけに来たのは深い青色の髪の少女「三影ミカ」だった。ジト目が特徴的な彼女はじっとバン達1点を見つめ、バン達に近づく。
「知ってるって……」
「郷田さん、どこにいるか知ってる。」
「ホント?」
「「スラム」、あそこ……たまり場。」
ミカは「スラム」と呼ばれる場所を言いながら目線を横に向ける。その先にスラムがあるという事だ。その目線の先は体育館の裏。ミカはどうやら郷田が好きらしく、郷田の写真を飾って持っているらしい。ミカが郷田の居場所を知ってるのも納得出来る。
だが、この会話を誰かに聞かれているとはここにいる誰も思わなかった。
そして3人は体育館裏にやってきた。雑な扉を開け、ゆっくりと中に入る。両側が高い建物で囲まれているからか少しだけ薄暗い。
「なんか、出そうだな…」
「アミちゃん、俺が付いてる。怖かったら俺にしがみついても良んだぜ…?」
「別に全然怖くないけど。」
「あっそう…」
慎重に進むとバン達は小さな女の子と巨体の男を見つけた。彼らが郷田の仲間なのか。はたまた別の仲間なのか。そう考えているうちに女の子がバン達に話しかけた。
「ここはアンタ達みたいな優等生ちゃんの来るとこじゃないんだよねぇ。」
「大人しく教室で予習してるでごわす。」
「…………っ」
「ここがどこだか分かってんの!?」
「ああ、だから来たんだ!郷田ハンゾウを探しに!」
「郷田ってヤツ、ドロボウなのよ!」
するとバン達の後ろから入り込んで来たのは顔色が悪そうな長身の男。舌をべろりと出せばバン達を見下すように見てくる。彼らを見ていたのはこの男だったのだ。男はゆっくりとバン達に近づく。
「リコ、テツオ。コイツらだぜぇ…郷田クンを嗅ぎ回っている連中はよォ。」
「へぇ…コイツらもか…」
「あの女もお前らも郷田クンになんの用か知らねぇが、不幸な目にあいたくなかったらとっとと帰んな。」
「お前達、郷田の仲間だな!?」
(それに、あの女って…誰の事…?)
「郷田君は同士でごわす。」
「それじゃあこの辺で自己紹介行っちゃう!?」
そう言って3人は横一列に並んだ。長身の男がどこか乗り気ではなかったが、一応やるみたいだった。
彼女らは「ゴウダ三人衆」と言ってセンターの女の子はクイーンを扱う「矢沢リコ」、巨体の男はナズーを扱う「亀山テツオ」、そしてマッドドッグを扱う「鹿野ギンジ」。かっこよくポーズを決めるがバン達は突然の事で困惑していた。
「だから嫌だったんだよ!!」
「テツオ!」
「了解でごわす!」
そう言って廃車の奥に行き、出てきたのは男に首根っこ掴まれ口元と手足が縄で縛られている女の子だった。柑橘系の香りがする、オレンジ髪の不思議な女の子。バンは彼女に見覚えがあり、思わず声を上げる。
「あ、あーっ!昨日の女の子!!」
「バン、知り合いなの?」
「髪の毛で目が隠れてるぞ…なんか怖い」
「昨日、キタジマに来た女の子!コアパーツ買ってってた…えーっと名前は………「ユズ」!でも、どうしてここに…?」
喋る事が出来ず、縄から吐息が漏れてくるだけだった彼女は特に抵抗もしなかった。いや、彼らの目が怖くて出来なかったのだ。
リコが勢いよくDキューブを投げると展開される。ジャングルのジオラマだ。6人はそれぞれLBXを投下させ、バトルが始まった!
「うん。……でさ、「郷田」の事なんだけど…」
2人が学校へ行き、教室に向かうと違うクラスにも関わらずカズがバンの席の近くにいた。2人はカズに事情を説明するとカズは顎に手をやり考える。カズも「郷田」という人物を知っているらしく、どうやら彼はミソラ四天王のリーダーだ。それを聞いたバンはふと、沙希との会話を思い出す。キタジマに来たのもちょうど4人組だった。
「郷田はLBXプレイヤーとしても相当な腕だ。ヤツの機体は「地獄の破壊神」って言われている。戦ったLBXは必ず破壊されるって話だ。」
「地獄の破壊神…」
「とにかく、とんでもねえヤツさ。」
「カズ、一緒に探してくれないかな。」
「……相手が悪すぎる、諦めろ、バン。」
彼は目線を下に下ろすとバン達の前から立ち去った。乗り気じゃないカズを呼ぶが、彼は聞く耳持たず、そのまま自分の教室に帰っていった。
そしてカズと何も喋ることなく放課後になってしまった。カズが協力しない今、バンとアミだけで郷田を探しに行くことにした。2人がカバンを背負った時、アミに話しかける1人の少年。アミの事が好きな「大口寺リュウ」だ。どうやら彼はアミとLBXバトルがしたいが、今は郷田を探すのに忙しくアミはリュウの申し込みを適当にあしらった。だが彼はお構い無し。自分の愛機を見せびらかしては自慢する。
「見ろよ!今度のカスタマイズ!」
「おぉ!ブルドのどこ変えたの?」
「追尾機能3倍!クノイチがどんなに速くても動きを見切ってやるぜ〜」
「へぇーすごいね。」
「じゃあ、俺とバトルやろうよ!」
「バン、LBX持ってねえだろ」
「それがあるんだよねぇ」
「ウッソ!見せろよ!!」
2人がLBXの話で盛り上がる中、アミは2人の間を割って入りバンの腕を掴む。バンを連れ去ろうとした時、彼はふと動きを止め、リュウに話しかける。
「リュウ、手伝ってくれよ!」
「……??」
「番長を探すの!」
バン、アミ、リュウの3人は郷田を探す為、学校中を歩き回り行く人に尋ねていった。だが尋ねる人全員が首を振り、どこぞとなく関わりたくないような表情を見せバン達の前から逃げていく。
そして途方に暮れた3人は校庭の脇にある芝生に座った。
「はぁ…疲れた……なんで誰も知らないの…?」
「今日は学校、来てねぇんじゃねぇの?」
「それにしてもみんな、本当に関わりたくないって感じだったよね……」
「地獄の破壊神かぁ…」
「──知ってるよ。」
そう言ってバン達に話しかけに来たのは深い青色の髪の少女「三影ミカ」だった。ジト目が特徴的な彼女はじっとバン達1点を見つめ、バン達に近づく。
「知ってるって……」
「郷田さん、どこにいるか知ってる。」
「ホント?」
「「スラム」、あそこ……たまり場。」
ミカは「スラム」と呼ばれる場所を言いながら目線を横に向ける。その先にスラムがあるという事だ。その目線の先は体育館の裏。ミカはどうやら郷田が好きらしく、郷田の写真を飾って持っているらしい。ミカが郷田の居場所を知ってるのも納得出来る。
だが、この会話を誰かに聞かれているとはここにいる誰も思わなかった。
そして3人は体育館裏にやってきた。雑な扉を開け、ゆっくりと中に入る。両側が高い建物で囲まれているからか少しだけ薄暗い。
「なんか、出そうだな…」
「アミちゃん、俺が付いてる。怖かったら俺にしがみついても良んだぜ…?」
「別に全然怖くないけど。」
「あっそう…」
慎重に進むとバン達は小さな女の子と巨体の男を見つけた。彼らが郷田の仲間なのか。はたまた別の仲間なのか。そう考えているうちに女の子がバン達に話しかけた。
「ここはアンタ達みたいな優等生ちゃんの来るとこじゃないんだよねぇ。」
「大人しく教室で予習してるでごわす。」
「…………っ」
「ここがどこだか分かってんの!?」
「ああ、だから来たんだ!郷田ハンゾウを探しに!」
「郷田ってヤツ、ドロボウなのよ!」
するとバン達の後ろから入り込んで来たのは顔色が悪そうな長身の男。舌をべろりと出せばバン達を見下すように見てくる。彼らを見ていたのはこの男だったのだ。男はゆっくりとバン達に近づく。
「リコ、テツオ。コイツらだぜぇ…郷田クンを嗅ぎ回っている連中はよォ。」
「へぇ…コイツらもか…」
「あの女もお前らも郷田クンになんの用か知らねぇが、不幸な目にあいたくなかったらとっとと帰んな。」
「お前達、郷田の仲間だな!?」
(それに、あの女って…誰の事…?)
「郷田君は同士でごわす。」
「それじゃあこの辺で自己紹介行っちゃう!?」
そう言って3人は横一列に並んだ。長身の男がどこか乗り気ではなかったが、一応やるみたいだった。
彼女らは「ゴウダ三人衆」と言ってセンターの女の子はクイーンを扱う「矢沢リコ」、巨体の男はナズーを扱う「亀山テツオ」、そしてマッドドッグを扱う「鹿野ギンジ」。かっこよくポーズを決めるがバン達は突然の事で困惑していた。
「だから嫌だったんだよ!!」
「テツオ!」
「了解でごわす!」
そう言って廃車の奥に行き、出てきたのは男に首根っこ掴まれ口元と手足が縄で縛られている女の子だった。柑橘系の香りがする、オレンジ髪の不思議な女の子。バンは彼女に見覚えがあり、思わず声を上げる。
「あ、あーっ!昨日の女の子!!」
「バン、知り合いなの?」
「髪の毛で目が隠れてるぞ…なんか怖い」
「昨日、キタジマに来た女の子!コアパーツ買ってってた…えーっと名前は………「ユズ」!でも、どうしてここに…?」
喋る事が出来ず、縄から吐息が漏れてくるだけだった彼女は特に抵抗もしなかった。いや、彼らの目が怖くて出来なかったのだ。
リコが勢いよくDキューブを投げると展開される。ジャングルのジオラマだ。6人はそれぞれLBXを投下させ、バトルが始まった!