ヤキモチ
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お礼にと作ったのはカレーで、せっかくだからとカツも揚げて
「太宰さん?」
「おや。もう出来上がったのかい」
「簡単なもので申し訳ないですけど」
「いやいや。此れだって十分手が込んでいるよ。しっかし、中也は毎回椛の手料理を食べられているのかい?」
「そんなわけないじゃないですか。今回みたいに単独任務だとあたしも手抜きぐらいはしますよ」
ただし、帰って来た中也に怒られて、確りと食べさせられるけど
「其れは意外。中也の事だから確りと食べさせるものだと思っていたよ」
「まぁ、毎回作るのも面倒なんですよ」
「そうだろうねぇ」
でもきっとこの太宰さんの事だ。その先なんて分かって居る事だろうなぁ
「ご馳走様。美味しかったよ」
「其れは良かったです」
「しかし、あの中也がいつまで私の所に居る椛を迎えに来ないでいられるかな」
「当分は顔も見たくないですけどね」
「なら、探偵社でちょーーっと手伝って欲しいことがあるのだけれど」
探偵社で手伝って欲しい事?
「あたしに出来る事なら…」
そう言った翌日あたしは太宰さんに連れられて探偵社に連れて来られた
「なんで探偵社何ですか」
「いやぁ。社員寮に居て貰ったままでも良かったのだけれどね。中也の事だ。あの建物ごと吹き飛ばしてしまう可能性も有るわけだ」
そんな非常識な事…しなくもないか…
なんせ、太宰さんと中也で双黒と呼ばれ建物をたった1晩で壊滅させた人間だ。しでかさないと言い切れない自分もいる
「太宰さん?」
「何故、ポートマフィアの」
「まぁ、一寸ね。鏡花ちゃんにとっては久々だろう?椛が同じ場所に居るのは」
「うん」
「そうなんだ?」
「わたしの上司だったから」
「へ!?」
「そうね。確かにあたしは鏡花の上司でもあったわ。でも、それは探偵社にいるからと言って特段変わることも無いけれどね」
「え?」
「一寸の間だけ。椛には鏡花ちゃんの面倒を見て貰おうと思っていてね」
あたしが鏡花の面倒を?
「でも」
「椛に色々と見て貰っていたんだろう?」
「まぁ」
「どういう事です?」
「椛はね。ポートマフィアで幹部じゃなくて補佐。それも私の補佐をしていたのだよ
鏡花ちゃんがある程度の勉学が出来ているのは恐らく椛だ」
「「!!」」
「此処に居れば太宰さんがいるからいいと思いますけどね」
「私では教えられない事もあるだろう」