第二章 動き出す陰謀
「あーあ、負けちゃった。やっぱりバンは強いよねぇ、アキレスも完全に使いこなしてるし」
「それを言うならアミだって。あのクノイチの素早い動き、なかなか出来ないよ」
「そうですぞ!クノイチの素早さと小回りの効いた操作、しっかりとクノイチの性能を引き出してますな!アキレスもアキレスで素早さが少しクノイチより劣る分、パワーや攻撃力で補ってて、それに加えアキレスとバン殿のコンビネーションが最高!拙者見ててうっとりしましたぞ~…!」
「ユズはやらなくて良かったの?せっかく沢山バトルができるいい機会なのに」
「バトルも良いですが、皆さんのバトルを見ている方が楽しいかと思いましてなっ」
河川敷を歩いているバン達。結局、カズはいなかった為、そのままキタジマでバトルをして、カズを探すために河川敷にやってきた。
先程のバトルについて話している3人。ユズはパソコンを持ちながら口角を少しだけ緩ませて見せる。パソコンの画面には先程のバトルの戦闘データが映し出されていた。ユズのパソコンはキーボードだけになっており、電源を入れるとモニターが映し出される。
みんなのLBXの状態や少し小難しい内容が書かれている。書いてあることはよく分からないが、LBXにとって大切な事が書かれてるだろうと、ふんわりと理解する。
そうやって色んな話しながら歩いていると前方からコツ、コツ、と足音が聞こえた。バン達がそっちの方に顔を向けるとそこにはカズの姿があった。一見、何気ないいつものカズに見えるが、彼の顔はどこか怖く、バン達をキツく睨んでいた。ユズは彼のキツく睨む目や表情を見てどこか違和感を感じていた。
──彼はどこかおかしい。
つい最近…とは言っても昨日からなのだが、ユズは彼の表情はちゃんと知っている。今の彼の顔は感情がないように見える。そして誰かから操られているのではないかと考えるユズは髪の毛の奥から覗く青い瞳がカズの顔を凝視した。
「カズ!」
「カズ…あなたを探していたのよ?」
「ごめんカズ、俺のせいでウォーリアーがあんな事になっちゃって…」
「勝負だバン」
そう言ったカズはポケットからLBXを取り出す。
そのLBXは妖しげな目をして金色に輝いている。どこか古代エジプトを彷彿とさせるLBX…カズはこのLBXを「エジプト」と呼んでいた。
バンやアミ、ユズも見たことないLBX。バンやアミは興味津々にエジプトを見ているが、ユズの違和感は募るばかり。
──あのLBXの入手場所は?なぜ彼は何も言わないのか?なぜ彼は自分達をそんな風に見てくるのか?
気づけば川沿いにDキューブが設置され、カズとバンがLBXバトルの準備をしていた。彼らはカズのこの異変に気づいていない。
「……ユズ?どうしたの?見に行かないの?」
「…えっ、あ…っと…」
「大丈夫?なんだか顔色が悪いわよ?」
「えっと…なんか……“青島カズヤ”殿がおかしいんですぞ。嫌な予感がしますぞ。」
「………そう?きっと気のせいよ。さぁ、早く行きましょ!大事な所見逃しちゃうわ!」
アミがユズの手を引いて川沿いに向かう。ユズの手は少しだけ震えていたが、ユズが少しだけ落ち着きがないだけでカズがおかしいのもそれのせいだろうとアミは思った。だが、ユズの視線は変わらずカズの方を向いていた。彼の周りから放たれる不思議なオーラ。それを薄々感じ取ってるユズは思わず自身の頭を押さえる。
(この試合…なにか起こりますぞ……)
そしてDキューブにエジプトとアキレスが投下される。ジオラマは砂漠フィールド。
2人がCCMを構え、バトルが始まったのだった──。
「それを言うならアミだって。あのクノイチの素早い動き、なかなか出来ないよ」
「そうですぞ!クノイチの素早さと小回りの効いた操作、しっかりとクノイチの性能を引き出してますな!アキレスもアキレスで素早さが少しクノイチより劣る分、パワーや攻撃力で補ってて、それに加えアキレスとバン殿のコンビネーションが最高!拙者見ててうっとりしましたぞ~…!」
「ユズはやらなくて良かったの?せっかく沢山バトルができるいい機会なのに」
「バトルも良いですが、皆さんのバトルを見ている方が楽しいかと思いましてなっ」
河川敷を歩いているバン達。結局、カズはいなかった為、そのままキタジマでバトルをして、カズを探すために河川敷にやってきた。
先程のバトルについて話している3人。ユズはパソコンを持ちながら口角を少しだけ緩ませて見せる。パソコンの画面には先程のバトルの戦闘データが映し出されていた。ユズのパソコンはキーボードだけになっており、電源を入れるとモニターが映し出される。
みんなのLBXの状態や少し小難しい内容が書かれている。書いてあることはよく分からないが、LBXにとって大切な事が書かれてるだろうと、ふんわりと理解する。
そうやって色んな話しながら歩いていると前方からコツ、コツ、と足音が聞こえた。バン達がそっちの方に顔を向けるとそこにはカズの姿があった。一見、何気ないいつものカズに見えるが、彼の顔はどこか怖く、バン達をキツく睨んでいた。ユズは彼のキツく睨む目や表情を見てどこか違和感を感じていた。
──彼はどこかおかしい。
つい最近…とは言っても昨日からなのだが、ユズは彼の表情はちゃんと知っている。今の彼の顔は感情がないように見える。そして誰かから操られているのではないかと考えるユズは髪の毛の奥から覗く青い瞳がカズの顔を凝視した。
「カズ!」
「カズ…あなたを探していたのよ?」
「ごめんカズ、俺のせいでウォーリアーがあんな事になっちゃって…」
「勝負だバン」
そう言ったカズはポケットからLBXを取り出す。
そのLBXは妖しげな目をして金色に輝いている。どこか古代エジプトを彷彿とさせるLBX…カズはこのLBXを「エジプト」と呼んでいた。
バンやアミ、ユズも見たことないLBX。バンやアミは興味津々にエジプトを見ているが、ユズの違和感は募るばかり。
──あのLBXの入手場所は?なぜ彼は何も言わないのか?なぜ彼は自分達をそんな風に見てくるのか?
気づけば川沿いにDキューブが設置され、カズとバンがLBXバトルの準備をしていた。彼らはカズのこの異変に気づいていない。
「……ユズ?どうしたの?見に行かないの?」
「…えっ、あ…っと…」
「大丈夫?なんだか顔色が悪いわよ?」
「えっと…なんか……“青島カズヤ”殿がおかしいんですぞ。嫌な予感がしますぞ。」
「………そう?きっと気のせいよ。さぁ、早く行きましょ!大事な所見逃しちゃうわ!」
アミがユズの手を引いて川沿いに向かう。ユズの手は少しだけ震えていたが、ユズが少しだけ落ち着きがないだけでカズがおかしいのもそれのせいだろうとアミは思った。だが、ユズの視線は変わらずカズの方を向いていた。彼の周りから放たれる不思議なオーラ。それを薄々感じ取ってるユズは思わず自身の頭を押さえる。
(この試合…なにか起こりますぞ……)
そしてDキューブにエジプトとアキレスが投下される。ジオラマは砂漠フィールド。
2人がCCMを構え、バトルが始まったのだった──。