一張羅浪漫
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「……ラキ」
「…なぁに?ワイパー。」
―静寂を破ったのはワイパーだった。些か緊張した面持ちでラキを見詰める。
彼もまた戦いの中で彼女に恋慕の念を抱いていたのだ。
「その…なんだ、今度二人で遺跡を散策しねぇか?」
「…うん」
ラキは嬉しそうに頷いて、ソっとワイパーの胸板に身を預けた。
「はぁ…何やってんだろ、あたし。」
二人の様子を遠巻きに見ていたエウロパは深い溜め息をついていた。
―実はエウロパもワイパーのことを想っていた。
しかし彼の想い人が親友のラキであることを知った彼女は、自身は身を引き二人をくっつける事を考えたのだった。
「でも、これでよかったのよ。さらばあたしの恋……餞別にこの純白の褌は貰っとくわ。」
エウロパは懐から取り出した白い布に顔をうずめながらニヨニヨしていた……
The End.
(次ページにあとがき&夢主紹介)