喧嘩
お名前をどうぞ
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「織田作…さん…?」
「何故、こ奴らを知って居るのだ!この小娘は」
「国木田君。彼女はポートマフィアの5大幹部で彩伽の兄の中原中也の恋人なのだよ」
「何!?」
「当然。此処にいる私たちとも顔も知って居るが
彼女は私の部下の1人だったのだよ」
「!?」
「で?何でお兄ちゃんと一緒にいないわけ?
梓紗が単独任務なんてお兄ちゃんがさせるわけないでしょ」
「朱里。彩伽」
「「何?」」
「この写真の女性に見覚えは」
「「無いわね」」
「この人が如何かしたの?」
「梓紗の中也の所からの家出の理由なのだよ」
「あらら」
「誰に渡されたの?」
「銀ちゃん」
眼鏡の男の人以外はこの名前で
あぁ。と言った顔だ
「なら、芥川にも」
「知らないって言われた」
「あちゃー」
「龍君でも知らないのかぁ」
此れはしばらく帰らないわね。お兄ちゃんの所には。
そう言った彩伽さんは
「朱里。どうする?私たちと同じ部屋でもいいかしら」
「そうね。お兄ちゃんと同じ部屋なんて危険すぎるもの」
「な!?」
「どういうことだ」
「だって、お兄ちゃんよ?
お兄ちゃんの嫌いな中也の恋人よ?
中也に嫌がらせをするには十分な人材でしょ」
「む…っ」
「そうねぇ。鏡花と姐さんに連絡すれば
女子会でも出来るかしら」
「あら。いいわねぇ。その中に銀も入れましょ」
「良いわねぇ。ということで梓紗は私たちが預かるわね」
あたしをグイグイ引っ張る朱里さんと彩伽さんは
直ぐに携帯を開いていて
「あ、姐さん。実は――」
なんて何かを話していると
黒塗りの車が目の前に止まって
ガチャと開く前に、バンと自ら開けて出て来たのは
「全く…心配をかけるのは得意じゃの。梓紗や」
「こ…紅葉…サマ…」
「「姐さん」」
「お主らも元気そうじゃの。鏡花は元気かえ」
「元気ですよ。探偵社で、楽しそうにしています」
「其れは何よりじゃ」