ハロウィン
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「なんか、随分と懐かれているようなので」
「まぁ懐かれていて当然だね。心陽は5歳。3歳の時まで一緒にいたからね。其れにこの子は森さんの実の娘だよ」
「「はい!?」」
更に大きな声にびっくりして治君の服を手一杯にしがみ付くと
「心陽ちゃ…ん。流石の私でも、其れは苦しいのだよ」
「あ…」
パっと手を離すと
「ごめんなさい…」
「いいのだよ。ポートマフィアにはここまで大きい声を出す人たちがいないからびっくりしただけだろう?」
「うん…」
「そうなんですね」
下におろしてくれた治君はあたしの着ていた外套を脱がせてくれて
「おや」
「あら」
「え…」
「「「可愛い」」」
治君の足にしがみつくと
「大丈夫。ポートマフィアよりもよっぽど安全だよ」
それでもしがみ付いているあたしに
「昨日向こうでしてきたんだろ?ここでも其れをしたらいいものをきっと、くれるよ。
先程大声を出して心陽を怖がらせたあの国木田君がね」
「何故、俺が」
「ほんとう!?」
「本当だよ」
治君の顔を見上げた後
「トリックオアトリート」
「か…」
か?
「か…っわいい~ですわ!」
昨日と同じ籠の中に昨日以上にお菓子を入れられた籠の中は既にいっぱいだ
当然、国木田君も籠の中にお菓子を入れてくれて
「ありがとうございます!」
「どういたしまして」
パパが籠の中に入れてくれていたお菓子をかごから出して1人ずつ配ると
「あら」
「良く用意したねぇ」
「どういう事ですの?」
「宝月堂はね。有名なパティシエのつくっている洋菓子店なのだよ。然もここは朝から並ぶと有名なところでね。ポートマフィアが昔からご用達しているのだよ」
「へぇ…」
「おさむくんも!」
「おや。ありがとう。では私からも渡さなくてはいけないね」
「??」
治君がくれたのは
「わぁっ」
デカいバケツに沢山のお菓子が入った奴だ
「心陽ちゃんってこんな反応も出来るんですね」
「こはるこれすき!」
「知って居るよ」
「ありがとうございます!」
「どういたしまして」
治君のソファーに座って貰ったお菓子を食べて気持ち良く
「よぉ。探偵社」
思いっきり入ってきた男、中原中也に警戒をしたのだ
「手前ぇらに何かをする気はねぇよ。心陽は」
「其処のソファーで転寝しているよ」
って言う声が聞こえていた