クリスマス
お名前をどうぞ
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「ったく。ツリーのおもちゃでも開けてくるか?」
「いくー!」
「中也さんも今から仕事なのでは?」
「平気だ。最悪自分の異能力を使って行く事も出来るからな」
「そうですか」
悪食を出してあたしを抱えた龍之介君
「少し前まで
「異能力にまみれたこの組織の中に居れば見慣れるだろ。寧ろ見慣れ過ぎて怖いくらいだぜ」
下に行くと、他の構成員の人たちが丁度プレゼントを置いている人たちもいて
「あ、お、おは、おはようございます!中原幹部。其れに陽葵ちゃんも」
「おはようございます!」
「あぁ」
元気よく返事をしたあたしにぽわーんとしている構成員の人たち
「大丈夫か?おい」
「だ、大丈夫です!」
「そうそう。来ているのなら直接渡せますね」
そう言って渡されたプレゼント達
「たくしゃん…」
「沢山だな」
「あけられないのー!」
あ…と言った顔をしている構成員の人たち
「放っておけ。その内自分で開け始める」
「そうですか」
なんて言われて数分後
「全く。お前も十分甘いよな。芥川」
龍之介の悪食によってすべての包装をはいで貰ったあたしは1つずつ箱の中身を見ていく
「おにんぎょう…」
欲しかった人形なのに。押し車だけがついていないのだ
「あれ?先輩に幹部。おはようございます」
「あぁ」
「いっちゃ…」
「どうかしたんですか?」
「これの押し車がないだけで泣いていやがる」
「あぁ…。押し車だけ売って無いですもんね。こういうのって」
「「!!」」
「おさんぽにいけないの…」
「お散歩ですか」
「そうなの…おさんぽにいきたかったのにぃ」
「でも、此れでもお散歩には行けますよ?」
「いける?」
「はい」
ケータイで何かを見ているいっちゃんの方を見上げていると
「これです」
そう見せてくれたのは紐のようなもの
「ガキがガキを抱えてんのか」
「やだっ」