校内ランキング戦
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「むぅ~…名前ちゃん不二と仲良くしすぎじゃな~い?」
「英二先輩…英二先輩も嫉妬ですか…?これは青学えげつないホモワールドに…」
「嫉妬してる方間違えてるから!俺が嫉妬してんのは不二に!」
プンプンというマンガのような効果音が聞こえてきそうだ。頬を膨らませて腰に手を当てる英二先輩は控えめに言ってもすごくかわいい。あざといところもかわいい。そんな英二先輩が私と不二先輩が仲良くしてるところにヤキモチを妬いてくれるなんて…!
正直言うと不二先輩が私を叩いたり怒ったりしてるの見て何を嫉妬するところがあるのか謎だけれど!可愛いからなんかもうどうでもいいかな!!と思った。
「ありがとうございます!かわいいです!」
「…微妙に伝わってない気がするんだケド~」
「ははっ、苗字は手強いな!英二!」
大石先輩がポンと英二先輩の肩を叩く。
我らが青学のお母さんのような立場の大石先輩はニコニコ微笑んで英二がごめんな!と言うと回収していった。あっなにあれかわいい。ドタバタしてる英二先輩かわいい!!
「英二先輩かわいい~!」
「苗字はそればかりだな」
「だってかーわいいんですもーん!」
手塚部長がどこからか姿を突然表した。無口だけれど彼は結構わかりやすい。今も少しだけ羨ましそうに英二先輩を見ている。大石先輩のことがそんなに大好きなんだろうか。いやはやチーム愛は美しいですね!手塚部長!ゴールデンペアは親子みたいだから見てて微笑ましいですね!手塚部長!
あまり見つめすぎたのか、手塚部長が私の顔をじっと見つめてきた。手塚部長もめちゃくちゃイケメンだ。あまり見つめられると恥ずかしい。
しかし、この沈黙が数秒続くとまた、別の話だ!!私の脳裏に一つの予想がたった。
…怒ってる?怒ってるのではないか…!
アッさっきわかりやすいとか言ったの全力で取り消しで!わかりずらいやっぱりこの人わからない。今私を見て何を考えてるの!?
さっき、「金丸はそればかりだな」と呟いていたことからして考えると…誰かひとりを特別に扱うなんてマネージャー失格だ!ってことなのか!?私は試されている!?
「いや!あのですね!たしかに英二先輩は可愛いですけど!大石先輩はしっかりしてるし!海堂は足が綺麗だし!不二先輩は美しいですし!桃は良い奴だし!タカさんは面白いし優しいですし!乾先輩は色々教えてくれますし!あのですね!みんな好きです!贔屓とかそんなんじゃ_____」
「…俺は?」
「へ?」
「俺のことはどう思っているんだ?」
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うーん。と顎に手を置いて考えてみる手塚部長…手塚部長は…
「めちゃくちゃかっこいいです。立ってるだけでかっこいいです。だから試合してる時なんて神々しいです。あと、たまに笑った時がかわいいです。」
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「…そうか」
満足げに少し笑うと手塚部長はみんなの所に走っていった。耳がほんのり赤くて私まで恥ずかしくなった。