校内ランキング戦
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
桃ちゃん!
.
「えー!桃来ないのー?!」
「わりぃな!俺と一緒にいてぇのは十分わかっけどよ!」
「桃どうせ試合でないんだからコキ使いまくろーって思ってたのにー!」
「エッ」
今日はレギュラー陣だけの遠征で、マネージャーの私も同伴だ。なんなら今日来た1年生を見るのが楽しみだったのに遠征を入れるだなんてスミレちゃんは鬼だ。わたしが後輩を楽しみにしてるの知ってるのに!
しかも足を捻挫した桃に雑用を押し付けて私は久々に試合をゆっくり見ようと思っていたのに桃は来ないときた、私のモチベーションはダダ下がりだが、そんなこと手塚部長にバレたら怒られる所の騒ぎじゃないと思うので大人しく真面目に取り組もう。
ちなみに桃というのは、同級生でチームメイトの桃城武くんだ。彼も海堂と同じで2年生ながらに青学のレギュラーである。ポジティブで明るいチームのムードメーカーだ。彼とは何気に気が合うので行動を共にすることが多い。
「…桃、足治ってないんだからテニスしちゃダメなんだからね?」
「へーへー。わかってるって」
「私の言うこと1個も聞かないくせによく言うよー!荒井あたりに見張らせようかな?」
「わーったわーった!ぜってーしねぇから!な?海堂!コイツ連れてけ!」
無理やり背中を押されて海堂に回収される。全く桃はいつでも強引だ。そういうのやめた方がいいよ!!だからモテないんだよ!!
心の中でどんなに毒ずいても桃にはバレるわけもなく。桃は鼻歌をしながら歩き出した。
「海堂首根っこ掴むのは流石に痛いよ。」
「こうでもしねぇとどっか行くだろうが方向音痴」
「…いっ、言い返せない自分が辛い…!」
海堂に論破されて大人しく連れていかれる。周りからの視線は少し痛いが仕方ないだろう。正門前につくと、既にレギュラー陣が集まっていた。相変わらず濃いメンツだ。私を見つけると、英二先輩が満面の笑みで手を振ってくれた。
「名前ちゃーん!ひっさしぶり~!」
「朝練以来ですね!えーじセンパイ!」
「それ久しぶりっていうのか…?」
英二先輩と手と手を取り合ってキャッキャしていると、すかさず大石先輩が指摘した。さすがゴールデンペアだ。
大石先輩と英二先輩。この2人はダブルスを組んでいて全国に出場している。ゴールデンペアと呼ばれ青学1のダブルスコンビだ。英二先輩はとにかく可愛い。めちゃくちゃかわいい。アクロバティックが得意で飛んではねてプレイする。
大石先輩は副部長でもある。その優しい性格が私は大好きだ。試合展開もいつも冷静で周りをよく見ている。だから英二先輩とダブルスをやれるんだろう。
.
「えー!桃来ないのー?!」
「わりぃな!俺と一緒にいてぇのは十分わかっけどよ!」
「桃どうせ試合でないんだからコキ使いまくろーって思ってたのにー!」
「エッ」
今日はレギュラー陣だけの遠征で、マネージャーの私も同伴だ。なんなら今日来た1年生を見るのが楽しみだったのに遠征を入れるだなんてスミレちゃんは鬼だ。わたしが後輩を楽しみにしてるの知ってるのに!
しかも足を捻挫した桃に雑用を押し付けて私は久々に試合をゆっくり見ようと思っていたのに桃は来ないときた、私のモチベーションはダダ下がりだが、そんなこと手塚部長にバレたら怒られる所の騒ぎじゃないと思うので大人しく真面目に取り組もう。
ちなみに桃というのは、同級生でチームメイトの桃城武くんだ。彼も海堂と同じで2年生ながらに青学のレギュラーである。ポジティブで明るいチームのムードメーカーだ。彼とは何気に気が合うので行動を共にすることが多い。
「…桃、足治ってないんだからテニスしちゃダメなんだからね?」
「へーへー。わかってるって」
「私の言うこと1個も聞かないくせによく言うよー!荒井あたりに見張らせようかな?」
「わーったわーった!ぜってーしねぇから!な?海堂!コイツ連れてけ!」
無理やり背中を押されて海堂に回収される。全く桃はいつでも強引だ。そういうのやめた方がいいよ!!だからモテないんだよ!!
心の中でどんなに毒ずいても桃にはバレるわけもなく。桃は鼻歌をしながら歩き出した。
「海堂首根っこ掴むのは流石に痛いよ。」
「こうでもしねぇとどっか行くだろうが方向音痴」
「…いっ、言い返せない自分が辛い…!」
海堂に論破されて大人しく連れていかれる。周りからの視線は少し痛いが仕方ないだろう。正門前につくと、既にレギュラー陣が集まっていた。相変わらず濃いメンツだ。私を見つけると、英二先輩が満面の笑みで手を振ってくれた。
「名前ちゃーん!ひっさしぶり~!」
「朝練以来ですね!えーじセンパイ!」
「それ久しぶりっていうのか…?」
英二先輩と手と手を取り合ってキャッキャしていると、すかさず大石先輩が指摘した。さすがゴールデンペアだ。
大石先輩と英二先輩。この2人はダブルスを組んでいて全国に出場している。ゴールデンペアと呼ばれ青学1のダブルスコンビだ。英二先輩はとにかく可愛い。めちゃくちゃかわいい。アクロバティックが得意で飛んではねてプレイする。
大石先輩は副部長でもある。その優しい性格が私は大好きだ。試合展開もいつも冷静で周りをよく見ている。だから英二先輩とダブルスをやれるんだろう。