クリスマス
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クリスマス当日
「パパ!」
「はえーよ」
何時もより早く起きたあたしの横にはパパがいて
時刻はまだ6時前。外も真っ暗なままだ
「ぶーーーっ」
布団をめくってくれたパパの隣に入ると
「あったかーい」
「そりゃそうだろ。まだ寝てろ」
「ぁぃ」
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「おい。ひな。陽葵」
「パ、パパァ?」
「行くぞ」
「だっこぉ」
「ったく」
抱っこをしてもらったあたしはパパの運転でポートマフィアの本部へと来た
「キラキラー」
「おー。そうだな」
ツリーの下にある沢山の放送されている箱
「パパー。いっぱい!」
「そうだな。でも開けるなよ」
「なんでぇ?」
「他の奴らの物の可能性も有るからな」
「ひなのはー!」
「あるあるちゃんと有るから」
パパの執務室に行くと
「りゅうくんだ!」
「どうかしたのか」
「昨日陽葵にと銀とこれを」
そう渡されたのは下にあった箱と同じ形をしていて
「ありがとー」
「構わん」
芥川くんから箱を貰ってパパに部屋に入ると
「悪いな。芥川」
「いえ。僕よりも銀の方がよく陽葵の事を見ている」
「お前だって見てくれているじゃねーか」
「パパー!」
「んだよ?」
「あけてもいいー?」
「あぁ」
箱を開けると、可愛らしい靴が入っていて
「わぁっありがとう。りゅうくん!」
「善かったな」
「うん」
「其れと、下のツリーのもとに立原たちからは置いてあるということ」
「そうか」
「パパ!これはきたい!」
「明日な」
「いまーー!」
「明日だっつったろ」
「いまなのー!」
濃いピンクのブーツをはかせてもらったあたしはご満悦で
「ったく。その我儘は誰に似たんだよ」
「あの方ではないのですか」
「アイツ?アイツはこんな我儘な女じゃねぇ。ただしコイツを置いて逃げ出している時点であり得ねぇか」
「まぁ、首領が訊いたら発狂しそうですね」
「だろうな」
「大方、青鯖にも似てんだよ」
「太宰さん…ですか」
「あぁ。あいつも同じくらいの娘が居んだろ」
「らしいですね。真逆結婚までしているなんて思いもしませんでしたが」
「本当だぜ」
「パパ?だざいさんってだぁれ?」
「お前に会わせるつもりはねぇよ」
「えー。ひなもあってみたいのにぃ」
「その内、会えんだろ」