一張羅浪漫
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「昨夜は蒸し暑かったから…ソノ、わかるだろ?」
ワイパーの言葉に、今度はラキが顔を真っ赤にした。
「だっ…だからってそのまま出歩くってどういう神経よ!?ワイパーの破廉恥ッ!!」
「おれだってそんなつもりじゃなかったんだよ!!朝起きて昨日洗って干しておいたヤツを履こうとしたら
見当たらなくて…仕方ねぇからそのままで歩いてたらコイツがここでスタンバってたわけだ…」
「絶景だったわ。ご馳走様、ウフフ」
「エウロパこの野郎ォオ!!!!」
ひょうひょうとしているエウロパにワイパーが今にも殴りかかりそうだったので、ラキは彼を制した。
「落ち着きなよワイパー、まぁ確かに災難だとは思うケドさ。
「替えの一枚」のストックをしてなかったあんたにも落ち度があるんじゃないの?」
「ぐ……」
ラキの的を射た発言にワイパーは言葉が出ない。その様子をケラケラ笑いながら見るエウロパ。
「そんなに仲イイんならさぁ、つき合っちゃえば?」
「え…?」
「…なッ!!?」
エウロパの突然の放言に二人は止まった。
そして互いに見詰め合うと、先刻の羞恥とは違う恥じらいから頬を染める。
「あたしは邪魔者みたいだから消えるね。後は若い二人で…」
そう言い残すとエウロパはサッサと森の方へ行ってしまった。辺りが静寂に包まれる…
「………」
「………」