クリスマス
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家に付くころにはすでに起きていて
「パパァ?」
「んだよ」
「おにんぎょう…」
「明日な。本部の俺の部屋に置いてある」
しょんぼりしたあたしに
「何食いたい」
「ひなはねー…オムアース」
「はいはい」
何時だってパパのつくってくれるご飯が1番なのだ
「待ってる間に
「いいの!?」
「あぁ」
テーブルにありったけの塗り絵を持って色鉛筆も一緒に持ってきて
パパがご飯を作っている間は塗り絵をしている
「ほら。出来上がるから片せ」
「ぁい」
座っている隣の椅子に塗り絵と色鉛筆を置くと
オムライスが乗っかって、いろいろと乗せられているワンプレートを出してくれるパパ
「しゅごーい!」
「食え食え」
「いたーきます」
「おう」
ご飯を食べているときだったピンポーンとチャイムが鳴ったのは
「誰だよ」
パパが玄関に行くと
「悪いね。中也」
「何で来やがった。つーか娘はどうしたんだよ」
「今日は社長と乱歩さんとお泊りなのだよ」
「へぇ」
中に入ってきた男の人は
「だじゃいしゃん?」
「そうだよ。太宰さんだよ」
頭をポリポリしながら戻ってきたパパは
「ホント何なんだよ?」
「此れをね」
そう持ってきてくれたのは、ぬいぐるみは縫いぐるみだけれど別の縫いぐるみで
「陽葵ちゃん?」
「固まったな。知らねー男から貰うもんは初めてだしな」
「そういう事。大丈夫だよ陽葵ちゃん。君のパパとは昔からの知り合いだしね」
「ホント?」
「本当だとも。これは今日のお詫びだよ」
「ありがとう…」
「どういたしまして」
「善かったな」
「うん!」
口の周りにケチャップがついていたのをぬぐってくれた太宰さん
「!!」
「可愛らしいね」
「アイツはそうでもないのかよ」
「過保護が多いからね。どうしてもそうはならない」
「そうかよ」
あの後太宰さんも一緒にご飯を食べていて
「さて、とそろそろ帰るとするよ」
「おー。帰れ帰れ」
「かえっちゃう?」
「帰るよ。まあ、会おうと思えばいつでも会えるのだけれど
何せ我々は敵対組織同士だ。そう簡単には会えないだろうけどね」
「ふぇ…」
「陽葵ちゃん!?」
「珍しいな。お前が初めてあった奴が帰るって言った時に泣くのは」
「へぇ。ウチの娘と交換しないかい?中也」
「嫌なこった。陽葵」
「パ…」
「此奴と一緒にいったら他の奴に遊んでもらえなくなるし」
「あそんでもらえない?」
「あぁ」
「りゅうくんやいっちゃんも?」
「遊んではくれねぇだろうな」
「やだぁ!」
「まぁ、随分と素直だね陽葵ちゃん。何時でも探偵社に遊びにおいで」
「ひ…っ」
「中也。その代わり年末年始は辞めてくれ給え」
「俺もそのつもりだ」
そ\立ち上がった太宰さんはパパと何かを話していて
「陽葵」
「??」
「落ち着いたら、泊まりに来ても良いってさ」
「いかない」
「今日はな」
「あしたは、りゅーくんとあしょうのぉ」
「そうか」
頭をポンポンとされたあたしはすぐに夢の中へ
翌日。ポートマフィアで押し車を押してお散歩をしているあたしとパパの光景が微笑ましい光景だったと紅葉さんと首領に言われるまで気づかなかったのである
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