ヤキモチ
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中也が任務だと言われたその日、あたしは久しぶりのオフで
滅多に日光に当たることも無いので散歩がてら昼間の横浜を散策しているときだった
「は?…え?」
何あれは。どういう事?
任務でいないはずの中也が、知らない女の人とジュエリーショップから出て来たのだ
然も、相手の女の人は中也
「最悪だなぁ…こんなのを見るなら家にでもいればよかった」
其の儘スマホを持つと
「もしもし」
「首領」
「椛ちゃん?どうかしたのかね」
「例の件、お受けしようと思います」
「良いのかい?中也君が反対しそうだけれど」
「いいんです」
「そうかい。分かった」
其の儘
ポートマフィアの表向きのあたしの職種は病院の受付嬢だ
そしてポートマフィア内では5大幹部の中原中也の婚約者でもあり
黒蜥蜴の直属の上司でもある
「さて、とこんな物かな」
とりあえずは揃ったであろう荷物を持って帰って仕事に行くために着替えていく
ほんの少しの香水をドレスにかけて、新品だとは気づかせないようにしていく
「相手が中也だったらなぁ」
きっと今頃中也はあの女の人と一緒に居るのだろう
家を出ると
「何で太宰さん?」
「森さんから椛ちゃんの所に行って欲しいと言われてね」
首領から?
「中也じゃないのが珍しい所だけど、私が呼ばれるのを見るとエスコートでも必要なのかい?」
「まぁ。船上
「おや」
「首領だったらエリス様をお連れするのでしょうけど、生憎首領も今日は忙しくて。でもこのパーティー自体中也が行くのを反対してくれていたので太宰さんで良かったかもしれません」
「そうかい」
太宰さんの運転でぱーーティー会場に行くと
「おやおや。森さんの所の」
「お久しぶりです」
すんなりと中に入ると
「最悪…」
例の女の人と一緒にいる中也を目撃してしまった
「ありゃりゃ。当てつけで参加したのにまさかその相手も本人も此処にいるとはねぇ」
「太宰さんで良かったのかもしれないですね」
「その様だね。向こうは私には気づいているけれど、椛には気づいていないようだ」
其れなら好都合なのかもしれない
「ある程度で帰ろうか」
「え?」
「中也がいつまでもあの人と一緒に居るのを見て居たくはないだろう?」
「そう、ですね」
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