記憶喪失?
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家に付いたあたしの目の前には、大きな箱が数個を1つ1つ開けていく中也に
「食器だけ持ってくか」
食器だけ?
なんて思っていると
「同じ食器なら一緒に使えるだろ」
あ…
「俺は水姫が居れば別に何もいらねぇんだよ」
食器を箱にキレイに詰め込むと車に乗せこんでくれた中也
「本当にあたしで良いの?」
「あ?」
「だって中也の好きな
「ねぇな。確かに」
そう言って後部座席に座ったあたしに
「チッ」
後部座席のドアを開けるとあたしを降ろして助手席に座らせてくる
運転席に戻って来た中也は
「でもな。どうしたってテメェを手放せねぇんだよ」
「?」
手放せないなんて、そんな嘘…
「嘘じゃねぇからな」
運転している最中でもあたしの手を握ったまま放そうとはしない中也が止めた駐車場は高層マンションの駐車場だ
「流石は五大幹部様だね。あたしとは住む世界が…」
「莫迦野郎」
「え?」
「此処は今日からテメェと一緒に住むマンションだ。あんな女が一緒にいた空間にテメェを連れて行くはずがねぇ」
「…!」
マンションのエントランスに行くと
「お帰りなさいませ中原様。お連れ様でございますか」
「俺の婚約者の水姫だ」
「さようでございますか」
エレベーターに乗り込むと最上階に向かって行くエレベーターの中では中也と2人きっり
「着いたぞ」
着いた先はものすごく高い場所で
「ちゅ…」
足がすぐんでしまったあたしは中也にしがみ付くしか出来なくて
家の中に入れてもらうと
「これって…」
寝室もキッチンもリビングも
「テメェ好みだろ。何もかも」
寝室の中にあるベッドは1つしかなっくて
「訊いてもいい?」
「なんだよ」
「ベッドって」
「此れだけだ。今日からは一緒に寝る。テメェがもう何処にも行かないようにするには抗するしかねぇ」
!?
「高い所が嫌いなのも知ってる。でも、低ければ何時でも逃げられちまう可能性も有るからな。どうしたって高層階にするしかねぇ
まあ。高層階にしておけばテメェの今まで見られなかった姿も見られるしな」
「な!?」
ベッドに横にさせられたあたしの上に居る中也
「言っとくがなぁ。タイプはタイプでテメェには何も望まねぇよ。
だけど、俺の知らねぇテメェの姿は誰にも見せたくねぇし見せるつもりもねぇ」
!?
「水姫の泣く場所も、寝る場所も全部俺だけが知ってればいい。何があってもテメェは俺の女だ」
「うん」
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