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第二章 動き出す陰謀

 一方、バンとアミはホリデービルの最上階に着くと、アキレスとクノイチを繰り出した。クノイチはいつものクナイを持っていて、アキレスはクノイチを援護できるよう片手銃と盾を手にしている。アサシンは2機の気配に気づいたのか自身も片手銃を出して迎撃する。

「よし、分かれて攻撃だ!」
「OK!」

 アキレスが銃や盾で牽制し、その間に機動力の高いクノイチがアサシンに飛びかかるように攻撃を仕掛ける。狙撃タイプのLBXは接近戦に弱い為、クノイチが有効だ。だが、アサシンはバン達の予想を大きく外させるかのように素早い動きで避けた。そしてバンの射撃も華麗に避けてクノイチの押しの一撃を飛んで避け、隠し持っていた片手剣でクノイチの背中を切りつけた。ダメージが大きかったのかアミが操作してもクノイチはビクリとも動かなかった。
 アサシンがトドメの一撃で銃を構えた時、アキレスが勢いよく射撃しながら走って行き、片手銃を投げ捨てた後片手剣を取り出し真っ向からアサシンと対決。剣で防ぎながら、攻撃をし、攻防戦を繰り広げる。

「このーっ!」

 アキレスが盾を構えながら走り出した。アサシンはアキレスシールドを切りつけ壊すとアキレスは同時に上にジャンプ。首に思い切り剣が刺さりアサシンは機能停止。バン達の勝利に終わった。だが、アサシンは3つの目のような部分をそれぞれ点滅させた。それに気付いた拓也はすぐにバン達に伝える。

「バン、急いでアサシンから離れるんだ!」

 アキレスはクノイチを構えてアサシンから離れるとアサシンは勢いよく爆発して跡形もなく消えた。粉々に砕け転がり落ちるアサシンの残骸。暗殺者を捕らえることは出来なかったが、財前宗介総理から身を守ったミッションは達成。バン達はビルから下った。


 ロビーから出るとそこには拓也、カズ、ユズの3人が2人を待っていた。

「やったなカズ!」
「ああ。バンとアミ、それにユズのお陰だよ」
「ユズも凄かった!」
「ホントホント!あんな凄いプログラム組むなんて!」
「そ、そうですかな…?」

 4人が共に喜びを分かち合い、共に笑いあっていた。すると突然、ユズがペタリと力が抜けたように地面に着いた。3人はその音に気づいてユズの方を見るとユズは恥ずかしそうに頬を赤らめた。アミが手を差し出せばゆっくりと立ち上がった。

「な、なんか力入れすぎたみたいで…今力が入らないですぞ…。暗殺者をやっつけたからですかな…」
「そうだな…俺達、今凄い喜んでいたけど相手は暗殺者。下手すりゃあ俺達…」
「そう、だよね…」
「バトルに夢中になっている間は実感わかなかったけど…」

 するとバンは拓也の方に向かい、拓也を見上げ見つめるとなぜ自分達がこんな事をしなければならなかったのか質問した。拓也は深刻そうな顔をしたが、真剣な顔になりバンの目をしっかりと見た。

「バン、君に伝えておくべき事がある。」
「…?」
「飛行機事故で亡くなった君のお父さんについてだ。」
「え…?俺の父さんの事?」
「──実は、君のお父さんは“生きている”。」
「ええっ…!?」
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