ハロウィン
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10月30日
首領の部屋には赤ずきんの格好をしているあたしの姿があって持っている籠の中には有名な洋菓子店のお菓子を入れてある
「パパー」
「本部とはいえ気を付けるのだよ?今日は中也君も護衛は出来ないからねぇ」
「はーい」
中也君の護衛を無しにしてもらったのは中也君の所にもこれを持って行く予定だからでパパには前もってお願いをしておいたのだ
「おやおや。これはこれは可愛らしいお嬢さんではないかね」
「とりっくおあとりーと!」
「ではこれをあげよう」
そう籠に入れてくれたのはお菓子ではないけれど、あたしが好きなジュースを入れてくれた広津さん
「ありがとう」
「気を付けるのだぞ」
「はーい」
その後も銀ちゃんやら立原君。龍之介君にと構成員には次々合うのに未だに幹部の元へたどり着けてはいない
地下牢まで歩いてくると
「なんだ。来たのか」
そう言って来たのは
「ゔぇるくん?」
「他に誰がいる」
「ふぇ…」
「泣いても何もでないと知って居るだろう。それに今日はいつもと恰好が違うな」
「はろうぃん」
「そう言う事か。では、トリックオアトリート」
そう、先に言われてしまったのだ。籠に入っているお菓子を渡すと
ヴェルレエヌ君と一緒にお菓子を食べていて
「そろそろ上に上がれ。心陽」
「なんでぇ?」
「中也も首領たちもお前がいないとなれば総出で探しに出る羽目になるぞ」
「はーい」
階段を上っているときに
「あれは母親に似たのだろうな」
なんて言葉は聞こえなかったことにしておこう