子供
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2人で本部に戻って来ると
「パパー!あれ?ママもいっしょ?」
「ただいま」
「おかえりなさーい」
今の今まで遊んで居たのだろう汗びっしゃりになっている唯愛の姿があって
「随分と遊んでもらったようだな」
「うん!りゅーくんにぐるぐるしてもらった!」
「悪食か」
「そうね」
「唯愛。フロ入って来い」
「えー」
「風邪ひくぞ?あの木偶と明後日出掛けんだろ」
「はぁい。いっちゃん!いっしょにいこ」
「はい」
樋口ちゃんと一緒にお風呂に入りに行った唯愛
「随分と懐いたみたいだな。樋口と会うのは初めてだっただろ」
「まぁね。一般人とまちがえられた」
「だろうな。抜けさせられたのが1年前。アイツが入ってきたのはお前が抜けた直後だしな」
アハハ…そりゃ、知るわけがないか
車から荷物を降ろすと
「また、随分と買い込んで来たな」
「此れから必要になって来るしね。中也も忙しくなるだろうから、いてくれるうちに買っておこうと思ったのとあの子の洋服も一緒にね」
「成程な」
「だが、早くいかなければあの子は裸で出てくると思うのだが」
「樋口ちゃんがいて?」
「アヤツでは面倒を見きれないだろう」
かもしれない
「お風呂場に行って来る」
「頼むな」
「えぇ」
お風呂場に行くと、洗ってもらったであろう唯愛の姿があって
「ママー!あらってもらった!」
「良かったね。樋口ちゃんもありがとう」
「いえ」
着替えをさせると
「かわいい?」
「そうね。可愛いわ」
「可愛いですよ」
「ぱぱのところにいくー」
「広津さんには見せてあげないの?」
「じーじのところにもいくのー」
あ、広津さんにも見せに行くのね?
「ママー?」
ドアの方まで歩いて行った唯愛はあたしを呼んで、はやくーと急かしてくる
「はいはい。樋口ちゃん。ゆっくりお風呂入っておいで」
「ですが」
「あの子の面倒を見て貰ったお礼」
「ありがとうございます」
お風呂の入り口に、使用中の看板を付け唯愛と一緒に行くと
「あ」
「おや。唯愛も一緒だったのかえ?随分と賑やかじゃの」
「こんにちわ!」
「今日も愛のう。唯愛」
「ほんとう?」
「本当じゃ。中也の奴は仕事じゃろ?」
「今ちょっと前に帰ってきて荷物整理を」
「また買って帰って来たのかえ?」
「まぁ、いろいろと。明後日のこの子の着ていく服とかを」
「成程の。今日の服も可愛いがの。あの
「流石に人の娘迄守備範囲には入れないでしょうけれど」
「どうかの。アヤツの守備範囲がのぉ」
12歳以下だったけ。確か首領の守備範囲は
「ママ?」
「ごめんごめん。行こっか」
「うん」
「紅葉様。また今度」
「何時でも来るとよい。お主の居場所もまた、此処に有ると言う事忘れる出ないぞ」
「はい」
姐様から離れると、外でタバコを吸っている中也の姿
「お待たせ」
「おう」
下を見て来た中也はしゃがんで
「可愛いじゃねぇか」
「かわいい?」
「あぁ。可愛いさ。お前は何を着てても可愛い」
「やったぁ!」
ピョンピョンと、飛び跳ねている唯愛
「おや。随分と賑やかだと思ったら来ていたのかい?」
「お久しぶりです。首領」
「あぁ。君たちも元気そうで何よりだよ。にしても来ているのなら、私の所にも連れて来て欲しかったのだよ」
アハハ…
「にしても、随分と背が伸びたねぇ」
「ですよね」
「君たちのおかげなのかもしれないね」
え?
「あの時は顔色も悪かったし。誰にくっついていいのかも分かって居ない様子だったけれど
今はこうして色んな人間に懐いている。其れも幹部だけではない。下の構成員にまでもだもう一寸したら健康診断もしなくてはいけないね」
「?」
「首領。其れは」
「君たちもここでしているんだ。例外なく、あの子も此処でしてもらって構わないよ」