クリスマス
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パパと一緒に来た大きなビル街。
「~~♪~~♪」
「嬉しそうだな」
「うん!」
中に入れば見知った顔がいっぱいだ
「おはようございます。中也さん」
「おう」
パパはこの組織でも忙しい人だって聞いた事がある
今日だってそうだ来てすぐにあたしの手を離したパパはすぐに執務室に入って行ってしまった
「陽葵」
「パパとあそびたい…」
そうあたしが言うのは毎度の事だ。
あたしのママはもういないって聞いた。ママが組織を裏切ったからあたしにも藍二は来れないって
暫くすると黒服の人たちを引き連れて部屋から出てきたパパは
「んじゃ行って来る。その間陽葵は此処で留守番な」
「はーい」
あたしの後ろには、パパが頼んだのであろう保護者兼子守組の樋口ちゃんと広津さん。道造君だ
「
と、早々に逃げられてしまっている
ポートマフィアの本部入り口までパパに抱っこをしてもらいながら行くと裏社会組織には似つかわしくないデカい樹が1本
「パパ」
「ん?」
「あれ、なぁに?」
指さしたデカい樹は何も装飾されていなくて
「アレはだな。モ…」
も?
「中原幹部。そろそろお時間です」
「あぁ」
「じゃ、行って来るな」
「いってらっしゃい…」
「お気をつけて」
そう言われたパパは其の儘車に乗って仕事に行ってしまった
「ひなも、たまにはパパといっしょにいきたい」
「そうだろうな」
しょんぼりしていても目線はあの樹に会って
「そう言えば陽葵はあの樹が気になっていたな」
「うん」
「アレはな。モミの木と言って」
モミの木?
「飾りつけをしたら陽葵も見たことある者に変身するぞ」
「ひなもみたことある?」
「あぁ。ついこの間中也さんとみて来ただろ」
「パパと?」
「あぁ」
最下級構成員たちがせっせと飾り道具を運んできている中
「ひなもあれ、やりたい」
「どうするよ?じーさん」
「この中に居れば大丈夫だろう。陽葵や立原と一緒にしてくるといい」
「俺かよ!?」
「いこー」
道造君の手を掴むと
「はいはい」
モミの木の前で止まったあたしと道造君
「おっきー」
「そうだな」
飾りつけを始めて数分
「キラキラー」
「おやおや」
「可愛いのぅ」
「お疲れ様です。首領、尾崎幹部」
「よいよい。お主らこそ陽葵の子守大変じゃろうに」
「いや。それは」
「なぁに。中也君が出て行ってからずっとここで立原と飾り付けをしている」
「おや。中也君の執務室に行かなかったのかい」
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