ハロウィン
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上に上がって来ると
「おや。随分と可愛い格好をしておるのぉ」
「とりっくおあとりーと!」
「おや今日だったかえ。やると言っていたのは」
「うん!」
「では
「わぁい」
紅葉さんと一緒に部屋に行くと本当にお菓子がいっぱい置いてあって
「茶を用意するとするかの」
そう言って、紅茶を用意してくれた姐様と一緒にティータイムをして過ごした後
「そろそろかの」
「そろそろ?」
「アヤツがしびれを切らすじゃろ」
「??」
「心陽や。中也にはあったのかえ?」
「まだ」
「そうじゃろうな。さて私は此処で待ってるがゆえ、先に中也に会ってくるとええ」
「まっててくれる?」
「無論じゃ。可愛い心陽を待てん私でない事知っておるじゃろ」
「うん!」
紅葉さんの部屋を出て中也君の執務室に行くと
「何だ。来たのか」
書類とにらめっこをしていて、然もタバコ迄吸っている中也君を見るのはレアだ
「トリックオアトリート」
「まだ、やってたのかよ」
椅子から動いてくれる気配のない中也君
「トリックオアトリート!」
「ねぇよ」
そう中也君に言われて
「とりっくおあとりーとぉ…」
「だから…」
中也君があたしの方を見てぎょっとした顔をしていて
「姐さんと食べるんだろーが」
「たべる…」
「明日は」
「たんていしゃ…」
「じゃ、俺からは無くてもいいだろうが」
「だめなのぉ!!」
廊下では、ヒソヒソと話している声が聞こえて来ていて
「そんなに食えねーだろうが」
「いいもん。ぱぱたちにいってやる!」
中也君の執務室を出ようとしたときだった
「わーったよ。これな」
そう言ってあたしの目の前に何かの紙をくれた中也君
「これなぁに?」
「あけりゃ、分かる」
そう言われて開けると
「あ…!」
あたしがテレビを見て行きたいと言っていたスイーツ食べ放題のお店のチケット
「いいの!?」
「あぁ。だけど今日と明日食べるから来週な」
「うん!」
チケットを取り上げると
「俺が持っておく。お前無くしそうだしな」
なんて言われてしまった
「はーい」
「んじゃ、姐さん
「いってきまーす!」
紅葉さんの部屋に戻ると、お茶を飲んで待ってくれていた紅葉さん
「お帰り。随分と嬉しそうじゃの。心陽や」
「うん!あのね!」
先ほどの事を話すと
「其れはまた。鴎外殿よりも過保護じゃの」
「かほご?」
「心配のしすぎじゃ。ということじゃよ」
「そっか!」