好みのアイツ
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手塚国光 ↔ 何でも一生懸命な子
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いつも、どこでも、何をするにも。
彼女は右も左も後ろも見ずに前だけを見て全身全霊をかけて全力で挑むのだ。
「…苗字何をしている」
「あ!会長!おはようございます」
「それどころじゃないだろう」
朝一で部活に向かっていれば公園の木によじ登る苗字がいた。(驚きすぎて3度見をした。)
どうやら彼女は珍しく寝起きが良く、散歩にでも行こうと向かったら猫が木の上にいて、助けてあげようとしたところ猫は華麗に降りていき、自分だけ取り残されたらしい。
彼女は優しい。そして何でも一生懸命。だけれどどこか空回りをする。
「お、降りるのめっちゃ怖いです」
「…仕方ない。」
「え?」
「飛び降りろ」
俺がそういえば苗字は顔を真っ赤にさせて悲鳴に近いような声をあげた。木の幹に必死にしがみついてふるふると力なく首を振る。その仕草は小動物みたいでとても愛らしかった。よっぽど怖いのか少し震えていた。
「絶対に落とさない。約束しよう」
「…でも、わたし、重いですし」
「一応鍛えているつもりだ」
「でも~~~でも~!!」
「いいから早く降りてこい。」
彼女は悩みに悩んだ末に意を決して飛び降りた。太陽と重なってどこか眩しい。きっと、怖かっただろうに、俺のことをここまで信じてくれていることがなんだか嬉しくて。目をつぶる仕草が可愛くて。俺は離しはしないとしっかりと両腕で迎え入れた。
ぎゅうと俺に抱きつく苗字が可愛くて、頭を撫でてあげた。
「ありがどうございます…」
「お前はいつも無茶をするからな」
「うう…」
いつでも一生懸命。だけれどおっちょこちょいで空回りする。そんな彼女を見ていると手を伸ばさずにはいられない。きっとこの感情には既に名前がついているのだろうけれど俺は今日もこの気持ちに蓋をする。
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いつも、どこでも、何をするにも。
彼女は右も左も後ろも見ずに前だけを見て全身全霊をかけて全力で挑むのだ。
「…苗字何をしている」
「あ!会長!おはようございます」
「それどころじゃないだろう」
朝一で部活に向かっていれば公園の木によじ登る苗字がいた。(驚きすぎて3度見をした。)
どうやら彼女は珍しく寝起きが良く、散歩にでも行こうと向かったら猫が木の上にいて、助けてあげようとしたところ猫は華麗に降りていき、自分だけ取り残されたらしい。
彼女は優しい。そして何でも一生懸命。だけれどどこか空回りをする。
「お、降りるのめっちゃ怖いです」
「…仕方ない。」
「え?」
「飛び降りろ」
俺がそういえば苗字は顔を真っ赤にさせて悲鳴に近いような声をあげた。木の幹に必死にしがみついてふるふると力なく首を振る。その仕草は小動物みたいでとても愛らしかった。よっぽど怖いのか少し震えていた。
「絶対に落とさない。約束しよう」
「…でも、わたし、重いですし」
「一応鍛えているつもりだ」
「でも~~~でも~!!」
「いいから早く降りてこい。」
彼女は悩みに悩んだ末に意を決して飛び降りた。太陽と重なってどこか眩しい。きっと、怖かっただろうに、俺のことをここまで信じてくれていることがなんだか嬉しくて。目をつぶる仕草が可愛くて。俺は離しはしないとしっかりと両腕で迎え入れた。
ぎゅうと俺に抱きつく苗字が可愛くて、頭を撫でてあげた。
「ありがどうございます…」
「お前はいつも無茶をするからな」
「うう…」
いつでも一生懸命。だけれどおっちょこちょいで空回りする。そんな彼女を見ていると手を伸ばさずにはいられない。きっとこの感情には既に名前がついているのだろうけれど俺は今日もこの気持ちに蓋をする。