ハロウィン
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「中也。心陽と喧嘩したと聞いたんだけれど?」
「喧嘩にもなりゃしねぇだろ」
「へぇ」
抱えられたと思ったら
「中也。此れ」
「何だこれ」
「心陽が今日探偵社で貰ったお菓子たち。と外套」
「そうかよ。と言うよりも起きてんな心陽」
「だろうねぇ」
「「え?」」
「起きてるんですか」
なんて驚いている人たち
「コイツはそうやすやすと知らねぇ場所では寝ねえよ」
ぎゅーっと中也君の服を握りしめると
「で?なんで君が心陽の護衛なのさ」
「そんなの俺が知りてぇよ。黒蜥蜴でも芥川でもダメで何で俺に振られたのかなんざさっぱりだ
でもまぁ。此奴が少しでも気晴らしで来たんだったら其れで良いんじゃねぇかってよ首領が」
「そうかい」
「んじゃ、世話んなったな。探偵社」
「バイバーイ!」
探偵社の皆に手を振ると、手を振り返してくれた皆
「ちゅうやくん!きょうたのしかったよ」
「そうかよ」
車に乗せられたあたしは助手席で。ポートマフィアに帰って来たころには外はすでに夜になっていた
「首領。中原です」
「入って良いよ」
ドアを開けると中也君と同時に中に入る
「お帰り心陽。探偵社は楽しかったかい?」
「うん!たのしかった!」
「そうかい。それなら良かった。中也君もご苦労様だったね」
「いえ。其れと首領」
「なんだい?」
「来週心陽と出かける約束をしまして」
「おや。そうだったのかい。気を付けて行って来るといい。心陽も中也君と出かけるときは嬉しそうだからねぇ」
「ありがとうございます」
翌週、中也君との出かける前日に見事に風邪を引いたあたしは
「此れは無理だねぇ。諦めてくれるかい?心陽」
39.0℃の高熱。
「諦めろ。また別の機会で連れて行ってやる」
「いくのぉ…」
「無理だよぉ」
「無理だな」
パパと行くと約束をした中也君に止められたあたしは
「あーあ…」
奥の部屋に鍵をかけて寝台に潜り込んだ