第一章 小さなマシンとの出会い
あの一撃で戦えると分かるとバンは一気に攻めていく。棍棒を巧みに扱い、片手剣を防ぎ、蹴りを入れて距離を取ったり、1体で2体のもLBXと戦うのはかなり困難だが、AX-00のパワーなら十分に戦えた。
「こっちだって初心者じゃないんだ、これくらいやるさ!」
2体のデクーが一斉に攻撃を仕掛けに来た。だが、AX-00は恐れることなく走り出し、2体のデクーの腹部を切り裂いた。一気に爆発音が鳴り響き、リビングに敵がいなくなったことを確認した。バンは敵を全滅しガッツポーズを決める。
「強すぎるっす…!」
「全滅…」
「うるさいね!分かってるよ!あのLBX…何か変だ……引き上げるよ」
「「ら、ラジャー…」」
戦いが終わったバンは一息ついた。だが、ふと周りを見ると夢中になって気づかなかったボロボロになってしまったリビングの惨状を。これが真理絵に見つかったらどうなる事か。バンは思うだけで冷や汗が出る。深いため息を着いた時、ガチャりと玄関が開く音がした。そして聞こえてくる母親の声。バンは思わず息を呑んでしまう。
「バン、帰ってたの〜?それならお風呂沸かしてあげ──」
「ああっ、母さん、これにはふかーいわけが………あっはは……はは…」
真理絵は目を見開いた。銃痕の跡やボロボロになったリビングを見て。そしてバンの右手にはCCMがあり、テーブルには謎のLBX「AX-00」があった。
「バン、あなた…LBXを…」
「母さん、あの…それは…」
「もういいわ。ちゃんと片付けておくのよ。」
真理絵はバンにそう告げると1人キッチンに向かった。真理絵ならLBXを持っていれば怒るはずなのに、怒らなかった。バンはキョトンとして真理絵の後ろ姿を眺めていた。だが、とりあえず怒られずに済んだことに一安心し、またため息をついた。
バンがLBXを持ったことによって、様々なところが動き始めた。とある司令室ではモニターに大きく映し出されたAX-00とローマ字で書かれた「山野バン」の文字。赤髪の男性はフッ、と笑い、全てを理解した。AX-00が盗まれ、バンの手元に渡った事件の秘密が。
「どうやらこの一件の首謀者はあなたのようですね。なぜこのようなことを…貴方は世界を破滅へ導くおつもりか、博士!!」
「今頃気づいても遅い。AX-00は絶対にお前達の手になど渡さん。」
「高い志を実現するためには力が必要なのです。今こそ、強大な力が。」
「──AX-00の「プラチナカプセル」は、デスロックシステムによって守られている。」
「そんなことはわかっています。」
「いいや君は分かっていない。」
博士は男性を尻目に話し始める。どうやらあのデスロックシステムは特別らしく、認定ユーザーである「山野バン」以外の者がプラチナカプセルに触れれば、毒の矢が飛び出し、命を奪い、更なるカプセル内のチップを破壊してしまうのだ。
「……データが消滅するってことですか。あのデータの価値をわかった上でそんな事を…!」
「確かにあのデータは人類の未来だ。しかしそれが…絶望に変わるのならば、私は迷わず消滅させる。」
「なるほど…考えましたね。ですが、LBXが戦闘中だったらどうでしょう?デスロックは、バトルによる破壊では作動しないことをお忘れでは?認定ユーザー……すなわち「山野バン」の操作中にAX-00を破壊することができれば、なんの問題もありません。プラチナカプセルを取り出せます。」
「お前達が、山野バンに勝てるかな?」
「……たいした自信ですね、連れていけ。」
男性が告げると博士は両腕を掴まれ、動けない状況になった。そして彼はどこかへ連れていかれたのだった。
「こっちだって初心者じゃないんだ、これくらいやるさ!」
2体のデクーが一斉に攻撃を仕掛けに来た。だが、AX-00は恐れることなく走り出し、2体のデクーの腹部を切り裂いた。一気に爆発音が鳴り響き、リビングに敵がいなくなったことを確認した。バンは敵を全滅しガッツポーズを決める。
「強すぎるっす…!」
「全滅…」
「うるさいね!分かってるよ!あのLBX…何か変だ……引き上げるよ」
「「ら、ラジャー…」」
戦いが終わったバンは一息ついた。だが、ふと周りを見ると夢中になって気づかなかったボロボロになってしまったリビングの惨状を。これが真理絵に見つかったらどうなる事か。バンは思うだけで冷や汗が出る。深いため息を着いた時、ガチャりと玄関が開く音がした。そして聞こえてくる母親の声。バンは思わず息を呑んでしまう。
「バン、帰ってたの〜?それならお風呂沸かしてあげ──」
「ああっ、母さん、これにはふかーいわけが………あっはは……はは…」
真理絵は目を見開いた。銃痕の跡やボロボロになったリビングを見て。そしてバンの右手にはCCMがあり、テーブルには謎のLBX「AX-00」があった。
「バン、あなた…LBXを…」
「母さん、あの…それは…」
「もういいわ。ちゃんと片付けておくのよ。」
真理絵はバンにそう告げると1人キッチンに向かった。真理絵ならLBXを持っていれば怒るはずなのに、怒らなかった。バンはキョトンとして真理絵の後ろ姿を眺めていた。だが、とりあえず怒られずに済んだことに一安心し、またため息をついた。
バンがLBXを持ったことによって、様々なところが動き始めた。とある司令室ではモニターに大きく映し出されたAX-00とローマ字で書かれた「山野バン」の文字。赤髪の男性はフッ、と笑い、全てを理解した。AX-00が盗まれ、バンの手元に渡った事件の秘密が。
「どうやらこの一件の首謀者はあなたのようですね。なぜこのようなことを…貴方は世界を破滅へ導くおつもりか、博士!!」
「今頃気づいても遅い。AX-00は絶対にお前達の手になど渡さん。」
「高い志を実現するためには力が必要なのです。今こそ、強大な力が。」
「──AX-00の「プラチナカプセル」は、デスロックシステムによって守られている。」
「そんなことはわかっています。」
「いいや君は分かっていない。」
博士は男性を尻目に話し始める。どうやらあのデスロックシステムは特別らしく、認定ユーザーである「山野バン」以外の者がプラチナカプセルに触れれば、毒の矢が飛び出し、命を奪い、更なるカプセル内のチップを破壊してしまうのだ。
「……データが消滅するってことですか。あのデータの価値をわかった上でそんな事を…!」
「確かにあのデータは人類の未来だ。しかしそれが…絶望に変わるのならば、私は迷わず消滅させる。」
「なるほど…考えましたね。ですが、LBXが戦闘中だったらどうでしょう?デスロックは、バトルによる破壊では作動しないことをお忘れでは?認定ユーザー……すなわち「山野バン」の操作中にAX-00を破壊することができれば、なんの問題もありません。プラチナカプセルを取り出せます。」
「お前達が、山野バンに勝てるかな?」
「……たいした自信ですね、連れていけ。」
男性が告げると博士は両腕を掴まれ、動けない状況になった。そして彼はどこかへ連れていかれたのだった。