彼女の秘密
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「………」
―ガバ…っ
「……っ!?」
ローは未だ泣き止まないカリストを起こして後ろから抱きしめた。
「カリスト、お前は…おれが嫌いなのか?」
「う…っ、違います……好きです。だから…死にたいんです…」
「どうして死にたいんだ?」
「だって…元奴隷のあたしが船長となんて、釣り合わないじゃないですか。」
「おれはそんなの気にならねぇ」
「船長がよくても…周りが……あたしのせいで船長まで蔑まれたら…あたし耐えられないっ」
「そんな奴らがいたらおれが消してやるよ。」
「………」
「元奴隷だろうが何だろうが…カリストはカリストだ。」
「船長…っ!!」
今まで俯いていたカリストは顔を上げて、ローの方へ振り返った。
伝う涙をローは指で拭ってやる。
「だからモウ、死にたいなんて言うな…」
「……はい。」
―どちらともなく唇を重ねる。
その甘美さ………
「はぁ…愛してるぜカリスト。」
「知ってます…うんざりするくらい。」